魔法少女にあこがれて ライフイーターズ   作:カッパサン

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ダウンロードしたマイクラにハマって、
遅れてしまいました。
更に、ストーリー内容を変えたのもそうです。
今後は更新遅れるかもしれません。
とりあえず、お待たせしました。
今回から敵、味方側にそれぞれ新キャラが出ます!
因みにバトルシーンも2つあります。
前半イメージBGMはFF7Rより闘う者達。
後半はFF10よりブリッツオフです。
終わりにマジアベーゼ達の強化された内容について簡単に載せておきます。
それではどうぞ!



水晶の魔術師…マジアクリスタ

 

 

 

 

 

マジアヴァイス、トレスマジア、エノルミータがドーム内で現れたマシンビーストの群れと戦ってる間…ドームの外では…………

 

 

 

 

「結界が張られたのはこの辺りみたいですが…」

 

 

 

 

白いマスコットキャラクターのヴァーツがトレスマジアの事が心配になってドーム前にやって来た。

 

 

 

 

 

 

 

ヴァーツ「この結界もライフイーターの仕業でしょうね…皆さん、大丈夫でしょうか…」

「君はトレスマジアの…」

ヴァーツ「?」

 

 

 

 

 

声をかけられ、声の聞こえた方へ振り向くと、赤い機械妖精のレッカがいた。

 

 

 

 

 

ヴァーツ「貴方はゴーマさんの…」

レッカ「機械妖精のレッカだよ。いつも弟のゴーマが世話になってるよ」

ヴァーツ「いえいえ、世話になったのはボクらの方ですよ!トレスマジアの皆さんをサポートしてくれてるので…」

レッカ「でも君が来てくれたお陰で保険が出来た」

ヴァーツ「保険?」

レッカ「とにかく、今は待とう。折角だし、トレスマジア誕生の話とか聞きたいけどいいかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

代わってマジアヴァイスは、単独で地下の資材倉庫へとたどり着く。

 

中はとても広く、資材等の物はコンテナ内にあり、2段ずつ詰まれている。

 

通路はトラックが入るほどの幅があり、各通路毎に番号が書いてある。

 

 

 

ヴァイスは歩いて周りを見ながらマシンビーストの姿を探す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すると………突然何かのエンジンが吹く音が響いて聞こえた。

 

 

 

 

ヴァイス「!?」

 

 

 

 

すぐ危機感を感じ、左へ跳んで避ける。

 

するとヴァイスがいた通路にタービンの付いた4本足の戦車が通っていった。

 

正確には足に内蔵されたタイヤとフロントの下に付いたタイヤを合わせた5輪高速戦車と言うべきか。

 

その変わった戦車にヴァイスはなんなのか分かった。

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「マシンビースト…!」

「おお?魔法少女かと思ったらハンターじゃんか」

 

 

 

 

 

 

天井から男性の声が響き、その正体が天井から現れ、戦車のマシンビーストの上に降りた。

 

真紅のコートを羽織った赤髪の男はヴァイスと目が合った。

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「真紅のコート…三爪のタイガーファング…!」

ファング「俺の名を知ってるか…俺も有名になったな」

ヴァイス「ふざけないで!今まで多くの魔法少女達、悪の戦闘員、構成員達をさらっておいて、なに考えてるの!」

ファング「別に考えてねえよ。勘違いしてるようだが、捕獲担当はイーグリッドの配下の役目。俺は強い奴と戦いたいだけ」

ヴァイス「……」

ファング「今まで俺に立ち向かった魔法少女達と戦闘員達は弱くて話にならなかった…だがお前は違う…」

ヴァイス「?」

ファング「お前はハンターなのに魔法少女以上の力を持っている。そしてマシンビーストを二体倒してきた。これほどの相手、他にいないからな。だから…」

 

 

 

 

 

 

ファングは腰の後ろに付けたメカメカしさのある片手斧を右手で取り…

 

 

 

 

 

 

 

ファング「差しで勝負しようぜ!勿論その間はマシンビースト…マッハスピーダーと小型機は止めておいてやる。どうするマジアヴァイス!」

 

 

 

 

 

 

と、片手斧をヴァイスに向けて勝負を申し込むファング。

 

好戦的な性格の相手は嘘を言わない。

 

ヴァイスはそう考え、アズールソードを右手に生成し、相手の勝負を申し入れる。

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「分かったよ。受けて立つ!」

ファング「それでいい!じゃあ行くぜ!!」

 

 

 

 

 

ファングが先に仕掛けるようこちらに向かってきた。

 

そして片手斧で攻撃してきた。

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「サルファシールド!」

 

 

 

 

 

 

すぐさま左手で円形の黄色い光の盾で斧を受け流す。

 

 

サルファシールド。

 

マジアサルファが防御に回る際に使ってる技の1つであり、今回ヴァイスがサルファの戦い方を見てラーニングし、使えるようになったのだ。

 

 

しかし片手斧で攻撃したファングの一撃でヴァイスの光の盾にヒビが入った。

 

 

 

 

 

ヴァイス(くっ、受け流してもこの威力…!)

 

 

 

 

 

ヴァイスはファングから距離を取る。

 

 

 

 

 

 

ファング「バリアを破壊できなかったか…やるな」

ヴァイス(ソードの強度じゃすぐに破壊される…それなら!)

 

 

 

 

 

ヴァイスはアズールソードからマゼンタスピアに取り換え、構え直す。

 

ヴァイスのラーニング能力で使えるようになった技は、オリジナルより性能が劣るため、メインで使うには使いにくさが目立つ。

 

しかしマゼンタスピアはアズールソードと比べて強度に優れており、ラーニング能力で生成した物でもその高い強度は活かされている。

 

 

 

 

 

 

ファング「武器を変えたか…それで勝てるかな?」

ヴァイス「………勝つ!」

 

 

 

 

 

 

ヴァイスが先に動き、右足を前に出した直後に足裏が光り、ファングの至近距離までダッシュした。

 

そしてそのままマゼンタスピアで突き刺す。

 

 

 

が、ファングが咄嗟に片手斧を盾にして右に受け流そうとするものの、ヴァイスの力で受け流せなかった。

 

 

 

 

 

 

 

ファング「やるじゃねぇか」

ヴァイス「今の受け流し、カウンター狙いね」

ファング「中々の洞察力だな。やはり俺の目に狂いはなかった。ならここは攻めにいかせて貰うぜ!」

 

 

 

 

 

と、ファングは一旦受け止めているマゼンタスピアを弾き、再び切りかかる。

 

ヴァイスも体勢を立て直してファングの片手斧を一振り、二振り、三振りと躱しつつ、突進からのマゼンタスピアの薙ぎで反撃を仕掛けるが、こちらもファングはバックステップで避けていく。

 

 

更にファングは手に持ってる片手斧をブーメランのようにヴァイスへ投げつける。

 

すぐさまヴァイスは横へ跳んで躱す。

 

 

が、そこへファングが近づき、拳で攻撃してきたが、ヴァイスは空いてる左手でサルファシールドを展開して真っ向から受け止める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしサルファシールドは少しずつヒビ割れていく。

 

 

 

 

 

 

ヴァイス(やはり警戒すべきは斧ではなく、ファング自身の力…!)

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイスの洞察力で、相手のスペックが大体分かってきた。

 

ファングの攻撃はどれも威力が高く、真っ向から攻撃を受け止めるのはほぼ危険。

 

サルファシールドを張らず、攻撃を受ければ例え防御が優れたハンタースーツを着たヴァイスでも大ダメージは免れないだろう。

 

 

 

 

 

ヴァイスはすぐにサルファシールドを解除すると同時に横へ跳んで距離を取る。

 

 

 

と、そこへファングが飛ばした片手斧がこちらに向かって飛んできた。

 

咄嗟にスピアを地面に突き、その反動で高く跳び、飛んでくる斧を避けた。

 

 

 

そしてファングは飛んできた斧を右手でキャッチした。

 

ヴァイスもファングから距離を置きつつ着地する。

 

 

 

 

 

 

 

ファング「この戦法で全ての相手はやられていった…それをお前は初見で防ぐか…中々楽しめそうだな」

ヴァイス「何故ライフイーター側にいるの?ただ戦うことが目的で、悪いことが目的じゃないならどうして…」

 

 

 

 

 

ヴァイスの疑問にファングは答える。

 

 

 

 

 

 

 

ファング「元々俺は悪の組織の1人だった。強い奴と戦えると喜びに満ちた俺はただ毎晩自らの体を鍛えていった。けど、ある日俺が情けなく調子を崩した事があった。折角の晴れ舞台に出られなかったのがとても悔しかった。しかも所属していた組織は敵視してる魔法少女達と、乱入してきた2人組の魔法少女によって壊滅した」

ヴァイス(2人組!?)

 

 

 

 

 

ファングの話でヴァイスは2人組という言葉に反応した。

 

 

 

 

 

ファング「結局俺は壊滅に追い込んだ魔法少女達と戦うこと無く、平和で何も無い日々が過ぎていった…けど俺に転機が訪れたかのように、ライフイーターの1人がやって来た。この組織なら壊滅の心配は無いし、沢山の強敵に会えるとな。俺は迷うことなくライフイーターに入り、三爪の1人となった。それから俺は多くの魔法少女達や悪の組織の者達を相手にしてきたが、どいつも弱すぎた…だが俺がいた組織を壊滅させた2人組の魔法少女は別格だった。勝負の結果…あと一歩の所で逃げられてしまった…」

ヴァイス(逃げた……!?)

