GOD EATER2 ほのぼのアフターライフ 作:W-cat
今日は旧ダム施設跡での迎撃任務だ。この辺りで神機兵の目撃情報があったらしい。
今日はステラとアリサ、そしてもう一人同行するという。
「すみません。お待たせしました!」
やって来たのは金髪ショートで巻き髪をしている美少女だ。使用神機はハンマーのようだ。
「あの、私はアネット・ケーニッヒと申します。極東支部第二部隊所属です。今日はよろしくお願いします」
「初めまして。私はステラ・マウアー、ブラッドの隊長を務めてるの」
「ブラッドの隊長ですかっ⁉︎ じゃあ私も、ひょっとしたらブラッドアーツ使えるようになるんでしょうか?」
「そうね…… 練習すれば、そのうちできるようになると思うわ」
「本当ですかっ⁉︎ 頑張ります‼︎」
ものすごく嬉しそうだ。アネットからはブラッドアーツへの期待が伺える。
「そういえばアネット、いつブーストハンマーに改良したんですか?」
「1週間ほど前です。念願のブーストを搭載してからは、凄くパワーアップしたように感じました!」
そういえば、従来のハンマー系の刀身パーツは、もっぱらバスターブレードのように扱う感じだった。刀身パーツの中でも最も重く、扱える者は随分と限られていた。最近の技術革新によってブーストが搭載されてからは、重量と速い攻撃スピードを両立させることに成功した。
「そろそろ時間ですね」
討伐対象は暴走神機兵二体である。長刀型と大剣型が一体ずつ。
「アネット、神機兵と戦ったことは?」
「いいえ、ありません。今回が初めてです」
神機兵はアラガミの中でも特殊なタイプだ。可変式の大型神機を持ち、果敢に白兵戦を仕掛けてくる。攻撃も神機使いのように行う。厄介極まりない。
「おそらく、二体一緒に相手することになると思うわ。まずは数を減らすことね」
まずは数を減らし、敵の最大攻撃力を落とす。セオリー通りの戦法だ。
「私とアネットで片方を潰す、アリサさんはもう片方の注意を逸らすことをお願いしますね」
「わかりました」
「了解です」
C地点に赤い神機兵が見える。二体並んで大空を見上げている。
「えいっ‼︎」
地面を蹴って飛び上がり、長刀型の背部を縦に裂く。二体は振り返り、ステラと対峙する。
二体は雄叫びをあげ、ステラの方へ向かっていく。
「支援します」
アリサの銃撃により二体の注意が逸れる。その一瞬の隙に……
「でやあああぁ‼︎」
ブーストを機動させたアネットは力いっぱいハンマーを振り抜き、長刀型の左脚を砕く。
「これでっ‼︎」
「ていっ‼︎」
ステラが顔面を斬り裂き、アネットが勢いそのままにハンマーを振り下ろす。
呻き声を上げながら長刀型はうつ伏せに動かなくなる。
「ステラさん‼︎」
アリサの声に振り返ると、大剣型が走りながら向かって来た。そしてそのまま、バスターブレードを振り下ろす。
ステラは横に飛ぶ。横たわった長刀型の上半身が真っ二つになった。大剣型はオラクルの刃を形成し、横に薙ぎ払う。
「くぅ」
咄嗟にガードをしたアネットは後方に大きく飛ばされる。飛んで避けたステラは大剣型の頭に、ブレードを突き刺す。
「やぁ‼︎」
アリサが背部を斬りつけ、ステラは刺さったブレードを強引に振り下ろす。
「……やりましたね」
頭を二つに割られた大剣型を見つめるアリサ。
「大丈夫?」
「はい、飛ばされただけなので」
全員無事のようだ。
「とりあえず、私たちは一旦サテライト拠点の方に向かいます」
「わかったわ」
「今日はありがとうございました。また、よろしくお願いします」
「ステラさん、またお願いしますね」
「ええ、こちらこそ」
2人は手を振った後、サテライト拠点に向かった。
「エリナさん、少しお時間いいですか?」
「はい、なんでしょう?」
シエルさんに呼び止められた。年は近いのだが、いろんな意味で自分より遥かに大人に見える。
「一つ聞きたいことがありまして…… 隊長は、どんなお酒が好きなんでしょうか?」
「お酒、ですか……」
このご時世、嗜好品は非常に高価かつ生産量も少ない。お酒も同様だ。ビールなど穀物から作られるお酒は比較的出回っているため、ある程度は配給品から手に入るが、果実酒の生産はあまりされていないので配給されることはない。手に入れるには個人で購入するしかなく、それなりに費用がかかる。
そしてブラッド隊長のステラが好んで飲むのは……
「ブランデーが好きだと思います。以前は、ウォッカを飲んでいたそうですが……」
「そうですか…… 」
ステラ先輩が飲んでいるブランデーは白ぶどうのワインを蒸留して熟成させたものだ。
「安く売っているお店を知りませんか?」
「えーっと…… 先輩が飲んでいるのはお父さんから送られてくる物なんですけど、シエルさん、まだ未成年ですよね?」
先輩をお父さんに紹介してからは、定期的にブランデーが送られてくるようになった。何のことを話していたかわからなかったけど、2人は何かと気が合う感じだった。
「あの、私が飲むわけではないんです。実は、かくかくしかじかで……」
「そんなっ‼︎ それって本当なんですか⁉︎」
まさか……知らなかった。
「ギルのためにも、お願いします」
「わかりました、すぐお父さんに連絡しますっ‼︎」
私はすぐさま、お父さんにブランデーを送るようお願いをした。
ドイツの青い縞々登場です。エリナとは違う後輩キャラですね。ふぇっ君は出そうか悩み中です。
描写がどうも単調なんですねー…… どういう風に書けばいいのやら