シラトリ区の探偵   作:ガガミラノ

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久しぶり、元気してた?
俺?俺はね、もううんちぶりだよ、マジで
遅れてごめーーーーん!!!!俺が悪かったぁぁぁぁ!
はい、という事でかなり遅れました、毎日投稿はまだ出来そうにありませんがまたやろうと思います。


ゲヘナ最強とヴァルキューレの鬼

「いったー!」

 

障害物から出てくるジュンコさんを撃つ。

 

「うーん、どうやら囲まれてしまったみたいですね☆どうしましょうか?」

 

辺りは既に補習授業部と正義実現委員会で美食研究会を包囲しており美食研究会に勝ち目は無かった。

 

 

「貴女達は包囲されています!おとなしく投降してください!」

 

「テロリ……美食研究会の皆さん、おとなしく投降しなさい」

 

 

「困りましたね、ユウキさんの説教は長ったらしいので聞きたくありませんし」

 

「長ったらしくて悪かったですね」

 

「あ!バラバラに逃げたら生存率上がるんじゃない!?」

 

「なるほど、いいアイディアですねジュンコさん☆では失礼いたします」

 

アカリさんがさっと何処かに走り去って行く。

 

「ふふっ、運任せになりそうですね、それでは!」

 

「えっ!?ちょっと待って!置いてかないでー!」

 

他の三人も次々とバラバラに逃げていく。

 

「待ちなさい!私の説教を聞いてから逃げなさい!」

 

「いや説教終わっても逃げちゃダメじゃないですか!?」

 

「ええい!早く追いますよ!キリノさん!」

 

「は、はい!」

 

 

 

━━━

 

 

「はぁ、はぁ……」

 

「ここまで来れば流石に大丈夫よね……?」

 

辺りを見回す、ユウキや先生は追ってきてはいないようだ。

 

「……え?」

 

「あら、ジュンコさん」

 

目の前を見ると息切れしているアカリがいた。

 

「あ、アカリ!?どうしてそんなフラフラな状態で!?」

 

「まぁ端的に言いますと……無理でした☆」

 

そう言いアカリはバタリと倒れる。

そしてその後ろには……化け物のような顔をした何かがいた。

 

「くひひっ……けひっ……」

 

「えっ、なななな、何?鬼!?」

 

「きゃはははははっ!」

 

「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

美食研究会、イズミを除く三名を確保。

 

━━━

 

その後、美食研究会はイズミさんを除く三名が捕まり正義実現委員会の然るべき場所で拘束された。

 

 

「お疲れ様でした、先生、そして補習授業部の皆さん、お陰様で事態が無事に収束しました」

 

そう言い、ハスミさんが軽くお辞儀をする。

 

「あはは……ほとんどユウキさんの活躍でしたが……」

 

「いえ、途中からヒフミさんやハスミさんの支援が無ければ私は敗北していたと思いますし私だけの活躍とは言い難いでしょう」

 

「や、役に立てたかどうかは分かりませんが……!」

 

「それで、あの方達はどうなるんですか?」

 

確かにトリニティでこの規模のいざこざを起こした罪は重い、時期が時期だから最悪停学も有り得る話だが……

 

「本来ならば私達で処遇を決めますが今回は時期が時期なのでゲヘナの風紀委員に引き渡そうかと思っています」

 

「そこで先生に一つお願いがあるのですが……」

 

「うん、何をしたらいい?」

 

「エデン条約の事を考えるとここから私たちが動くのは避けたい所なのです」

 

「ですので風紀委員会への引渡し、この部分を先生にお願い出来ますでしょうか?」

 

「シャーレが生徒を引き渡す、この形でしたらトリニティにとってもゲヘナにとっても政治的憂慮がだいぶ減るのです」

 

確かにシャーレが風紀委員に引き渡す、という構図は両者にとって理想的な構図だ、政治的にもあまり問題は無さそうだ。

 

「分かった、任せて」

 

先生がその提案にOKサインを出す。

 

「何から何までありがとうございます、先生」

 

「それでは私達は一旦引いた位置にいますので……よろしくお願いします」

 