ファング「俺は決心した。いつかその2人の魔法少女を倒そうとな…!」

ヴァイス「でも、どうしてライフイーターに?利用されてるとも知らずに…」

ファング「それは俺には関係のねぇ事だ。使われようが利用されようが、強い奴と戦えればそれでいい」

 

 

 

 

 

ファングはただ純粋に相手と戦いたいだけらしい。

 

しかもファングが連れたマシンビーストには連れの小型機こそいるが、全てバイク型である。

 

上で戦ったウサギ、蜘蛛、テントウムシといった生物系のモノは一体もいない。

 

その疑問にヴァイスは1つの答えを見つける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、そこへ………

 

 

 

 

 

「別の誰かがいる……という事ですね」

 

 

 

 

 

隣のコンテナの上にマジアベーゼとレオパルト、ネロアリスが現れた。

 

 

 

 

 

ヴァイス「エノルミータ!」

ベーゼ「タイガーファングと言いましたね。貴方は卑怯な事をするような相手じゃない…私達が遭遇したウサギ、蜘蛛、テントウムシの小型機はそれぞれ生き物で、蜘蛛は拘束系の攻撃を得意とする。しかし貴方の連れてる小型機は全て乗り物をモチーフにした機体で純粋な攻撃型。ではあの小型機はなんなのか…」

 

 

 

 

 

 

 

ベーゼはそこから1つの答えを述べた。

 

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「それは他の者が連れてきた機体」

ファング「何?」

ヴァイス(ベーゼも気付いていたんだ…でも待って、他の者がいるって事は…まさか…!)

ファング「テントウムシと蜘蛛だと…アイツかよ…!」

 

 

 

 

 

ファングは誰なのかわかった。

 

 

遅れてトレスマジアの3人も反対のコンテナの上に現れた。

 

 

 

 

 

 

マゼンタ「ヴァイス、お待たせ!」

アズール「そこにいる男、三爪の1人?」

サルファ「どっちでもええやろ?敵のようやし、さっさと片付けるさかい」

 

 

 

 

 

 

3人は武器を構えるが…

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「トレスマジア!早くゴーマの元へ向かって!」

マゼンタ「え!?」

 

 

 

 

 

 

ヴァイスは確信した。

 

もう一人の敵の狙いはかなた。

 

敵はかなたの血筋である環家の魔力を利用するためにかなたをさらう事である。

 

しかし今はゴーマと一緒にいるため、小型機ぐらいならなんとかなるが、ファングのいうアイツは三爪の1人の可能性が高い以上、孤立は極めて危険だ。

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「恐らく三爪の最後の1人がそのゴーマが守ってる民間人を狙っているはずです。急いで向かった方が良いですよ」

アズール「最後の1人!?」

 

 

 

 

 

ベーゼの言葉で確信に変わった今、今すぐかなたの元へ向かうべきである。

 

ヴァイスは行きたいが、三爪の一人であるタイガーファングを野放しには出来ない。

 

連れている大型マシンビーストも警戒すべきである。

 

ヴァイスとベーゼはトレスマジアに向かわせるよう呼び掛けたのだ。

 

 

 

 

 

 

サルファ「そいつはどうするんや?」

ヴァイス「私が引き受ける!急いで!」

ベーゼ「私達はヴァイスに加勢しましょう。マシンビーストもいますし…;」

レオ「そういう事だから、早く行けよ」

アリス「ん!」

 

 

 

 

ヴァイスはエノルミータと一緒にファングの相手を務めるようである。

 

ベーゼ、レオパルト、アリスは既に戦闘態勢に入っていた。

 

ここは任せられるとマゼンタは確信した。

 

 

 

 

 

 

マゼンタ「ヴァイス、無理はしないでね。みんな、行こう!」

アズール「ええ。あの子が心配だわ」

サルファ「頼むのは尺やけど…エノルミータ!ヴァイスの事は任せたかんな!」

 

 

 

 

 

そう言ってトレスマジアの3人はかなた達の元へ向かうためにこの場を去る。

 

そしてエノルミータの3人がヴァイスの元へ降りる。

 

 

 

 

 

 

 

ファング「今度はエノルミータも相手か…面白くなりそうだな」

ベーゼ「さて、ファングさんでしたでしょうか?捕獲に協力してないとはいえ、敵であることに変わりありません。覚悟は出来てますよね?」

 

 

 

 

 

 

と、フルスタ・ドミネイトを左手に叩く素振りを素振りをする。

しかしファングは…

 

 

 

 

 

 

ファング「ふっふっふっふっふっ…面白い…まとめてかかって…!?」

 

 

 

 

 

 

ファングがヴァイス、エノルミータの3人を相手にする次の瞬間…突然ファングが止めていた戦車型のマシンビーストが突如動き始め、ヴァイス達に向かって走ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「動き出した!?」

ベーゼ「ファングさん、貴方ですか…?」

ヴァイス「いや、これは別の…」

ファング「マッハスピーダーが勝手に動いてる!?アイツの仕業か…!」

レオ「へっ、どっちにしろ、ぶっ飛ばせば一緒だ!!」

 

 

 

 

 

と、レオパルトがケルベロスを前に走ってくるマッハスピーダーと呼ばれたマシンビーストに向けて単発の魔法弾を数発程発射した。

 

しかし攻撃に気付いたのかマッハスピーダーは右に滑るように移動し、弾を避けた。

 

 

 

 

 

レオ「ちっ!」

ベーゼ「あのサイズで早い…!」

アリス「ん!」

 

 

 

 

 

 

すかさずアリスが武装したぬいぐるみを巨大化させ、マッハスピーダーを真っ向から両手で前足を受け止めた。

 

ノワールが作っただけあって、普通のぬいぐるみには無い強化フレームが内部に入ってるため、強度はかなりのもの。

 

 

 

 

 

 

レオ「ナイス、アリス!」

ベーゼ「レオちゃん、動けない今のうちに攻撃を仕掛けよう…メナス・ヴァルナー!!」

レオ「ならコイツの出番だな!」

 

 

 

 

 

 

ベーゼはフルスタ・ドミネイトによる魔力の衝撃波、レオパルトはケルベロスのグレネード弾を発射して、マッハスピーダーを後ろから攻撃した。

 

マッハスピーダーは回避しようにも、ネロアリスの人形によって取り押さえられている。

 

回避はほぼ不可能である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし…

 

 

 

 

マッハスピーダーはなんと前足を取り外し、その場から離脱したのだ。

 

このままではネロアリスに攻撃が当たる。

 

しかし、突然の出来事にネロアリスは回避の対応が間に合わない。

 

 

 

 

 

 

アリス「!?」

レオ「やば!?」

ベーゼ「アリスちゃん!」

 

 

 

 

 

 

そこへ、ヴァイスがヴァイスバレットでナパーム弾を一発で爆発させ、メナス・ヴァルナーを数発当てて、なんとか相殺した。

 

 

 

 

 

ヴァイス「大丈夫!?」

ベーゼ「マジアヴァイス…!」

レオ「おい、助けてくれと頼んだ覚えはねえぞ」

ヴァイス「知ってるよ。私が助けたかったから助けた。ただそれだけ」

レオ「は?」

ベーゼ「とはいえ、助けてくれたことに感謝しますよ(うわー!マジアヴァイスに助けられたー!)」

ヴァイス「どういたしまして」

 

 

 

 

 

 

ベーゼ達の援護を済ませ、ファングの方へ目を向ける。

 

 

 

 

 

ヴァイス「さて、仕切り直しと行くよ」

ファング「……………いや、いい」

 

 

 

 

 

 

さっきまでテンションが高かったファングが大人しくなり、片手斧をしまった。

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「?」

ファング「アイツのせいでやる気が失せた。俺は帰らせてもらう」

ヴァイス「帰らせてもらうって、それって一体…」

ファング「そのままの意味だ。次に来るときは誰も邪魔されず、1対1で決着を付けてやる!小型機とマッハスピーダーの処分は好きにしろ」

 

 

 

 

 

そう言ってファングは跳びあがり、暗闇の中へと消えていった。

 

追いかけようにも気配まで消えたため、追跡は不可能である。

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「ヴァイス、そちらからマシンビーストが来ますよ」

ヴァイス「!」

 

 

 

 

 

 

 

ベーゼの呼びかけに気付き、直ぐに前方を見てマゼンタスピアを構えるヴァイス。

 

こちらを引く程のスピードを出しており、まともに受ければ大怪我では済まされない。

 

ダッシュ能力が向上したとはいえ、コンテナがぎっしりある倉庫の中では狭すぎて中々生かせない。

 

 

 

 

 

 

ヴァイスはマゼンタスピアを地面に叩き、バネの反動で跳びあがり、マッハスピーダーの突進をかわした。

 

そしてマッハスピーダーの真後ろに着地し、左手でヴァイスバレットを撃ちだし、マッハスピーダーの後ろのボックスに攻撃した。

 

するとボックスが破壊され、エンジンらしき物が露わになった。

 

 

 

 

 

ヴァイス(あれはエンジン…?)

