GOD EATER2 ほのぼのアフターライフ   作:W-cat

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Report32 おまけが狙い

「はぁ…… そりゃ災難だったな」

 

「うん……」

 

珍しく隊長さんから飲みに誘ってくるから嬉々として乗ったんだが、これは由々しき事態だな。

 

「しっかし、少々強引だなぁ…… 隊長さんはどうするんだ?」

 

「どうって、うーん……わかんない」

 

「あらら、こりゃ悩ましい」

 

隊長さんは人がいいからなぁ……

 

「よし、俺がどうにかしよう」

 

「うーん…… そんなに困ってるわけじゃないよ?」

 

「まあまあ、ここは俺に任せな!」

 

作戦開始だな。

 

 

 

 

 

 

……というわけでいつものように作戦会議ってわけなんだが、どうもいい案が浮かばねぇんだよな。流石に実力行使ってわけにもいかねぇし、かといって引き剥がすのもかなり難しいしな。

 

「ほんっとにむかつくわね」

 

「ああ。けどさぁ、何すりゃいいか思いつかねえや」

 

「そうですね。ギルには申し訳ないですが……」

 

そういやこの面子で話し合うのも結構長くなったな…… って、どうでもいいか。

とりあえずビールを流し込む。

 

「なんかきっかけかなんかあればなー……」

 

「きっかけ、ですか……」

 

なんでもいい、エミールが止むを得ず隊長さんを諦める何かが欲しい。

 

「お前らこんな時間に何してんだ?」

 

「あっ、ソーマさん」

 

博士か。ちょっと息抜きか?

それはそうと、俺はあんま勉強得意じゃないんだよなー…… まあこの歳で勉学に励むなんてあんまないんだけどな。

 

「もう夜も遅い、明日に備えて早く寝ろよ?」

 

「子ども扱いしないでください‼︎」

 

「子どもどうこうじゃねえよ。あんまり遅く起きてると、お肌に悪い」

 

「うっ……」

 

「ですね」

 

うん、夜更かしはよくないな。女性は肌が命だからな。まあそうじゃない娘もいるだろうけどさ……

 

「ソーマさんは、クリスマスは誰と過ごすんですか?」

 

「さぁな…… いつも通りだろうな。俺はアリサみたいにクリスマスパーティーに呼ばれてるわけでもないしな」

 

クリスマスパーティー?

 

「それだぁ‼︎」

 

「……は?」

 

博士、ファインプレーだぜ‼︎

 

「ハル、私たちもやりましょう」

 

「だな。決まりだ」

 

「ソーマさん、ありがとうございます‼︎」

 

「あ、ああ……」

 

そうと決まれば企画開始だ‼︎ あんなことやこんなことが……

 

「ハルさん、何にやついてるんですか?」

 

「ん? ちょっと考え事だよ」

 

「ふぅん……」

 

 

 

 

 

 

次の日の夕方、早速人員をかき集めた。この企画発表のためにな‼︎

 

「えー皆さん集り頂き大変感謝してます。第四部隊隊長の真壁ハルオミでっす」

 

「挨拶はイイっすよ。それより、こんな集めて今度は何するんすか?」

 

相変わらず無愛想な奴だな全く……

 

「えー今月はクリスマスがあるよな? そこで! 今年はクリスマスパーティーを開催したいと思います‼︎」

 

「クリスマスパーティー? なんだか楽しそう‼︎」

 

流石ナナちゃん、食いつきがいいねぇ。

 

「でも、一体何をするんですか?」

 

「んー、まぁちょっとした忘年会みたいな感じに飲んだり食ったりかな? ただ一つ、重要なイベントがあるのさ。隊長さん、クリスマスって言ったら……まず何が浮かぶ?」

 

「えーっと…… 1人ぼっちの夜?」

 

「なんと‼︎ 今年は僕が側にいよう‼︎」

 

「エミールうるさいっ‼︎」

 

隊長さん……

 

「気を取り直してナナちゃん!」

 

「うーん、やっぱりケーキだね‼︎」

 

ナナちゃんらしいや。けど違う……

 

「カノン‼︎」

 

「えっ? 私ですか? えーっと……その、恋人とか、でしょうか?」

 

もじもじしてるカノン可愛いぞ‼︎ でもそれでもない!

 

「コウタ、お前ならわかるか?」

 

「クリスマスかぁ。まああれしかないな、家族へのプレゼント!」

 

流石、親孝行しっかりしてるだけあって抜かりないな‼︎

 

「そう、プレゼントだ。というわけでプレゼント交換会をやろうと思う。みんな素敵なプレゼントを用意しろよ‼︎」

 

「でも俺クリスマスは家に帰っちゃうんだよなー……」

 

「大丈夫、やるのは24日だ。時間調整もしっかりしてやるよ。みんなと楽しんだ後に戻っても、いいだろ?」

 

「……それもそうだね」

 

微笑むコウタ。

仲間外れは良くないからな。みんなでやるからこそのクリスマスパーティーだぜ。

 

「クリスマスかぁ。お料理気合入れなくちゃ‼︎」

 

「私も手伝います! お菓子作りは任せてください‼︎」

 

カノンのお菓子か、これは楽しみだな。

 

「じゃあ私は、夕食を手伝います」

 

「私も手伝います。いつも事務ばかりですから、たまには料理作りたいですし!」

 

オペレーター2人の料理か。こりゃ楽しみだな‼︎

 

「なんか楽しそう! ね、私たちも作ろうよ‼︎」

 

「ナナさん、大丈夫なのですか?」

 

「もちろん‼︎ 隊長も一緒に作ろうよ‼︎」

 

「あ……えっと」

 

「先輩も一緒に作ろうよ!」

 

「う、うん……」

 

はしゃぐナナとは対称的な隊長さん、ちょっと顔が引きつってるな。

 

「私は雑用でもするよ。ギルも手伝ってね」

 

「ん? ああ」

 

うちの女性陣はみんな仲がよくて助かるな! それに目の保養にもなるしで完璧だ‼︎

 

「そんじゃ、今日は解散だ」

 

さてと、何贈ろうかなー。女の子にはやっぱり服かな? お洋服かな? 色気のある姿、堪能したいね……

 

「ハルさん、何ニヤついてるんすか?」

 

「ん? ちょっと考え事だよ」

 

 

 

 

 

 

「ヒバリ君、それは本当かい?」

 

「はい、支部長はどうしますか?」

 

「うーん、そうだねぇ…… せっかくだから、僕からも素敵なプレゼントを贈ろうか」

 

「本当ですか?」

 

「ああ、いつも神機使い諸氏には助けられているからね。ちょっとしたお礼も兼ねて、ね」

 

誰に何を贈るか…… 実に悩ましいね。だが、実に興味深い……

 

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