GOD EATER2 ほのぼのアフターライフ 作:W-cat
「よぉ〜し、みんなお疲れ」
倒したテスカトリポカからショートブレードを引き抜く。
今日はサテライト拠点に接近中のアラガミをコウタ、エミールと迎撃する任務だ。2人ともいい動きで、特に山場もなく成功した。
「今日は助っ人ありがとな」
「いえいえ、また遠慮なく言ってください」
「僕たちは騎士だ。同じ騎士道を志す者同士、さらなる高みを目指そうではないか‼︎」
「ははっ‼︎ そうだな」
先はもう長くない。だが、できることなら少しでも長く『防衛斑』でいたい。
「ヒバリちゃんのコーヒーが飲みたいな……」
「相変わらず一途っすね。タツミさん」
当然だ。誰がなんと言おうと、ヒバリちゃんが一番だ‼︎
「ヒバリちゃんを想う気持ちは、誰にも負けないぜ!」
「僕も、ステラ嬢を想う気持ちは誰にも負けない‼︎」
おぉ…… なんだかこの新人から気迫を感じるぜ。
「……タツミさん、こいつ、ブラッド隊長LOVEなんすよ……」
「マジか……」
知らなかったな。だが、いいセンスだ。強くて優しくて美人だしな。もちろん、ヒバリちゃんには敵わないがな‼︎
「タツミ隊長、ともに愛する女性(ひと)のため、日々精進しようではないか‼︎」
なんか、変わった奴だな。まあ、まっすぐで一途な所は俺と一緒だ。
「ああ。俺もお前も、頑張ろうな‼︎」
「………」
タツミとエミールはがっちりと固い握手を交わす。コウタは若干引いているようだ。
「いいか、酒で女を落とすのは常套手段だ」
ラウンジにて、ハルさんは様々な瓶を並べていく。カクテルの作り方を伝授するようだが……役に立つのだろうか?
「これからカクテルの作り方のお勉強だ。ギルは器用だから、きっとうまくいくさ」
「…………………………」
「ギル、きっと大丈夫です」
「私たちもついてるからね!」
シエルとエリナも、俺を見守っている。なんというか……気まずい。
「まずは、カクテルのベースについてだ。今回使うのはジン、ウォッカ、そしてブランデーだ。ジンとウォッカは俺が、ブランデーはエリナが持ってきてくれた」
なるほどなぁ。これを元に作るってことか。
「じゃあまずはジンをベースに作るぜ。分量とかはこのノートに書いてっから」
そういってハルさんはジンをメジャーカップに注ぎこみ、それをタンブラーグラスに移す。次に炭酸水の様なものをを同じように測り、同じように入れる。二つが混ざった液体を、ハルさんが特殊なスプーンで混ぜた。
「完成だぜ。『ジン トニック』だ。初めはこんな感じで作ってきゃいいっしょ」
グラスにライムを飾り付ける。一連の作業は本物のバーテンダーのようだ。
差し出された液体を見る。透明だ。俺は少し飲んでみると、程よい酸味が口に広がる。
「美味しいっすね」
「だろ? まあこんな感じで試しに作ってみろ」
そういって先程の材料とレシピが書かれたノートを渡された。そして、ハルさんがやった通りに作った。
「どうっすか?」
「……美味いな、流石だ」
ハルオミの言葉を聞いてギルバート、シエル、エリナが微笑む。
「この調子で他のも覚えるか! まずは……道具の使い方だな」
各種道具を利用したカクテル作りは成功し、ギルバートのバーテンダースキルは格段に高くなった。
だが……
「これどうすんのよ‼︎」
「……困りましたね」
「……すまん」
目の前には鮮やかな色合いのカクテルが並んでいる。
「流石に、これ全部はきついな。だからと言って捨てるにはもったいねぇ」
「じゃあ私飲みます‼︎」
最年少のエリナが叫ぶが……
「何言ってんだよ。エリナ、まだ14さ「子供扱いしないでくださいっ‼︎」」
そういってエリナはオレンジ色のカクテルを一気に流し込んだ。
「わあぁ‼︎ これ美味しい!」
そういって今度は黄色いカクテルを一気に飲む。さらに淡い茶色のカクテルを飲み干す。
「………………」
「大丈夫ですか?」
まだ気分が悪い。
歯止めが効かないエリナ、カクテルを作ったギルと共になんとかカクテルを消化できた。
「わりぃな、シエル……」
「いえ、それよりも……お水飲みますか?」
「頼むわ……」
ギルは机に突っ伏している。エリナは床に横になっている。唯一飲まなかったシエルに3人が介抱してもらっている。俺はかろうじて意識がある。
「どうぞ」
水を飲むがあまり変わらない。流石に飲みすぎたな。
「ハル、明日は休んでください。任務は私が変わります」
「……そうか。大丈夫か?」
「はい、問題ありません」
いい女だな、この娘。
エリナが最初に飲んだのはスクリュードライバー、サイドカー、アレクサンダーの設定です。