 

 

 

 

 

 

攻撃されたマッハスピーダーは左右のタイヤを別々に回転と逆回転させてヴァイスの方へとバックターンした。

 

再び走ろうとするマッハスピーダーだが、突然縄らしき物に縛られて動けなくなった。

 

 

 

 

 

ヴァイス「!?」

ベーゼ「次は逃がしませんよ…」

 

 

 

 

 

駆けつけたベーゼが途中で見つけた作業用の縄をフルスタ・ドミネイトで魔物化させ、マッハスピーダーの捕獲を優先したのだ。

 

 

 

 

 

ヴァイス「後ろのエンジンを破壊して!」

ベーゼ「エンジン…レオちゃん、アリスちゃん!」

レオ「オッケー!!」

アリス「!!」

 

 

 

 

 

 

ヴァイスのアドバイスを聞いたベーゼはレオパルト、ネロアリスに攻撃の合図を送り、2人はケルベロスのグレネード弾と、ぬいぐるみの特大BB弾を発射した。

 

 

 

魔力で強化された特大BB弾でエンジンがヘコんでいき、グレネード弾による爆風でエンジンはバラバラになった。

 

 

 

 

 

レオ「よっしゃ!これで奴は木偶の坊だ!」

ベーゼ「まだだよレオちゃん、マシンビーストはこれで終わるはずがない!」

ヴァイス「警戒して!姿が変わる!」

 

 

 

 

 

前に立ったヴァイスの呼びかけに合わせ、ベーゼ達も身構える。

 

エンジンを破壊されたマッハスピーダーは紅い光に包まれ、タンクに残ってる魔力を消費して姿を変えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光が晴れると、本体に2本の腕とペダル、前のタイヤは大きくなっていた。

 

その姿に4人は……

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「………え?」

ベーゼ「………………三輪車…だよね?」

レオ「弱くなってんじゃん」

アリス「……」

 

 

 

 

 

3人が困惑する中、アリスはあきれ顔になっていた。

 

 

 

しかしみんなが期待外れだと思う事すら裏切られる行動をマッハスピーダーは行ったのだ。

 

マッハスピーダーは両腕でペダルを漕いだ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかも凄い早さで。

 

 

 

 

 

ヴァイス「!?散開して!!」

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイスの呼びかけに気が付き、最初の時より早いスピードで走るマッハスピーダーにベーゼ達は左右に散開して避けた。

 

 

 

 

 

 

レオ「ちょ、なんだよあれ!?三輪車になった途端更に早くなるとかおかしいだろ!!」

ヴァイス「人は外見で判断しちゃだめたね」

ベーゼ「あれは人じゃないですよ…」

アリス「ん…」

 

 

 

 

 

 

ベーゼのツッコミはともあれ、今は更にスピードが早くなったマッハスピーダーをなんとかしなくてはならない。

 

 

 

 

が…

 

 

 

 

 

 

 

突如前方から取り巻きであるバイク型の小型機がこちらに襲いかかる。

 

 

 

 

 

 

レオ「おい、あいつらもかよ!」

ヴァイス「まとめて片付け…」

ベーゼ「いえ、その必要はありませんよ」

 

 

 

 

 

ベーゼがヴァイスの側に降りて、フルスタ・ドミネイトで迫り来る小型機の一体を叩いた。

 

 

 

 

 

するとその小型機は変化し、別の姿をした魔物のバイクとなった。

 

残った3体はその場から逃げた。

 

 

 

 

 

ヴァイス「魔物化させた…!」

ベーゼ「乗っていいですよ?回避手段はあった方が良いでしょうし」

ヴァイス「ありがとう。使わせてもらうね!」

 

 

 

 

 

ヴァイスは魔物化したバイクに乗って、まずは取り巻き小型機を追いかけた。

 

一方、後ろから追いかけてきたヴァイスに気付いた3体の小型機はこちらに向けてターンし、そのままぶつかりに来た。

 

 

 

 

 

しかしこれはヴァイスの想定内。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「今の私なら…これくらい…!」

 

 

 

 

 

 

なんとヴァイスは右手に持ったマゼンタスピアに黄色い光の刃を生成したのだ。

 

その外見はカッターナイフのような刃に似た大剣である。

 

刃の方も鋭くなっている。

 

普通なら片手で持てるような大きさの剣ではない。

 

だが彼女はハンター。

 

 

魔力による身体強化で、大きめの物を扱えるのは造作も無いのだ。

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「その名も、トレスブリンガー!」

ベーゼ「な!?」

レオ「うえっ!!?」

 

 

 

 

 

ヴァイスは左手でハンドルを操作しながら右手に持ったトレスブリンガーと呼んだ黄色い光の剣で3体の小型機を次々と一刀両断していった。

 

 

 

 

 

 

ベーゼ(す、凄い!トレスマジアの武器や技を合わせるなんて、本当にマジアヴァイスは驚きが隠せないなー!!)

ヴァイス(よし、この切れ味と強度なら…!)

 

 

 

 

 

 

感動にふけているベーゼとは裏腹に、ヴァイスは魔力探知でマッハスピーダーの魔力を捉え、左に曲がった。

 

するとマッハスピーダーのペダルを抑えて踏ん張っている人形に乗ったネロアリスの姿が見えた。

 

 

 

 

 

ヴァイス「見つけた!」

 

 

 

 

 

 

ヴァイスはマッハスピーダーに狙いを定め、バイクのハンドルのアクセルを回し、そのまま突撃した。

 

 

 

 

 

レオ「おい!またパーツを外して逃げるぞ!」

ベーゼ「大丈夫、ヴァイスは分かってるよ」

 

 

 

 

 

ヴァイスとマッハスピーダーとの距離が縮まっていく。

 

 

 

 

 

と、ヴァイスに気付いたマッハスピーダーはペダルを分離させ、その巨体で高く跳んだ。

 

 

 

 

 

しかしこれもヴァイスの想定内。

 

 

その前にヴァイスはバイクからジャンプし、両手で構えたトレスブリンガーでマッハスピーダーを中心部に突き刺した。

 

そして先程乗っていたバイクの上に乗り、マッハスピーダーの背後に回った。

 

 

 

 

突き刺されたマッハスピーダーは小さな爆発を何度も起こして、動かなくなった。

 

その時に吹っ飛んだハート型のトランスアイテムがヴァイスの左手の上に落ちた。

 

最後に乗っていたバイクの魔物はフルスタ・ドミネイトの効果が切れ、元の小型機に戻ったが、本体のマッハスピーダーがやられたことで小型機は動かなくなっていた。

 

動くと厄介な為、剣で残りの小型機を処理した。

 

 

 

 

ヴァイス「これで良し!」

ベーゼ「終わったみたいですね」

 

 

 

 

 

 

マッハスピーダーが動かなくなった事を確認するとマジアベーゼ、レオパルト、ネロアリスがヴァイスの元へ来た。

 

 

 

 

 

レオ「そんな大きな剣を片手で振り回すとか、ゴリラかオマエは」

ヴァイス「身体強化すればこれくらい誰だって出来ると思うんだけど…」

ベーゼ「いくら私達でもそこまでは無理ですよ…」

 

 

 

 

 

 

ヴァイスの身体強化は例え魔法少女や悪の組織の者でも出来るレベルでは無いと、ベーゼは述べた。

 

 

マシンビーストを片付けた所で、残りはかなたを狙う最後の三爪の1人。

 

今からから来た道を戻るのは遅い…

 

ここは挟み撃ちをねらうためにトラックの出入り口から出るのがベストと言えよう。

 

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「残りの敵を倒すのでしたら、引き続き私達も手伝いますよ?」

ヴァイス「いいの?」

ベーゼ「言ったはずです。ライフイーターもまた、私達の敵だと…目的が同じならば、ここは連携をとるのがベストと言えるはずです」

レオ「ベーゼちゃんの敵はアタシの敵だからな」

アリス「ん!」

 

 

 

 

 

エノルミータの3人も引き続き協力する気である。

 

 

 

 

 

ヴァイス「分かった。挟み撃ちの為に私が先に先行するよ」

ベーゼ「ええ。また後で…」

ヴァイス「うん!」

 

 

 

 

 

 

ヴァイスはダッシュ能力を使って、一足先にトラック出入り口へと向かった。

 

 

と、ここでベーゼはヴァイスによって破壊されたバラバラのマッハスピーダーを見て、ニヤリと笑みを浮かべた。

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「これは…使えますね…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方かなたとゴーマは安全な休憩室の中で大人しく待っていた。

 

 

 

 

 

 

 

かなた「はるか達は…大丈夫かな…」

ゴーマ「3人とも魔力調整を済ませた後だ。マシンビーストには絶対負けねぇ。それに、そろそろお前にも戦って貰うからな」

かなた「僕が…戦う?」

ゴーマ「その為に温存しておいたんだ。コイツをな」

 

 

 

 

 

ゴーマは後ろに向くと、後ろのカバーが開いた。

 

 

中には円形状の金具が付いた球体の宝石があった。

 

 

 

 

 

 

かなた「これは?」

ゴーマ「ハンターになれるトランスアイテムだ。特に強化されたやつのな」

 

 

 

 

 

かなたはトランスアイテムを手に取った。

 

 

 

 

 

 

ゴーマ「魔力調整が出来るお前は潜在能力が高い。初めて出会った頃は無理だったが、今のお前なら大丈夫だ」

かなた「これで僕も…」

ゴーマ「万が一の事がある。まずは変身を済ませておけ」

かなた「うん!」

 