「……それとユウキさんもありがとうございます、実はトリニティにもゲヘナにも属さないあなたが主導で動いてくれる事でかなりトリニティの政治的憂慮が減りました」

 

「いえ、勝手に突っ走った結果ですよ」

 

「あなたは相変わらずず謙虚な方ですね」

 

「ハスミさんこそあまり容姿が変わらないようで」

 

「……それは、秘密にしておいてくれると……」

 

「ふふっ、すいません、からかいたくなったもので」

 

 

━━━

 

「これか配給された銃です、ご迷惑をおかけしました」

 

懐から拳銃を取り出し、キリノさんに渡す。

使い心地はヴァルキューレにしては良かったのだがここでお別れだ。

 

「はい、確かに受け取りました!……それよりユウキ先輩、トリニティで何をしていたんですか?」

 

「トリニティの補習授業部の方々に勉強を教えてほしいと先生から依頼されたのでトリニティにやって来ました、それで折角だし抜け出して街に行こうという話になり出てみたらこの有様で参りましたよ」

 

「ユウキ先輩も大変ですね……」

 

「キリノさんも忙しそうですね、何かあったのですか?」

 

「エデン条約が近づいてるのでトリニティやゲヘナの方がピリついてるようで争い事が以前と比べて増えてしまい大変なんですよね」

 

「お互い大変ですが頑張っていきましょう」

 

「はい!……あっ、もうこんな時間っ!では本官は一度帰ります!お疲れ様でした、ユウキ先輩!」

 

「はい、また会いましょう」

 

ドジで不器用な少女はそのまま走り去って行く。

 

「ユウキさん、あの方は?」

 

「あの子はドジで人一倍の正義感がある良い子で……そして」

 

「私の後輩です」

 

 

━━━

 

トリニティの大きな橋。

 

キキッー、ブロロロロロ……

 

ゲヘナの風紀委員の車がブレーキをかける。

中から白髪で角が生えている子が現れた……空崎ヒナではない。

 

「死体はどこですか?」

 

「え?」

 

先生が思わず声を出す、私も言いそうになった。

出会って即死体発言?どういう事だ?

 

「失礼、死体ではなく負傷者でしたね、たまに混同してしまって」

 

「キヴォトスでの死者はこの数年で一、二名だったような気がしますが……」

 

「えー、負傷者リストには新鮮な負傷者三名と人質一人……」

 

「新鮮な……?」

 

「遺体を食材か何かだと思ってるんですか?」

 

「失礼」

 

「……ところであなた達は?正義実現委員会の方ではなさそうですが」

 

「えっと……」

 

私が事情を説明しようとした時、足音が聞こえる。

 

「その方はシャーレの先生」

 

聞き覚えがある声……まさか

 

「ヒナ!」

 

ゲヘナ風紀委員長、空崎ヒナ。

圧倒的な力、耐久力、事務能力。

最強の代名詞、ゲヘナの風紀が守られている理由……それが彼女。

キヴォトスで最強の人物は誰か?と聞かれたら様々な人物が挙がるだろう。

トリニティの正義実現委員会委員長の剣先ツルギ、ミレニアムのエージェント集団C&Cの美甘ネルなどなど。

 

私はゲヘナの風紀委員長、空崎ヒナが最強だと思っている。

というのも職業柄、何度か彼女と会った事がある。

圧倒的な武力と指導力で敵を制圧し、奇襲に遭ってもものともしない耐久力。

もしも彼女がいなくなったらゲヘナの治安はどうなるかと考えた時、一瞬で悪化の一途を辿る……そう確信した。

そして私は昔彼女と戦った事があったのだがそれはまた別のお話。

 

「久しぶりね、先生……と、ヴァルキューレの鬼?」

 

「その呼び方はやめてください、私はヴァルキューレを退学しました」

 

「ごめんなさい、でもどうしてあなた達がここに?」

 

「トリニティとゲヘナ、となると政治的問題が発生する可能性があるのでシャーレが変わりに……という感じですかね」

 

「なるほど、だから先生とユウキがいるのね」

 

