GOD EATER2 ほのぼのアフターライフ   作:W-cat

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Report25 細かいカテゴリー

未だに多くの課題が残っている。任務の報告書、アラガミの動向調査、あとは……サテライトの、なんだっけ?

いずれにせよ、今夜中に終わるとは思えない。

 

「こりゃまいったな……」

 

仕方ない…… またあいつに頼むか。ついでにちょっくら飲もう。

 

 

 

 

 

「うーっす」

 

「あれ、リンドウさん?」

 

ラウンジにいたのはブラッドの隊長さん……ではなく第四部隊の隊長さん。

 

「今日は1人か?」

 

「まあねー」

 

ハルはぐいぐいとビールを流し込んでいる。俺も晩酌といきたいんだが……そうもいかないな。

 

「なあハル、ちょっとばかし時間あるか?」

 

「んー、ないこたぁないけどなー……」

 

「じゃあさ、俺の代わりに任務の報告書書いてくんない?」

 

「お断りしますわー」

 

きっぱりと言われた。

 

「そういうなよー」

 

「素敵な女性のお願いだったら、やってあげたんだけどなー」

 

この野郎…… まあ、やっぱ飲もう! やることあるけど明日明日。

瓶を開けてグラスに注ぐ。そしてそれを一気に飲み干す。

 

「っかぁ、うんめー」

 

この至福の瞬間! ビール最高だ‼︎

さっそく二杯目のビールを注いで一気飲み。

 

「なあリンドウさん、前から聞きたいことがあったんだけどさ」

 

「ん? なんだー?」

 

「男として……女性を見るとき、どこを見る?」

 

またこの質問かー…… 正直、あんま真剣に考えたことはないんだよなぁ……

 

「……俺はサクヤ一筋だからなぁ」

 

「そうか……なら質問を変えよう。女性を見るとき、どの部位に魅力を感じる?」

 

サクヤのどこが一番魅力的かってことか? こりゃ悩ましいねぇ……

いずれにせよ、ブラッドの隊長さんや弟くんがぼやくのもわかる。こういったことを言ってるから…… 査問会に呼ばれるんだな。

 

「お前はどうなんだ?」

 

質問を質問で返した途端、急に考え込んだ。とりあえず俺は三杯目を注ぐ。

しばし考えた後、ようやく口を開いた。

 

「俺さ、どれが一番とか……きっと無いと思うんだ」

 

「ほう……」

 

「例えば、『脚』についてだが……いろいろなタイプがある。なんら飾っていない『生脚』ですら、結構な種類があるんだ」

 

大真面目に語るハル。これがぼやいていた『聖なる探索』のことなのだろうか?

 

「うちの女の子で言うと、シエルのような華奢なタイプ、反対にカノンみたいなむっちりした感じ、ナナちゃんのような健康美脚、ステラみたいな筋肉質……」

 

「筋肉質で悪かったですね……」

 

「どわっ‼︎ いたの?」

 

ブラッドの隊長さんが拳を握りしめて仁王立ちしてる。それを見てハルは最初は驚いたが、すぐに冷静になる。

ちなみにブラッドの隊長さんなんだが、腕はナナちゃんよりちょいと細くて、逆に脚はちょいと太い感じだ。それ以外は……まぁスリムって感じだ。

 

「結構気にしていることを……」

 

「まあまあ、隊長さん。その脚は十分魅力的だぜ?」

 

ハルがラム酒をグラスに注いで渡す。イラついてた隊長さんはそれを乱暴に受け取り、一気に飲み干す。すぐに隊長さんはふらっふらになり、正面からハルにもたれかかる。

 

「うぅ……」

 

「ありゃ、あんま強くないみたいだなぁ。とりあえず今日はこのままお持ち帰りしますわ」

 

「お、おう……」

 

ハルは隊長さんを抱きかかえてラウンジを出ていった。

おっといけねー、隊長さんにお願いするはずだったのにすっかり忘れてたわ。書類どうしようか……

 

 

 

 

 

 

 

ラウンジを出たのはいいが、これはこれで困ったな。俺の部屋にお持ち帰りするのもいいんだが……それはギルに申し訳ない。

即座にギルに連絡をした。だが応答はなかった。思わず舌打ちをする。

 

「すー……」

 

「んー、まいったな……」

 

ストレートのラム酒一気飲みで完全にダウンのご様子だ。こんなんじゃ悪い男に捕まっちゃうぞ?

悩んだ末俺はブラッド隊、エリナ、カノンの部屋を訪ねた。だがすでに深夜だったこともあって、全員寝ているようだった。

結局自室連れ込んだ。とりあえず布団のシーツと枕カバーを変えて、寝かしつける。布団を掛ける前に軽く頭を撫で、手ぐしを通した。枝毛の全くない、最高の指通りだ。

 

「おやすみっ」

 

そう言って布団を掛け、電気も消した。

 

 

 

 

 

突然携帯が鳴る。誰かと思って画面を見ると、ハルさんからだった。

正直めんどくさかったし眠たかったので、俺は携帯を投げて再び眠りについた。

 

 

 

 

 

 

目が覚める。朝早い時間なのだが、もうすでに起きているようだ。

 

「おはようハルさん」

 

優しく微笑む。

 

「ああ、おはよう」

 

「さてっと、ハルさんも起きたことだし……」

 

「んー?」

 

フッと笑みが消える。

 

「査問会に通報しよっかなー」

 

「ちょ、待て待て待て! そりゃねえよ」

 

「あります。だって……朝起きたらハルさんの部屋に連れて込まれてたし……」

 

もじもじしながら言い放つ。というか、偏見酷くね?

 

「そりゃ酒飲んでダウンしてたからだよ。持ち帰っただけだぜ? それ以外は何もしてないわ」

 

「……本当に?」

 

「ああ」

 

「……ハルさんがそう言うなら……」

 

すんなり納得した様子に思わず拍子抜けだ。今回は俺が完全不利だかんな……

アリサじゃなくてよかったー……

 

「とりあえず部屋に戻ります」

 

「んー、了解」

 

くるりと踵を返した。俺はとりあえずシーツと枕カバーをはがして洗濯機に投げる。投げる瞬間、ふんわりと甘いシャンプーが香った。

 

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