 

 

 

 

戦う決意をし、アイテムを掲げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、何かのビームがアイテムを撃ち抜いた。

 

撃ち抜かれたアイテムはそのまま床に落ちた。

 

 

 

 

 

かなた「!?」

ゴーマ「何ー!!?」

「駄目ねぇ…非戦闘員なら非戦闘員らしく大人しくしてればいいのよ?」

 

 

 

 

 

 

ドアの前に現れたのは、黒と緑のボンデージにジャケットを羽織った緑髪の女性だった。

 

そして後ろには尻尾に似せた五枚のプレートをぶら下げていた。

 

 

 

 

 

ゴーマ「げ!?シャドーフォックス!!」

フォックス「げとは失礼ね。機械風情が…」

かなた「貴女も…三爪の…!」

フォックス「そう。ライフイーターの三爪が1人…鬼狐のシャドーフォックス。初めまして、環家の人間」

かなた「!」

 

 

 

 

 

かなたはシャドーフォックスが環家の名を口にした瞬間に警戒し始める。

 

 

 

 

 

 

 

フォックス「警戒しても無駄よ。トランスアイテムが壊れた以上、貴方に戦う術はない。無駄な足掻きは辞めて大人しく捕まりなさい」

 

 

 

 

 

 

フォックスが1歩と歩く度にかなたは少しずつ下がっていく。

 

後ろから先には非常口がある。

 

 

隙を作ってこの場から逃げるか…

 

この場から出来るだけ時間を稼いでトレスマジアの合流を待つか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、ここで謎の煙幕が、周囲を包み込む。

 

 

 

 

 

 

 

フォックス「な、なんだこれは!?」

かなた「煙幕?」

「君、こっちだ!」

かなた「!?」

ゴーマ「この声は…かなた、付いてこい!」

かなた「わ、分かった!」

 

 

 

 

 

 

ゴーマと一緒にかなたは非常口へと向かった。

 

 

 

 

 

 

フォックス「くっ、逃がすか!」

 

 

 

 

 

 

 

煙を振り払い、かなた達の後を追うフォックスだが、途中で電気の壁に阻まれた。

 

 

 

 

 

 

 

フォックス「電磁バリア!?小癪な真似を…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

非常口を通り、ドームの外へ出たかなたとゴーマ。

 

今は出来るだけ足止めを受けてるフォックスから離れなくてはならない為、安全な所へ走っていた。

 

 

 

 

 

 

かなた「電気のバリア?」

ゴーマ「万が一のためのトラップ装置だ。けど長くは持たねぇ…今のうちに手を打たないとな…お?」

 

 

 

 

 

 

 

と、話してる内に2人は目の前に見える2つの影を見つけた。

 

1つはゴーマに似た円形状の機械妖精。

 

もう一つは垂れかかった袖のような手の白い猫に似たマスコットキャラクターである。

 

 

 

 

 

 

かなた「ヴァーツ!と…もう一人?は?」

ゴーマ「レッカのアニキ。機械妖精の兄弟機だ」

レッカ「初めましてだね。よろしく、かなた君」

かなた「は、初めまして…」

ヴァーツ「レッカさんがかなたさん達の反応を見つけて非常口から煙幕を巻いたんです」

かなた「そうだったんだ、ありがとうレッカ」

ゴーマ「悪いがアニキ、急いで手伝ってくれねえか?シャドーフォックスに壊されたアイテムを直さなきゃいけねぇんだ」

 

 

 

 

 

この場を切り抜けるにはかなたを戦えるようにする事だが、肝心のトランスアイテムはフォックスによって壊されている。

 

 

 

 

 

レッカ「分かってるよ。けど直すには時間がかかるぞ?」

ゴーマ「だかよ、これ以外に戦う術はねえぞ?」

レッカ「そこで保険の出番だ」

かなた「保険?」

ヴァーツ「かなたさん、こちらを使ってください」

 

 

 

 

 

と、ヴァーツはハート型のトランスアイテムを取り出した。

 

 

 

 

 

かなた「魔法少女のトランスアイテム?」

ゴーマ「おいヴァーツ、かなたは男だぞ。女装しろってのか?」

ヴァーツ「いえいえ、ちゃんとその辺の対応は済ませてありますので」

ゴーマ「対応ってなんのだ!?」

レッカ「対応って…え?」

かなた「何も無いよりはマシだし、やるよ」

 

 

 

 

 

 

 

かなたは迷い無くヴァーツからトランスアイテムを受け取った。

 

 

 

 

 

ゴーマ「おいかなた、いいのかよ!」

かなた「それでもやるしかないよ」

レッカ「なんかイヤな予感がするんだけど…」

ヴァーツ「変身の言葉は知ってますよね?」

かなた「うん。行くよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

かなたは右手に持ったハート型のトランスアイテムを掲げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かなた「トランスマジア!」

 

 

 

 

 

変身の呪文を唱えたかなたの体が光に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

そして光が晴れると…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マゼンタ達と同じ魔法少女服姿のかなたの姿が現れた。

 

いや、髪はロングヘアーに、顔立ちは女の子に近いモノになっていたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

ゴーマ「ぶーーーーーー!!?」

レッカ「ぶーーーーーー!!?」

 

 

 

 

 

2体は吹いた。

 

機械だから吐きはしないが、普通の人なら吐くほどのインパクトがあった。

 

 

 

 

 

 

ヴァーツ「アイテムに女体化の機能を入れたんです。これなら問題なく魔法少女らしさを…げぼ!?」

ゴーマ「アホかぁーーーーーーーー!!!!!」

 

 

 

 

 

 

余計な機能を入れたヴァーツをド突き倒すゴーマ。

 

 

 

 

 

 

ゴーマ「何余計なことしてんだよー!!」

かなた「こ…これが……私の姿…!」

レッカ「なんか口調も女の子になってる!!?保険を間違えたかな…」

 

 

 

 

 

 

口調まで女の子になってかなた本人も驚いていた。

 

だがそれ以上に衝撃を受けたのはゴーマとレッカである。

 

 

 

 

 

ヴァーツ「認識阻害の魔法がかかってるとはいえ、口調が男性のままだと違和感がありますので言語変換の魔法を足しておきました」

ゴーマ「余計なもん加えんじゃねぇー!!もうこうなりゃ仕方ねえ!かなた、じっとしてろ!」

かなた「え?」

 

 

 

 

 

ゴーマはかなたの胸にあるアイテムに触れると、再び光に包まれた。

 

 

 

 

 

ヴァーツ「な、なにをしてるんですか!?」

ゴーマ「アイテムの機能を再調整してるんだよ。こんな状態で戦わせられるか!」

 

 

 

 

 

と、かなたを包む光は10秒程で収まり、現れたのは半ズボンとコートを着た長髪のかなたの姿だった。

 

長い髪はゴムで結んでおり、足はシューズを履いていた。

 

 

 

 

 

 

かなた「こ、この姿は…!」

ゴーマ「ハンターのトランスアイテムに入れておいたお前のために作った戦闘服だ。調整の際にそれをそのトランスアイテムに入れたんだ。言語は戻したが、性別はそのままだ。だから出来るだけ外見はボーイッシュな感じにしてみた」

かなた「確かに、これなら違和感ないかも」

レッカ「ゴーマ、ナイス」

ヴァーツ「困りますよ!それではスポンサー的には…」

ゴーマ「どーでもいいわー!!!」

レッカ「!?もう喚いてる暇は無いぞ…来た!」

 

 

 

 

 

 

レッカの呼び掛けにみんなは前を見る。

 

 

そこにはかなたをさらいにやって来たシャドーフォックスの姿が。

 

 

 

 

 

 

 

フォックス「やってくれたわね機械妖精…何やら知らない子もいるね…誰なの?」

 

 

 

 

 

 

 

フォックスは変身したかなたを本人と認識していない。

 

早速認識阻害の魔法が働いてるようである。

 

 

 

 

 

フォックスが変身したかなたに誰なのかと問いかけ、かなたは答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かなた「僕の名は………マジアクリスタ……魔法戦士マジアクリスタだ!」

 

 

 

 

 

 

かなた改め、マジアクリスタが自ら名乗り上げた。

 

 

 

 

 

 

レッカ「マジア…クリスタ…!」

ヴァーツ「魔法戦士…!」

ゴーマ「新戦力のお披露目だぜ!」

フォックス「魔法戦士だと?あたしも舐められた物だな。そんな即席で勝てると思っているのか!」

 

 

 

 

 

 

と、フォックスはブレード型の武器をクリスタに向けて投げた。

 

 

 

 

 

 

しかし、突然現れた黄色い結晶によって弾き返された。

 

その大きさはサッカーボール並であった。

 

 

 

 

 

フォックス「何!?」

クリスタ「クリスタルビット…これが僕の武器だ!」

 

 

 

 

 

 

そう言ってクリスタは右手を掲げ、自身の周りに同じ結晶を3つ呼び出し、合計4つのクリスタルビッドの色を白に変える。

 

 

 

 

 

 

クリスタ「クリスタルレイ!!」

 

 

 

 

 

 

クリスタが上げた右手をフォックスの方へ下ろすと、4つのクリスタルがフォックスに向けて魔力弾をそれぞれ連続で撃ち出した。

 

 

 

 

 

 

フォックス「そのような弾幕!」

 

