「そろそろ行きますよ、風紀委員長」
「分かった、ちょっと待ってて」
トラックからセナさんの催促の声が聞こえる。
ヒナさんがこっちに近づいて懐からメモ用紙を出し何かを書き始めた。
「これ、私の連絡先」
書き終わると電話番号が書かれたメモ用紙を私に渡される。
「何故私に?」
「先生に何かがあった時の為に、もしも先生に何かがあったら連絡して欲しい」
「……分かりました、ありがとうございます」
「それじゃあ、また」
テロリストとキヴォトス最強を載せたトラックが走り去る。
「それじゃあ帰りますよ、先生」
「うん」
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「なんだか怒涛の一日でしたね」
水着パーティーや古書館、テロリスト退治。
濃密で楽しい一日だった。
……水着パーティーとテロリスト退治が並ぶのはどうかと思うが、これもキヴォトスの日常という事で。
「そうですね、夜のお散歩がこんなにハードになるなんて」
「でも楽しかった」
「えへへ……」
「あれからずっと嬉しそうですね、コハルさん」
「やはりハスミさんをしっかり手助け出来たからですか?」
ハスミさんとの共闘してからコハルさんは嬉しそうだ。
無理もない、尊敬する先輩と共闘して活躍出来たのだから嬉しくてたまらないだろう。
「そうよっ!悪い?!ハスミ先輩と戦えるのなんて初めてだったし……」
「私が役に立てたなんて嬉しいっ……えへ、えへへっ……!」
そう言い、微笑むコハルさん。
天使ですね、オークションで出されたら十桁は出せます。
「あとは落第を免れるだけですね♡」
「わ、分かってるわよっ!私はエリートなんだから!」
「はい、私も頑張らないとですね♡」
「あはは……」
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「さて、そろそろ寝る支度をしますかね」
夜中も夜中、月がきらきらと空のてっぺんに昇っている頃。
「……その前に、今までの情報をまとめましょうかね」
情報等をまとめるノートとペンを取り出す。
聖園ミカ、アリウス、第一公会議。
盗聴により有り余る情報を手に入れた、空崎ヒナと先生の会話を盗聴したかったがもうそういう事はしないと決めたのでやめておいた。
まずティーパーティーのホスト、百合園セイアは既に死亡しているという事。
これは……かなりまずい状況だ、もしも彼女が死亡したという事実が公になったらトリニティは大混乱に陥りエデン条約どころでは無くなるだろう。
この事実を知っているのは聖園ミカなどのトリニティの重要人物、そして先生と私とヒフミさんのみ。
この事実だけは公にしてはいけない、公になった瞬間、それはエデン条約の消滅とトリニティの大混乱を意味するだろう。
最悪トリニティは内戦の危機に陥る、それだけは避けなければならない。
次に、裏切り者が白洲アズサという事が判明した事、そして白洲アズサはアリウス分校に所属していた事。
これは……私の存在意義が問われる事実だ、いや
、これは事実か?
聖園ミカが嘘を言っている可能性を考えろ、百合園セイアも白洲アズサの話も……うーむ、とりあえず事実だと仮定してみよう。
本によるとアリウスはトリニティにあった学校、現在は昔あったアリウス内戦の末何処にあるか誰に分からなくなっているらしい。
アリウスに関しては考える事が多い、近い内に本人と話してみるとしよう。
最後に聖園ミカについて。
正直、彼女は物凄く怪しい、というかほぼクロだ。
と言うのも彼女はかなりのゲヘナ嫌いという話を聞いた事がある、その彼女がエデン条約を納得させた桐藤ナギサは凄い……と思っていたがやはりそうではなかったようだ。
ゲヘナとトリニティの武力同盟……エデン条約と彼女は言っていたが正直ありえない話だと思っている。
アレにそのような力は無いはず、ならば何故このような事を先生に言ったのか?
答えは簡単、先生を自分側に誘導する為だ。
同情を誘い……誘ってどうする?
何の為に?意味は?
シャーレの権力が欲しかった?うーーーん……
とにかく、聖園ミカは今後警戒しなければならい、そう結論を出しておこう。
めちゃ短いです
すまんね、ああすまんね