GOD EATER2 ほのぼのアフターライフ   作:W-cat

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Report15 聖なる開拓

「ふぅ」

 

「よっしゃぁ!」

 

終わった! 全て終わった‼︎ あの榊の野郎から出された特務、俺はやりきったぜ‼︎

 

「ハル、帰りましょう」

 

「おう!」

 

シエルまじさんきゅー‼︎ お前のおかげで俺はやっていけたぜ!

 

「シエル、今日は飲もうぜっ‼︎」

 

「……私、未成年なんですが……」

 

おっと、そうだった。ついステラちゃんと同じ感覚で誘っちまった。

 

「大丈夫、お酒の席じゃないから」

 

「……本当にいいのでしょうか?」

 

困った顔を俺に向ける。お堅いねぇ……

 

「ああ……せっかくだし、ゆっくり話でもしようぜ?」

 

「……わかりました」

 

表情が緩む。笑ってるほうが可愛いぜ?

こういう猟犬タイプは初めてだが、俺は新たなジャンルを切り拓いてみせる。真壁ッ‼︎ ハルオミッ‼︎ 狙い撃つぜ‼︎

 

♪ハルオミのテーマ♪

『聖なる開拓』の始まりだっ‼︎

 

 

 

 

 

帰還後早々に報告書を作る。こういう面倒ごとは、開始早々手をつけるに限るぜ。

ざっと作って支部長室に急ぐ。

 

 

 

 

「やぁ、今日は早いね」

 

「まあ、な」

 

相変わらずのポーカーフェイス、こういう読めない奴はなんともな……

 

「これで僕からの依頼は終わりだけど、時間があったら受けにきてもいいからね」

 

「お断りします‼︎」

 

誰が特務なんざ……今回はエリナの件の口止めでやっただけだ! つけあがんな‼︎

おっといかんいかん、これからナンパなんだった。冷静に……

 

 

 

 

ラウンジに行くとシエルがすでに来ていた。ちょいと時間が早いが、始めるとするかー。

 

「よぉ、待たせたな」

 

シエルが優しく微笑む。さあまずは大事な立ち上がり……

 

「今日は俺の奢りだから、なんでも頼んでいいからな?」

 

「では、お言葉に甘えて……」

 

そう言ってシエルが頼んだのはカプチーノと小さなパンケーキ。俺はコーヒーを頼む。

 

「今回はいろいろ手伝ってもらって悪かったな」

 

「いえ、いいんです。私もバレットのテストができましたし」

 

この娘を落とすうえで最大のポイント……『バレット』だ。

 

「お待たせしました〜」

 

「へいよー」

 

「ありがとうございます」

 

ちょうど頼んだものが届く。さてと……

「そういや、どんなバレット使ってるんだ?」

 

「そうですねー……スナイパーなので基本的には狙撃弾ですね」

 

やはりか。俺もスナイパー使いだがぶっちゃけ、狙撃弾ばっか使ってる。

 

「ブラッドバレットでは貫通弾や結合阻害弾を使っています」

 

「結合阻害弾なら俺も使ってるぜ。それ以外はまだ習得できてないがねー」

 

俺は近接メインだからねぇ。長い間第一世代だったからしゃあねぇか。

 

「ハルはバレットエディットは使いこなしてますか?」

 

「いいや、あんま使ってないんだよなぁ……」

 

「そうですか。やはり難解ですからね」

 

カプチーノを口につける。

 

「なぁ、ちっとばかし教えてくれよ?」

 

それを聞いて目の色が変わる。掴みは上々……

 

「スナイパー用のバレットはモジュールが少ないですから、ブラストのような派手なバレットはできません」

 

「そうだなぁ…… こればっかしは仕様だからなぁ」

 

「ですが、射程と弾速は一番です! これはスナイパーならではの強みです」

 

「ああ、それ思ったわ」

 

「遠距離からピンポイントで狙い撃つのは、スナイパーでしかできません」

 

口にクリームがついたまま熱弁する姿に思わずにやけそうになる。

 

「それにしても、珍しいですよね。神機を乗り換えて選ぶ銃身がスナイパーって……」

 

そういやそうかもな。ギルやステラちゃん、それにケイトだって……アサルトだったな。

まあアサルトは癖がないから使いやすいよな。

 

「スナイパーって、カッコイイだろ?長いバレルのフォルムとか」

 

「あっ、わかります! すごく…… いろいろな銃を見てきましたが、スナイパーが一番好きです!」

 

「ああ、俺もだ。スコープもいいの付いてるしさ、じっくりと(素敵な女性も)見れるよな!」

 

話が銃身に脱線してるがこのままいこう。

 

「ふふっ……ハルらしいです」

 

「まあな。戦闘(ナンパ)で最も大事なのは相手をよく知ることだからな……」

 

戦いってのは、『敵を知ること』から始まるからな……

 

「ハルはよく状況を見極めていますよね。前衛でありながらバックアップもこなせるあたり……」

 

「ははっ お兄さんを煽てても何も出ないぜー?」

 

可愛い女性にこういうこと言われるのは、やっぱり嬉しいな‼︎

 

 

 

 

「ハルっ!」

 

「んー?」

 

「あーーん」

 

………………………………………⁉︎

 

 

 

はくっ

 

 

 

 

 

 

「今日はご馳走様でした。ありがとうございます」

 

「……ああ、俺もだ。また飲もうな?」

 

「はい、ではまた……」

 

軽く手を振って去っていった。あれからの記憶は曖昧だ。俺としたことが……

 

"あーーん"

 

「ケイト……」

 

あの瞬間、シエルとケイトが重なって見えた気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハルさんずっとぼんやりしているけど、どうしたんでしょうか?」

 

洗い物を終えた私は、ギルさんに聞いてみる。ハルさんとギルさんは長い付き合いらしいから、何か知ってるかな?

 

「いや、わかんねえな。よほど深刻な案件を抱えているか、好みの女性とすれ違ったか……」

 

……となると、答えは前者なのかなー? シエルさんといた時はそんな感じしなかったし……

 

「ムツミちゃん、醤油あるか?」

 

「あっ、はい。すぐ用意します!」

 

 

 

 

 

 

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