 

 

 

 

 

フォックスは放たれた魔力弾の弾幕を体を捻りながら全てかわしつつ、クリスタに接近する。

 

クリスタの射撃精度は悪いわけではないが、相手はあの三爪の一人。

 

これぐらいの弾幕をかわせるのは造作もないと、言ったところか。

 

 

このままではフォックスに反撃を許す形になる。

 

しかしこれはクリスタの予測通り。

 

なんとクリスタルビットの1機が地面に魔力弾を放ち、砂煙を起こしたのだ。

 

 

 

 

 

 

フォックス「くっ、目眩ましのつもりか…!?」

 

 

 

 

 

 

煙が晴れた瞬間、桃色の尖った光の刃がフォックスの至近距離から飛んできた。

 

いや、クリスタが中世ファンタジーに出て来そうな立派な装飾が施された桃色の槍を左手で持って突撃してきたのだ。

 

 

 

 

 

フォックス「!?」

クリスタ「マゼンタストライカー!」

 

 

 

 

 

クリスタの桃色の光の槍がフォックスを突き飛ばす。

 

 

飛ばされたフォックスは近くの木にぶつかった。

 

 

 

 

 

 

ヴァーツ「凄い!これなら…」

レッカ「いや、咄嗟に相手はバリアを張っていた。今のじゃ浅い」

ゴーマ「ああ。それにかなた…いや、マジアクリスタはそれくらい分かってるからな」

 

 

 

 

 

 

 

 

レッカの言う通り、フォックスは先程の一撃を受ける直前にバリアを張ってダメージを最小限に抑えた。

 

しかし受けたダメージは小さくなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

フォックス「調子に乗るなよ、ガキが!」

 

 

 

 

 

 

立ち上がったフォックスが尻尾の5枚のプレートを広げ、5本のレーザーを真上に発射した。

 

そしてそのレーザーはクリスタに向けて軌道を変えて向かってきた。

 

 

 

 

 

 

クリスタ(あれはトランスアイテムを壊したビーム…こっちを狙ってきてる…!)

 

 

 

 

 

 

咄嗟に後ろへ跳び、降り注ぐレーザーを躱した。

 

 

 

 

 

 

フォックス「このシャドーフォックスの五尾光(ごびこう)から逃げられるかしら?」

 

 

 

 

 

続けて5枚のプレート…通称五尾光からレーザーを発射し、逃げるクリスタに次々と降り注いでいく。

 

対しクリスタは魔法戦士になったことで強化された身体能力で、降り注ぐレーザーを慎重に避けていく。

 

 

しかしただ逃げている訳ではない。

 

フォックスは気付いていなかった。

 

後ろから氷の円形の刃を纏った青い結晶が襲い掛かってきたのだ。

 

 

 

 

 

 

フォックス「!?」

 

 

 

 

 

 

フォックスは後ろから来た氷の刃に気付き、ジャンプして躱した。

 

同時にレーザーも止んだ。

 

 

そして青い結晶はクリスタの下へと戻り、色も元の白へと変わった。

 

 

 

 

 

 

クリスタ(攻撃が止んだ…動いたから?)

 

 

 

 

 

 

先程の五尾光は動いている時は使えない事に気付いたクリスタ。

 

 

 

 

 

 

クリスタ「それなら…クリスタルスプレッド!」

 

 

 

 

 

今度は4つのクリスタルビットを四方に向けて無数の魔力弾をばら撒いてきた。

 

 

 

 

 

 

フォックス「小癪な!」

 

 

 

 

 

 

必死に避けるフォックスだが弾の数が多く、数発は被弾してしまう。

 

 

クリスタルスプレッドは一発の威力こそ低いが、弾の数が多く、ほとんど命中すれば大きな痛手になる。

 

そしてシャドーフォックスの使う五尾光は強力だが、見た限りその場で止まってなければならない制約がある。

 

その為回避に徹しているフォックスは先程の五尾光を使っていない。

 

 

 

 

クリスタは距離を維持しつつ、このままクリスタルスプレッドで押し切ろうとした。

 

 

 

 

 

 

ヴァーツ「凄い弾幕ですね。ですがあれだけの弾を撃ったら魔力が…」

ゴーマ「その心配も要らねぇ。アイツは環家の人間で初期魔力量が高い。更には周囲の残存した魔力まで取り込んで消費した魔力を少しでも和らげている」

ヴァーツ「そんな芸当、今までの魔法少女…最強のプリマ・ツインズですら出来ませんでしたよ!」

ゴーマ「かなたはここ最近トレスマジアの戦いの動画を見て戦い方を研究してたからな………主にマジアマゼンタの動画を多く見てたしな」

クリスタ「人のプライバシーを他者に言わないで!」

 

 

 

 

 

遠くからクリスタがゴーマに対し文句を言う。

 

 

 

 

 

 

 

フォックス(ちっ、ここは場所を変えるか…!)

 

 

 

 

 

 

流石に防戦一方な状況のフォックスは、駐車場へと逃げる。

 

 

 

 

 

 

ヴァーツ「駐車場へ逃げましたよ!」

レッカ「あっちはもうほとんどの車が駐車してる…さっきのばらまき弾じゃ相性が悪い!」

ゴーマ「五尾光とかいう武器を使うには絶好の場所だな。どうするクリスタ?」

クリスタ「行くよ。あのビームの武器はこの距離でも狙える。このまま接近して近接戦に持ち込む!」

 

 

 

 

 

 

そう言ってクリスタは先程使った槍…マゼンタストライカーを呼び出し、駐車場へ向かう。

 

 

 

 

駐車場に入ったクリスタ。

 

そこへ頭上から無数のレーザーが襲ってきたが、冷静に対処し、躱す。

 

 

 

 

 

 

フォックス「ハハハハハ…ここならあの弾幕は撃てまい。そして私の五尾光の絶好の場所でもある!」

 

 

 

 

 

 

フォックスが五尾光を連射し、クリスタはそれを躱していくが、沢山の車が止まってる駐車場内では思うように動けず、何発かは腕や肩を擦ってしまう。

 

 

フォックスの放つ五尾光は頭上に放った後、そのまま標的に向かって上から下へ曲がるため、車の多い場所でも邪魔にならない。

 

対しクリスタのクリスタルレイ、クリスタルスプレッドは直線に飛ぶ攻撃で、障害物の多い場所には不向きである。

 

 

 

今の状況はシャドーフォックスが有利と言える…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はずだった。

 

 

 

 

なんとトラックの後ろから攻撃していたフォックスに、突然2つの黄色い結晶が襲い掛かってきたのだ。

 

 

 

 

 

フォックス「な!?」

 

 

 

 

 

咄嗟に気付いたフォックスは体当たりしてくる2つの黄色い結晶をバックステップで避けるが、避けた先にクリスタがマゼンタストライカーを構えて飛び込んできた。

 

 

 

 

 

 

フォックス「ちっ!」

クリスタ「はあああ!!!」

 

 

 

 

 

 

すぐにフォックスは五尾光のプレートの1枚を右手で取り外し、そのままクリスタの槍を受け止める。

 

 

 

 

 

 

フォックス「今まで多くの魔法少女、悪の組織を相手にしてきたが、お前は別格のようね」

 

 

 

 

 

 

 

フォックスはそのままクリスタを弾き返し、武器と武器による叩き合いに入った。

 

 

一方、ゴーマ、レッカ、ヴァーツも駐車場の外にやって来た。

 

 

 

 

 

 

ヴァーツ「なんて互角の戦い…!」

ゴーマ「…おかしい…アイツ何か誘ってるぞ?」

 

 

 

 

 

クリスタとフォックスの互角に見える戦いに釘付けされるも、ゴーマは違和感を感じた。

 

と、レッカは何かを察知した。

 

 

 

 

 

 

 

レッカ「これはマシンビーストの反応…クリスタの近くにいる!?」

ゴーマ「クリスタ!すぐにその場から離れろ!」

クリスタ「え…うわっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

ゴーマの呼び掛けに気付くが既に遅く、クリスタは突然右手が何かに縛られた感覚を受け、槍を落としてしまった。

 

後ろを見ると、ダークグリーンのボディの大きめのカメレオン型のマシンビーストが姿を現し、口から飛び出した長い舌にクリスタの右手が巻き付けられていた。

 

 

 

 

 

 

 

ゴーマ「まだいたのかよ!」

ヴァーツ「卑怯ですよ!!一対一の戦いに仲間を使うなんて…!」

フォックス「卑怯?バカじゃないの?今ここは戦場なのよ?正々堂々のルールなんて無いのよ」

 

 

 

 

 

 

 

と、ヴァーツに正論を言って、フォックスはカメレオンのマシンビーストに捕まって動けないクリスタにゆっくり近付く。

 

クリスタは必死で縛られている右手を力ずくで振り解こうとするが、中々取れない。

 

 

 

 

 

フォックス「どうやらあの水晶は右手を封じられると使えないみたいね」

クリスタ「くっ…!」

 

 

 

 

 

 

弱点を突かれ、戦う術を封じられたクリスタに焦りの表情が出て来た。

 

 

 

 

 

 

 

ヴァーツ「不味いです!早く助けないと…!」

ゴーマ「そうしたいのは山々なんだが…」

レッカ「こっちもこっちで不味いかもね」

 

 

 

 

 

