GOD EATER2 ほのぼのアフターライフ   作:W-cat

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Report18 一途な気持ち

グラスゴー組が戻ってきたその日の夜……

 

「……ぷっはぁ、やっぱ風呂上がりビール最高‼︎」

 

ラウンジで早々に飲んでいるリンドウ。

 

「リンドウさん、あんまり飲むと……明日にひびきますよ?」

 

「わーってるよ」

 

呆れるアリサに気楽に返す。

 

「おっ、アリサちゃん、今日も眩しいな」

 

「ハルさんにギルさん、そういえば、今日戻られたんですよね?」

 

「ああ」

 

「お2人さん、今から飲みか?」

 

「そうっす」

 

「なら一緒に飲むとしますかー!」

 

……リンドウとハルオミが乾杯をする。ギルバートも仕方なく飲みに加わる。

 

「ほんっとに、もう……ギルさん、2人のこと頼みますよ?」

 

「あっ、はい」

 

 

 

 

 

 

「さてとー、リンドウさん、それにギル、女性を見る時、まずどこを見る?」

 

すっかり上機嫌になったハルさんは問いかける。女性を見るときかー……

 

「んー、そうだなー、あんまり考えたことないなー……」

 

やや不服になるハルさん…… 何が気に入らなかったのだろうか?

 

「ギルは?」

 

「……そうっすねー…………」

 

どこを見るか……悩ましい質問だ。俺は、ハルさんみたいに胸がどうとか脚がどうとかはあんまり考えねぇからな。ただ、強いて言うなら……

 

「笑顔……」

 

「ほう……」

 

にやけるハルさん、若干からかっているようにも見える。

 

「いいじゃねぇか。女最強の武器は笑顔と手料理って言うしな。サクヤはどっちも一級品だぜ?」

 

「笑顔と手料理っすか……」

 

「そういやケイトも、どっちも完璧だったなー……」

 

ちなみにうちの隊長は、料理はあんまり得意じゃない。極々簡単なものしか作れないし、そもそも料理はあんまり好きじゃないらしい。

 

「まあええわ。質問を変えよう。女性を見るとき、どの部位「だああぁぁっ‼︎‼︎」」

 

突然、赤いジャケットを着た男が入ってきて、絶叫した。

 

「なんだぁ、タツミじゃねえか……」

 

「どうしたんすか? そんな大声出して……」

 

「……またフられたんだっ!」

 

「またかー…… 相変わらず諦めねえよな」

 

「まぁまぁ、せっかくだから飲もうぜっ‼︎」

 

飲みたいだけのリンドウさんと、呆れるハルさん。

リンドウさんからビールを受け取ったタツミさんは一気飲み。

 

「……俺は諦めないぜ、ヒバリちゃんっ‼︎」

 

さっきフられたばっかりにもかかわらず、目は輝いている。

 

「エミールといい……タツミといい……」

 

「まあまあ、いいじゃん。一途っつーのは大事だぜ?」

 

一途、か……

 

「そういや、エミールのヤツは教官先生とはどんな感じなんだ?」

 

「教官先生?」

 

「ブラッドの隊長さんのことか?」

 

「そうそう!」

 

「……なんかコウタによると、けっこうイイ感じらしいぜ」

 

「マジっすか⁉︎」

 

「おお‼︎ 俺も負けてらんねぇな‼︎」

 

エミールに負けるのか? いや……ここで諦めるわけには……‼︎

 

「どうしたぁ? ギル、目がギラギラしてるぜ?」

 

そう言って俺の肩に腕を回す。

 

「……仕掛ける気になったか?」

 

小声で尋ねてきた。俺は軽く頷く。

 

「あっ、まさかヒバリちゃん狙ってんじゃねえだろうな⁉︎」

 

何か勘違いのタツミさん。

 

「違いますよ……」

 

「なあタツミ、ヒバリちゃんのどこが一番好きなんだ?」

 

「んーっと……そうだなー………………………………」

 

しばらく考えたのち……

 

「……全部だっ‼︎」

 

予想通りに言い切るタツミさん。どこまでもまっすぐな瞳に迷いはない。

 

「ギル、あそこまではならなくてもいいが……あれぐらいの気持ちは持つべきだぞ?」

 

「……了解っす」

 

 

「おっと空っぽだ」

 

空になった瓶を逆さにするリンドウさん。飲みはまだ続きそうだ……

 

 

 

 

 

 

ーー翌日の夜ーー

 

「それでは、作戦会議を始めます」

 

シエルはそう言って俺に薄め……というか、表紙を含めて4枚しかない報告書を差し出す。

表紙には『観察レポートNO1』と書かれている。

 

「……どうやって情報をかき集めたんだ?」

 

「聞き込み調査です。表向きでは、今後の戦闘における参考にさせてもらうため、としています」

 

「でも、バカエミールには聞いてないわ。話が長くなるもの……」

 

表紙をめくってみると、まずは戦闘関係のことが書かれている。だいたいのことは知っていることだが……

 

「この『斬り裂き魔』ってのは何だ?」

 

「それか? 単独任務のとき、アラガミを滅多斬りにするんだとよ」

 

「……隊長がそんなことを?」

 

「うーん……これは巡回部隊のとある美少女から言われたんだけどな、動かなくなったコンゴウを、何度も斬りつけていたらしい、無表情で……」

 

意外な素顔にぞっとする。知らなきゃよかったようなエピソードだ……

他にめぼしいことはなかったので、紙をめくる。

 

「性格か……」

 

箇条書きで書かれている。

 

「優しくておしとやか、甘いものと動物が好き、だけど怒ると怖い……なんか普通だな」

 

「先輩は猫派らしいですよ!」

 

「猫か」

 

なんだかんだ言って、可愛らしい趣味じゃねぇか。

だが、3枚目をめくって目に入ったのは……

 

「……デートスポット?」

 

「おうよ、俺の主観ばっかだけどな!」

 

居住区にあるお店から外のスポットまで…… 大雑把だがいろいろと書かれている。

 

「ギルさん、絶対エミールに負けないでね⁉︎」

 

「ああ、必ず勝ってみせるさ!」

 

 

 

 

 

 

 




レポートといいつつ、実際はただのまとめですね
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