「確かに問題にしたくないのはこちらも同じ、だから風紀委員じゃなくて救急医学部が来たって事になってる」

 

「救急医学部の氷室セナです、以後よろしくお願いします」

 

「よろしくお願いします、セナさん」

 

「した……いえ、負傷者がいたらいつでもお呼びください、配送料はいただきませんので」

 

「よ、よろしくね……」

 

先生も少し引き気味である、死体に興味がある子なんて初めて見る。

 

「救急医学部はゲヘナでも特に政治的な関わりが薄い立場、だからこうしてお願いして来てもらったの」

 

「政治ごっこは風紀委員長にお任せします、私は死体以外興味ありませんので」

 

「負傷者でしょう?それに本物の死体を見た事ないでしょうに」

 

「はい、負傷者でした、しかしその点委員長も無いでしょう?」

 

「……はぁ、とにかく美食研究会の奴らはこの中?こっちに移してもらえるかしら」

 

トリニティの正義実現委員会から貸してもらったトラックのバックドアを開け、縄で巻かれた状態のテロリ……美食研究会の方々を出す。

 

「ふふっ、ヒナさん、お久しぶりですわね」

 

「ハルナ、相変わらず……いや、詳しい話は帰ってからする」

 

「あら、やはり救急医学部の方でしたか☆ちょっと私の腕の角度がありえない方角に曲がってるのですが診ていただけますか?」

 

「うえ、酔った……吐きそう……」

 

好き勝手に色々と喋るテロ……美食研究会、この機会に反省して欲しいものだ。

 

「助かった……」

 

「あ、フウカさん、いたんですね」

 

縄に巻かれてる人物の中に……確か給食部だっただろうか?フウカさんがいた。

 

「ユウキさん……こんばんは……」

 

「……まぁ、お疲れ様です……」

 

巻き込まれてしまった哀れな少女に労いの言葉を送る。

 

「あら、給食部の……今日一日見てないと思ったらこんな所に」

 

「色々と配慮していただきありがとうございます、先生、そしてユウキさん、今度ゲヘナにいらした際は何か美味しい物をもてなしますね」

 

「いりません、それよりよもあなた達はすぐ爆発させる癖をですね……」

 

「ではまた今度〜☆」

 

そのまま救急医学部のトラックに乗り込むテロリスト達、まだ話は終わってないぞ!

 

「ちょっと待って下さい、まだ話は……まったく」

 

「あなたもその長説教癖は治ってないのね」

 

ヒナさんから声をかけられる。

 

「治すものじゃありませんから、あなたこそワーカーホリックな所は治りましたか?」

 

「めんどくさいけどやらないといけないし、治すものじゃないから」

 

「どうやら私達は一年前と何も変わっていないみたいですね」

 

「そうね、でもあなたの環境は変わったみたいね」

 

「ええ、ヴァルキューレを退学させられましたよ、見事にね」

 

「あなたほどの人間が何故?特に問題は起こしていないはずよね?」

 

「恐らく連邦生徒会の陰謀……と私は考えています、そうでないかもしれませんがね」

 

「それで、今は何をしているの?シャーレの部員?」

 

「シラトリ区で探偵をしています、夢だったので」

 

「……あなたは変わったみたいね、一年前から」

 

「私も、変われるかしら?」

 

「変われるかどうかは分かりません、ですが機会は必ずあります」

 

「それに変わる事は必ずしもいい事では無いのですよ?」

 

「……そうかしら」

 

「ええ、無変と変化、選ぶなら良いと言える選択を選びたいものです」

 

「……ありがとう、でも長話はここまで、私は先生と話したい事があるから」

 

「ユウキ、ちょっと先に車に乗っておいてくれるかな?」

 

「ええ、分かりました」

 

「盗聴器仕掛けてないよね?」

 

「もう仕掛けてませんよ」

 

「……あなたのそういう所は変わってなかったのね」

 

「そこは変わりましたよ、友達の為に」




評価と感想、良ければくれると嬉しいぜ!!!
最近モチベが終わっておるし忙しいナリ
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