ヴァーツ達の周囲にもクモの小型機が沢山いた。

 

助けに行くのは無理である。

 

絶体絶命である。

 

 

 

 

 

 

 

 

フォックス「さあて、散々手間取らせたお礼として…どう痛めつけようかしら?」

 

 

 

 

 

 

あくまのような笑みをしながらフォックスはクリスタのそばまで近付く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヴァイスバレット…ハイブラスター!!」

 

 

 

 

 

突然、大きな白の魔力弾がフォックス目掛けて飛んできた。

 

 

 

 

 

 

 

フォックス「な!?」

 

 

 

 

 

 

その弾速の速さと、動きにくい車の配置によりフォックスは上手く回避が出来ず、直撃を受けて駐車場の外へと飛ばされた。

 

 

 

 

 

 

クリスタ「あれはヴァイスの魔力弾…!」

 

 

 

 

 

と思ってる所で、拘束されてる右手が解放された。

 

いつの間にかマジアヴァイスがアズールソードでカメレオンのマシンビーストを斬り倒していた。

 

 

 

ヴァーツ達の周囲にいる小型機達は既にヴァイスによって駆除されていた。

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「大丈夫?」

クリスタ「うん、助かったよヴァイス」

ヴァイス「え?私名前教えた?」

フォックス「このあたしに痛手を負わせるなんて、お前から先に痛めつけようか!?」

 

 

 

 

 

 

 

と、2人は戻ってきたフォックスに気付き、気を引き締める。

 

そしてフォックスはやられたお返しに五尾光の発動を行うが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「痛めつける?…それは私達の専売特許ですよ…!」

フォックス「!?」

 

 

 

 

 

今度は紫色の衝撃波がフォックスを捕らえるが、フォックスはそれを跳んで躱した。

 

衝撃波が放たれた方向を見ると、先端が十字星の乗馬鞭…フルスタ・ドミネイトを右手に構えたマジアベーゼの姿があった。

 

先程の衝撃波はマジアベーゼの放ったメナス・ヴァルナーだった。

 

後ろにはレオパルト、ネロアリスが付いてきていた。

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「私達エノルミータを差し置いて悪事を働くなど、おこがましいですよ?」

レオ「そこのおばさんよ、ベーゼちゃんに逆らわない方が身のためだぜ?」

フォックス「おば!?エノルミータ、何故悪の組織が我らに牙を向く?」

ベーゼ「愚問ですね。私は貴女方ライフイーターが気に入らないんですよ。そもそも貴女方のやり方は気品が無い。見てて反吐が出ますよ」

フォックス「言ってくれるわね…その口…いつまで言えるかしらね!」

 

 

 

 

 

 

フォックスは指パッチンの合図で大勢の小型機を呼び寄せた。

 

その小型機は全てアリを模した姿になっており、数はなんと130体。

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァーツ「まだこんなに…!」

ゴーマ「かなりの数だな…」

フォックス「戦いは数!圧倒的物量で追い詰める!戦いの基本だ!」

 

 

 

 

 

 

余裕ぶるフォックスだが、ベーゼは笑っていた。

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「確かに理にかなってるようで理に叶ってませんね。数も大事ですけど…私達の戦いは…質ですよ」

 

 

 

 

 

 

そう言うと、ベーゼ達の後ろから紫色のマシンが跳びだし、群がるアリの小型機の群れを引き倒していった。

 

 

 

 

 

 

 

フォックス「その機体は!?」

ベーゼ「貴女達が使っていたマシンビーストをこちらの力で支配させて貰いました。しっかりと有効活用させて頂きますよ」

 

 

 

 

 

 

現れた大型機の正体はタイガーファングの連れてきたマシンビースト…マッハスピーダーだった物。

 

それをベーゼはフルスタ・ドミネイトで変化させ、こちらの手駒として利用したのだ。

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「さあ、このエノルライダーを止められるものなら止めて見せてください…!」

フォックス「舐めたマネを…」

 

 

 

 

 

 

その様子を見たゴーマ、レッカも…

 

 

 

 

 

ゴーマ「マシンビーストを味方に付けるとか、マジアベーゼヤバくねぇか?」

レッカ「こっちもそろそろ来たみたいだよ」

ヴァーツ「はい。トレスマジアの皆さまも来ました!」

 

 

 

 

 

 

 

ヴァーツの言う通り、トレスマジアの三人も駆けつけてきた。

 

 

 

 

 

 

 

マゼンタ「何このアリの数!」

アズール「エノルミータとヴァイスも戦ってるね」

サルファ「見たことのない魔法少女?な子とマシンビーストっぽいのもいるみたいやけど、どないすん?」

 

 

 

 

 

サルファに言われるも、マゼンタのやること決まっており、右手に持ったマゼンタランスを構え直す。

 

 

 

 

 

 

マゼンタ「まずはヴァイスと一緒に戦ってる子を助けるよ!」

アズール「そう言うと思ってたわ」

サルファ「ようやくコイツの扱いに慣れてきたし、仕上げとしてコイツらをぶっ潰したるさかい!」

 

 

 

 

 

 

アズールブレードを持つアズールと、サルファグローブを纏い、ファイティングポーズを取るサルファ。

 

 

 

 

 

 

マゼンタ「じゃあ2人とも、行くよ!」

 

 

 

 

 

 

マゼンタの号令に合わせ、トレスマジアの3人はヴァイスの元へ向かう。

 

 

 

しかし数体の小型機がトレスマジアに気付き、標的を変えて襲ってきた。

 

 

 

 

 

 

マゼンタ「そこを退いて!マゼンタフラッシュ!!」

 

 

 

 

 

マゼンタはランスに溜めた魔力を解放し、光の結界による範囲攻撃で最初の群れをまとめて破壊する。

 

その後ろから更に数体の小型機の群れが来た。

 

 

 

 

 

アズール「ここは私が、アズールダガー!」

 

 

 

 

 

 

今度はアズールが前に出て、周囲に生成した無数の氷のナイフを一斉に飛ばし、前方の小型機達に命中させ凍らせ、そのまま後ろにいる小型機達を巻き込んで凍らせていった。

 

しかし凍らせきれなかった小型機達が前に出て、更に横からも群れでやって来た。

 

 

 

 

 

サルファ「こういうのはウチの出番やな…サルファスパーク!!」

 

 

 

 

 

サルファがアズールの前に立って両手の間に電撃球を作り出し、それを前に放つと同時に無数の電撃が広範囲にばら撒かれ、周りの小型機達をまとめて破壊していく。

 

 

 

 

 

 

一方ヴァイスとクリスタの方は、いつの間にかアリの小型機達に周囲を包囲されていた。

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「マジアクリスタ、行ける?」

クリスタ「勿論だよ」

ヴァイス「なら、後ろはお願いね!」

 

 

 

 

 

 

人差し指を前に向け、光の弾丸を撃つ気のマジアヴァイス。

 

 

 

 

 

 

クリスタ「任せて!」

 

 

 

 

 

 

右手を前に伸ばし、クリスタルビットを展開するマジアクリスタ。

 

 

 

アリの小型機達が一斉に襲いかかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、ヴァイスとクリスタの敵ではない。

 

 

 

ヴァイスバレットとクリスタルレイの弾幕が小型機達が攻撃する前に早く放たれ、次々とやられていったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

2人「はああああああ!!!!」

 

 

 

 

 

気合いの入った2人の攻撃で小型機達の数は減っていく。

 

それでも小型機達はヴァイスとクリスタを攻撃するために前進を止めない。

 

しかし2人の攻撃は激しくて攻撃する余裕がなく、小型機達はやられていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、ここで上空から5本のビームが降り注ぐ。

 

 

 

 

 

 

クリスタ「ヴァイス!」

ヴァイス「ええ!」

 

 

 

 

 

 

 

2人はマゼンタスピア、マゼンタストライカーを手に持ち、降り注ぐビームを早業で弾き返した。

 

1発目をヴァイス、2発目をクリスタ、3発目をまたヴァイス、4発目を続けてクリスタ、そして5発目は2人同時に行い、空の彼方へと飛ばしたのだ。

 

 

 

 

これにはフォックスも…

 

 

 

 

 

 

フォックス「全部弾き返しただと!?」

レオ「よそ見してんじゃねぇよ!」

アリス「ん!」

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイスとクリスタによって、五尾光を全て弾いた事に驚くフォックスの後ろからケルベロスを構えたレオパルトと、戦闘型ぬいぐるみに乗ったネロアリスが襲いかかる。

 

すぐに後ろへ後退したフォックスは直後にビームガンでレオパルト達を狙おうとするが、再びメナス・ヴァルナーがフォックスに向けて来たため、攻撃を一旦辞め、回避に専念したのだ。

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「私達の事は無視ですか?随分と余裕ですね」

フォックス「ちっ…」

 

 

 

 

 

 

ベーゼ率いるエノルミータを相手にしてる以上、他の相手を狙う余裕は無いと、フォックスは悟った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

代わってトレスマジアは、ヴァイスと合流した。

 

 

 

 

 

 

 

 

マゼンタ「ヴァイス!大丈夫?」

ヴァイス「平気だよ」

アズール「ところでそこの子は?魔法少女のようだけど…」

クリスタ「僕は魔法戦士マジアクリスタ。説明したいところだけど、今はこの場を…!」

サルファ「せやな。ならとっとと片付けんとな!」

 

