GOD EATER2 ほのぼのアフターライフ 作:W-cat
無事に開催が決定、さっそく俺はプレゼントを仕入れることにした。通販ってのは便利だからな。普通じゃ仕入れるのが難しいもんだって注文できる。
「ギルは何にするんだ?」
「それが…… まだ決めていません」
「そうかー、まぁ悩むわな」
想いの人に渡すプレゼントだもんなー…… このチャンスをどう生かすかにかかってるぜ。
「ハルさんは何を贈るんすか?」
「それは、まぁあれだ…… 見てからのお楽しみってことで」
「……うちの隊員にだけは変なの贈らないでくださいよ?」
「大丈夫だ、心配すんな」
当日が楽しみだなー。そういや男共には何贈ろうか……
「ニヤついてる…… 絶対変なの贈るつもりですよね?」
「変とはなんだ! 失礼な……」
ギルの野郎…… これはお仕置きだな。とっておきのプレゼントを用意してやるよ。
プレゼント探しという名目で先輩とお買い物です。
「決まった?」
「うーん…… まだ」
悩んでますねー…… 私はとりあえずハルさんとギルさんにはお酒を、他の人にはお菓子でも買ってあげようかなって思います。エミールにはデ◯ソースでも渡すわ!
「どうしよー……」
先輩って、意外と優柔不断? 悩む先輩見るのは初めてかも……
「……ごめんなさい、やっぱり何あげればいいか思いつかないわ」
「誰のプレゼントで悩んでるんですか?」
「その……ギルとエミール」
「そうですか……」
まさかの…… エミールなんかに……! でもエミールはアピールとか凄いから、先輩も意識してるのかなぁ?
てかギルさんのも悩んでるんだ…… ひょっとしてギルさんのことも意識してるの?
「ギルは最悪お酒として、エミールのはどうしよう…… 私、紅茶に関する知識とかないし、そもそもエミールの好み知らないの……」
「エミールは何あげても喜ぶから、適当で大丈夫よ!」
「そう、なのかなー?」
すぐそこに緑茶パック…… 丁度いいわ。
「うん! 先輩は真面目すぎ! エミールなんか、こんなので十分よ!」
「これは……」
「お茶の葉、紅茶をあれだけ上手く入れれるんだから緑茶でも押し付けとけば大丈夫よ‼︎」
「はぁ……」
……と強引な感じにエミールのプレゼントだけ買いました‼︎
「ラウンジは女子会かー……」
仕方ないのでロビーで飲んでるんだが……
「そうですねー…… ハルさん、今日は覗かないんですか?」
「今日はしねぇよ。きっとクリスマスに向けてなんか作ってるんだろうよ。知らない方がいいこともあるのさ」
「ハルさん、言葉の使い方間違ってる気がします」
コウタも突っ込みが厳しくなったなー……
「細けぇこたーいいんだよ。それより、コウタは何をプレゼントするんだ?」
「俺っすか? ご当地のお菓子でも配ろうと思ってます」
「お菓子?」
「はい、ひ◯子饅頭ってやつなんすけどね」
「あれ売ってたの⁉︎ 100年以上も歴史あるんだぜ!」
「そうなんすか⁉︎ 」
「ああ、アラガミの襲撃で生産がストップして幻の銘菓になっちまったんだが、世の中わからないねぇ」
流石だな。コウタの奴、相変わらずこういう類のリサーチは上手いな。それを生かせば素敵な女性も落とせそうな気もしなくはないんだが……
出撃ゲートが開き、隊長さんとエリナが帰ってきた。
「おかえり2人とも、今ラウンジで女子会やってるよ」
「カノンが仕切ってるあたり、なんか作ってんじゃねぇのか?」
「ほんと? 先輩、行こっ‼︎」
「いや、私は……」
「きっとプレゼント作りだよ‼︎ 一緒に作ろっ!」
そのまま強引に連れて行かれた。
「いやぁ、若いっていいねぇ」
ラウンジには甘い香りが漂う。シエルとナナ、ムツミ、カノンがお菓子を作っている。
「あっ、2人も一緒に作ります?」
「はい‼︎」
「あ、うん……」
辺りにはすでに完成したお菓子がいくつか並んでいる。
「できました‼︎」
「わぁ! シエルさん上手ですね‼︎」
「ありがとうございます」
チョコパフェが新たに完成、ムツミも絶賛だ。
「ありゃりゃ」
一方のナナは、何かよくわからない黒いものを作り上げた。
「ナナさん、一体何を入れたんですか?」
「えーっとぉ、忘れた‼︎」
……開き直ったナナにムツミは苦笑い。
「これはちょっと…… とりあえずクッキーはこのまま袋に詰めてプレゼントに流用できますね。パフェとケーキは食べましょう」
「はーい‼︎」
「さて、じゃあまずは簡単なクッキーから作りましょう」
カノンの指導のもと、ステラとエリナはクッキーを作ることになったのだが……
「もう生地できてますね」
「あとは型を抜いて焼くだけなんです……」
クッキー作りはあっけなく終わった。
「おや? キグルミ君ではないか」
「………」
「なに、言葉を交わさずとも分かるさ。君も悩んでいるのだろう、クリスマスの贈り物に……!」
「………」
だんまりとするキグルミにさらに畳み掛ける。
「だが心配はいらないさ。たとえ君がべぶっ‼︎」
後ろからエリナが殴り飛ばした。
「なっ、エリナか! 後ろからとは卑怯だ‼︎」
「エミールうるさいっ! キグルミさんが困ってたでしょ‼︎」
キグルミは両手をぱたぱたしている。
「わかるぞキグルミ君‼︎ プレゼントに悩んでいるのであろう!」
「絶対違うわよ! エミールがうるさいだけよ‼︎」