 

 

 

 

 

 

5人は中央に集まり、残った小型機達を前にそれぞれの武器を向け、各個撃破していく。

 

この時点で小型機の数は残り10体くらい。

 

こちら側がやられる心配は無い。

 

そしてエノルライダーが相手にしている小型機達は全てやられており、今はベーゼ達と一緒にフォックスの相手を務めている。

 

 

 

 

状況がひっくり返された今、不利なのはフォックスの方である。

 

フォックスの武器は反撃の難しい高遠距離からの攻撃に特化しているが、これは一対一の勝負限定で、複数の敵を相手にするには相性が悪い。

 

その辺はマシンビーストに任せてるため、その弱点は目立ちにくい。

 

しかし今は数が減り、弱点が露わになってる。

 

 

今のフォックスにこの場を覆す術はもう無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そこまでだ」

 

 

 

 

 

 

 

突然鷲の小型機が空から現れ、ベーゼ達の攻撃を阻んできた。

 

 

 

 

 

 

 

レオ「コイツら…!」

ベーゼ「イーグリッドの連れの小型マシンビースト…!」

 

 

 

 

 

そしてフォックスの隣にイーグリッドが降りてきた。

 

 

 

 

 

フォックス「イーグリッド?」

イーグリッド「一旦引くぞ。もう戦力は残ってないんだろ?」

 

 

 

 

 

 

現れたイーグリッドはフォックスを助けにやって来たらしく、連れてきた小型機も少数のみ。

 

 

 

 

このまま戦闘に入っても勝ち目はないことは明白。

 

 

 

 

 

 

 

フォックス「…悔しいが…ここは引くとしよう」

 

 

 

 

 

 

フォックスは潔くこの場を退却する事を決意する。

 

腰の五尾光の裏に隠されたスラスターを出し、高く飛びながら一足先に戦闘領域から離脱する。

 

その姿を見たレオパルトとネロアリスは逃がさないかと武器をフォックスに向けるも、鷹の小型機からの機銃によって妨害された。

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「また貴方ですか…」

イーグリッド「三爪の一人を失う訳にいかないんでな」

 

 

 

 

 

 

 

取り巻きのアリの小型機達を全て倒したトレスマジア、マジアヴァイス、マジアクリスタ、ゴーマ、レッカ、ヴァーツも遅れてやって来た。

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「ベーゼ、みんな、怪我は無い?」

ベーゼ「来ましたか。問題ありませんよ」

アズール「イーグリッド!?」

イーグリッド「また会えたなマジアアズール。戦いたいところだが、また今度にさせてもらう。楽しみにしているぞ」

 

 

 

 

 

 

そう言ってイーグリッドはガルーダに似た大型マシンビーストに乗ってフォックスと共にこの場を去っていった。

 

残っていた鷹の小型機も同様に去っていった。

 

 

レオパルトは逃がさないかと武器を逃げるイーグリッドに向けるが、相手はもう遠くに逃げ切ってしまったため、武器を下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして周囲の結界が解け、夕日の空へと変わった。

 

人気のいない場所だったため周りに人はいない。

 

 

魔法少女、戦闘員、マジアヴァイスとマジアクリスタは武器を下ろした。

 

 

 

 

 

ヴァイス「ひとまずは終わったみたいだね」

マゼンタ「やったねヴァイス!」

 

 

 

 

 

 

突然マゼンタがヴァイスに抱きつく。

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「マゼンタ?」

マゼンタ「やっと一緒に戦えたって感じがして嬉しい!」

サルファ「最初に出会った頃は訳わからんかったやけどな」

アズール「でも今はこうしてみんなと一緒に戦えてる訳だし」

ヴァイス「協力ありがとう。みんな」

マゼンタ「当然だよ。私達は魔法少女なんだから」

サルファ「何はともあれ、これでヴァイスもウチらの仲間になったわけやし」

マゼンタ「あ、サルファ、それなんだけど…」

サルファ「ん?何や?」

アズール「実は…」

 

 

 

 

 

 

 

アズールがサルファにヴァイスの事を話してる内にヴァイスはクリスタの方へ向けた。

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「クリスタもありがとう」

クリスタ「助け合うのは当然だからね」

 

 

 

 

 

 

クリスタにお礼を言い、握手をした後、ヴァイスはベーゼ達の方へ体を向ける。

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「エノルミータ、今回もありがとう」

ベーゼ「…………貴女はもう少し、敵意を持った方がいいですよ」

ヴァイス「…」

ベーゼ「私達エノルミータは悪の組織。正義の味方とじゃれ合うなどあってはならない事です。今回は共通の敵が出たから協力したとの事。次に会うときは貴女達に牙を向く事になりますよ。マジアヴァイス、貴女も正義の魔法少女なら心得ておくべきです」

 

 

 

 

 

 

と、ヴァイスに忠告するベーゼ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「私、魔法少女じゃないし、正義の味方でもないよ?」

 

 

 

 

 

と、返答するヴァイス。

 

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「……………………………え?」

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイスの返答に思考が止まるベーゼ。

 

その様子を見て浮いているトレスマジア&マジアクリスタ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「いやいやいやいやいや!!!何言ってるんですか!?その格好で魔法少女じゃないって言われても説得力ありませんよ!」

ヴァイス「この格好は似せてるだけで魔法少女のものじゃないから」

ベーゼ「それでも貴女はもう少し正義のヒロインとしての矜持を…」

ヴァイス「大きな剣を振り回す金髪イケメンの主人公ならこう言う」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「興味ないね」

ベーゼ「いや、持ってくださいよ!!」

 

 

 

 

 

 

ツッコミをするほど取り乱すベーゼ。

 

マゼンタとクリスタは苦笑い、アズールはやれやれな表情をし、サルファは呆れていた。

 

 

 

 

 

 

 

と、そこへ…

 

 

 

 

 

 

 

レオ「ところで、トレスマジア…お前ら強くなるの早すぎだろ」

 

 

 

 

 

レオパルトがトレスマジアの急なパワーアップについて問いかけてきた。

 

 

 

 

 

 

マゼンタ「え?」

アリス「ん」

ベーゼ「確かに、私達はトランスアイテムを調整して強くなりましたが、貴女達のは違う。ライフイーターと遭遇した次の日からマゼンタ、アズール、そして今日はサルファと、順番に強くなってました。どんな方法を使ったのかは知りませんが、それは明日に…」

ゴーマ「クリスタとキスした」

 

 

 

 

 

 

と、ここでゴーマが現れ、ベーゼに説明した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3人「ちょちょちょっとー!!!??」

ベーゼ「……………今何と?」

 

 

 

 

 

 

トレスマジアの3人が顔を赤くして慌てて、ベーゼは気のせいなのかともう一回聞いてみる。

 

 

 

 

 

 

 

ゴーマ「キスだよ。キース。クリスタとキスをして魔力調整を施されて強くなったんだよ。あ、因みにクリスタはヴァーツのせいで女の姿になってんだけど変身前は男だからな」

レッカ「おい、ゴーマ…!」

ヴァーツ「なんかヒドい言われようですが…」

レオ「マジかよ」

アリス「………」

 

 

 

 

 

 

引くレオパルトと頬を赤くするネロアリス。

 

 

 

そしてマジアヴァイスとマジアベーゼは………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイス「…………………………それありかも」

ベーゼ「良くない!!!」

 

 

 

 

 

 

ヴァイスは認めるのに対し、ベーゼは反論した。

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「大体魔法少女というのは女の子友達で絆を深めてこそ輝けるもの!その相方に男性のサポートキャラなどもってのほか!」

ヴァイス「そんなことないよ。魔法少女だって恋は大事だよ?好きな子が新メンバーなのもあっていいと思うな」

ベーゼ「否!断じて否!魔法少女にラブコメなど愚の骨頂です!」

ヴァイス「好きな魔法少女達を守る主人公も悪くないよ」

 

 

 

 

 

 

と、口論してるヴァイスとベーゼの姿に一同は…

 

 

 

 

 

 

 

マゼンタ「何話してるんだろう?」

アズール「分からないけど、私達が入れそうな雰囲気じゃないね」

サルファ「アホくさ」

クリスタ「でもなんだか楽しそうだね」

サルファ「どう見たらそうなるんや?」

 

 

 

 

 

 

 

 

と述べている間に…

 

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「とにかくマジアクリスタ、貴女の事は認めませんが、我らを相手にするならば覚悟してください!」

レオ「じゃあな!」

アリス「ん」

 

 

 

 

 

 

そう言い残し、マジアベーゼは後ろに呼び出した闇のゲートの中へと入って去っていった。

 

レオパルトとネロアリス、エノルライダーも一緒に入って去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

この場に残ったのはトレスマジアとマジアヴァイス、ゴーマとレッカ、ヴァーツと、マジアクリスタのみであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サルファ「それでヴァイス、あんさんはほんまにこちらの仲間になってエノルミータと戦わないんか?」

ヴァイス「うん。私は正義の味方じゃないし悪の一員でもない。私の敵はライフイーターだからね」

レッカ「僕もそれらは受け止めてるからね」

ゴーマ「アニキはヴァイスのパートナーになったんだな」

レッカ「ライフイーターと戦う以外は基本別行動になるけどね」

ゴーマ「そうなるよな」

レッカ「三爪も動き始めたし、これから大変になるぞ?」

ゴーマ「望むところだぜ」

 

 

 

 

 

 

これからのライフイーターの行動に気を付ける2人である。

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァーツ「会うのは初めてでしたね。僕の名前はヴァーツ。トレスマジアのバックアップを担当しています。ライフイーターとの戦いでは協力お願いしますね?」

ヴァイス「もちろんだよ。よろしくね。ヴァー君」

ヴァーツ「ははは…そういえばヴァイスさんのアイテムには認識阻害の機能がかかってないんでしたね?後でレッカさんに認識阻害の魔法が乗った部品をお渡ししますので」

ヴァイス「ありがとう。是非お願い」

 

 

 

 

 

 

認識阻害の能力を得たことで、今後の活動も楽になるだろう。

 

 

 

 

 

 

アズール「ところでゴーマ…かなた君は何処に?」

マゼンタ「そうだよ!かなた君は大丈夫なの!?」

ゴーマ「何言ってるんだ?かなたならいるじゃないか。ほらクリスタ」

クリスタ「うん」

 

 

 

 

 

 

 

クリスタは変身を解き、環かなたの姿へと戻った。

 

 

 

 

 

 

 

マゼンタ「え!?」

アズール「な!?」

サルファ「は?」

かなた「改めて、マジアクリスタこと環かなただよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3人「ええええええええーーーーーーーーっ!!!!!!??」

ヴァイス「ああ…やっぱり」

ヴァーツ「やっぱりって、知ってたんですか?」

ヴァイス「1つはかなたの姿が見えない事、2つ目はゴーマって子はパートナーであるかなたを置いて行かない。これらをまとめると、かなたは別の姿になってる可能性がある。そして何より、かなたは左利き。槍を左手で持ってる時点で確証したよ」

ヴァーツ「凄い推理ですね。認識阻害があるのに…」

 

 

 

 

 

 

 

この後、マジアクリスタこと環かなたはトレスマジアのサブメンバーとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、マジアベーゼ達はナハトベースへと帰還した。

 

 

 

 

 

レオ「ベーゼちゃん、さっきまで不機嫌だったのに、急に笑い出してどうしたの?」

 

 

 

 

 

 

 

レオパルトは帰還したばかりのベーゼがクスクス笑ってるのに気付いた。

 

 

 

 

 

 

ベーゼ「なに、楽しみなんですよ…マジアクリスタをめちゃくちゃにする日が」

レオ「マジアクリスタ?アイツ男じゃん。それに嫌ってたし」

ベーゼ「確かに最初は反論しました。何処ぞの変身ヒロイン物でピンチの所を現れて助ける美形お助けキャラ。魔法少女にそれらを掛け合わせるなど邪道!しかもトレスマジアの3人とキスをしたという事実!そんなもの許されると思いますか?否!!魔法少女とは女の子同士で絆を深めて成長していく物!正に王道中の王道!!完成された料理に余計なスパイスは不要!!」

レオ「お…おう…」

ベーゼ「……………でも…マジアクリスタは、変身後の体は完全に女の子その物。冷静に考えたら女の子に変身する男の子も有りかと思ったんですよ。そしてああいうタイプの子はマジアヴァイスと違い、トレスマジアの仲間に入るはずです。とすれば次に会った時は必ずトレスマジアと一緒に現れるでしょう。ふっふっふっ…マジアクリスタ…彼…いや、彼女が私の攻めでどんな反応を見せてくれるのか、楽しみで仕方ありません!」

レオ「うわ、久しぶりクソヤバ女のベーゼちゃんを見たかも」

 

 

 

 

 

 

ヤバい笑顔になったベーゼに引くレオパルト。

 

ネロアリスは、今回の戦いで疲れたのか、ぐっすりと寝ていた。

 

 

 

 

 

 

と、そこへヴェナリータがやって来た。

 

 

 

 

 

 

ヴェナ「みんな、今回は凄い収穫だったね。まさか敵のマシンビーストを奪うなんてね」

 

 

 

 

 

 

ヴェナの横には、ベーゼによって変異したマシンビースト…エノルライダーが止まっていた。

 

 

まだベーゼの魔力が残っているのか、変異状態を維持していた。

 

 

 

 

 

 

ヴェナ「君達にとってこれは大きな戦力になるだろうし、後で僕がエノルライダーとして維持できるよう細工しておくよ」

レオ「ノワールは一緒じゃねぇのか?」

ヴェナ「ノワールは僕の代わりに他メンバーへの報告をしに行ってるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノワール「以上の3人がエノルミータの新メンバーにして、ライフイーターに対抗する戦力です」

 

 

 

 

 

 

 

 

ノワールは、とある部屋で5人の幹部達に巨大スクリーンにマジアベーゼ、レオパルト、ネロアリスがマシンビーストを相手にしている映像を流しながら今の状況を説明していた。

 

 

 

1人は緑のかかった焦げ茶色のツインテールの少女。

 

白い軍帽と十字星のピアス、青緑のタイトスカートとブーツに白い上着と黒いニーソックス、胸元には金色の十字星。

 

首元には黒い十字星の痣が3つ。

 

黒いビキニは胸を隠すには小さく、露出が広い。

 

 

 

 

 

 

「ねえ、なんでこの子達魔法少女達と一緒に戦ってるのよ?」

ノワール「ライフイーターはこれまで多くの魔法少女、悪の幹部を圧倒し捕らえてきた共通の敵です。協力するのは当然の摂理」

「バカかよ。そんな理由で協力とか、何考えてんだよ…」

 

 

 

 

 

 

エメラルドグリーンの髪のギザッ歯で少し悪そうな顔の少女が反論する。

 

緑色の上着みたいな衣装を羽織っており、横の露出が目立つ。

 

 

 

 

 

ノワール「君達はライフイーターについて分かっていない。メイデンルージュとエレガンスビルダー…2人とも君達と同じ星3つあるのにかかわらず、ライフイーターの戦力の1つ…マシンビーストにやられて捕まってしまっている。実力は君達と変わらないはずだ」

「変わるわよ。ロコをあの2人と一緒にしないで。ロコ達は沢山の魔法少女達を狩っていたのよ?対してあの2人は1度も狩っていない。しかも逆に捕まるなんて面汚しもいいとこだわ」

「そこまで言うか……」

ノワール「なるほど…ロードエノルメ様はどう解釈しますか?」

 

 

 

 

 

 

 

ノワールはロードエノルメと呼ぶ着物風の軍服を着た黒髪の女性に尋ねた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロード「…………ふっ…くだらんな。やられた者の事など知ったことか。我らが倒してきた魔法少女達はどれも敵ではなかった。ライフイーターも我の能力を持ってすれば容易い」

「悲しいです…」

 

 

 

 

 

 

 

露出が広いシスター服を着た紫髪の女性が悲しい顔で言う。

 

 

 

 

 

 

ノワール「なるほど…それがライフイーターに対する認識ですか…ならこうしましょう」

ロード「?」

ノワール「あの街には、マジアヴァイスというハンターがおります。彼女もライフイーターを相手にしています。そこで、ロコムジカとルベルブルーメにマジアヴァイスの相手をするというのはどうでしょう?」

 

 

 

 

 

 

そう言ってノワールは大型スクリーンにマジアヴァイスの姿が映った映像を皆に見せる。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロコ「あの子がマジアヴァイス?外見魔法少女なんだけど?」

ノワール「彼女は魔法少女ではなくハンター。本来ハンターは弱い部類に入るけど彼女だけは別格。油断すると返り討ちにされるから甘く見ない方がいいよ?」

ロコ「甘く見てるのはそっちでしょ?こんな奴、ロコにかかれば…」

ロード「いいだろう。ロコムジカとルベルブルーメにマジアヴァイスの討伐を命じよう」

ロコ「ロード様!?ロコは1人でも…」

ノワール「途中で最強枠のトレスマジア…三爪の1人を圧倒したマジアクリスタまで来たら流石の君でも返り討ちにされるよ」

 

 

 

 

 

 

 

ノワールの説得力のある説明にロコは言い返せなかった。

 

 

 

 

 

 

 

ロコ「くっ、分かったわよ!そのマジアヴァイスって子…ロコの前に跪かせてやるわ!」

ロード「失敗はゆるさんぞ?」

ロコ「お任せください、ロード様」

ルベル「…やれやれ」

ノワール(これでいい。今のところは問題ない…)

 

 

 

 

 

 

ノワールはロコとルベルの口喧嘩を見つつ、怪しげな笑みを浮かべた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

 

 

強化されたエノルミータの3人の特長

 

 

 

 

マジアベーゼ

 

全体的に基礎能力の向上と魔力による変身解除無効。

メナス・ロンド、メナス・ヴァルナーといった技の追加。

 

 

 

レオパルト

 

全体的に基礎能力の向上と変身解除無効、魔力のコントロールの強化。

万能銃ケルベロスの追加で火力が向上。

 

 

 

ネロアリス

 

魔力量の増加と変身解除無効、戦闘用のぬいぐるみ…アサルトドールの導入で自身の戦闘能力を強化。

 

 

 

 

 

 

 




いよいよエノルミータ初期メンバーが出ました。
次の話はまほあこらしい感じの話になると思います。
後半はロコとルベルがヴァイスに接触します。
ヴァイスとクリスタが初期メンバーとどう絡むか楽しみにしていてください。
それでは!
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