GOD EATER2 ほのぼのアフターライフ   作:W-cat

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今回はいつもより遅くなりましたm(_ _)m


Report44 本当は治したい

帰ってから早速、エミールとエリナが言いあいを始めた。毎度毎度のことだが…… たまには平和になってほしいな。

 

「おー戻ったかー、お疲れー」

 

ちょうど同じ時間に戻ってきたのか、ハルさんが神機を格納してた。エミールとエリナを見て苦笑いをしている。

 

「お前いつも大変だなぁ」

 

「うーん…… ブラッドみたいにうまくいかないかー」

 

「なんなら、エリナちゃんを第四部隊に転属させるか?」

 

心なしかハルさんの目がエロいように感じた。いつものことだけど……

 

「いや、遠慮しときます……」

 

「そうかー、残念だ」

 

そう言う割にはあまり残念そうには見えない。

 

「そんなことより、どうやったら改善されるかとか考えてくださいよー……」

 

「あー…… こればっかりはなんとも言えないな。正直どっちもどっちって感じだしさ」

 

やはりというか、さすがのハルさんもお手上げのようだ。

 

「ハルさん……」

 

「ただ一つ言えるとしたら、お互いの話を聞いてあげるべきじゃねえのか? 一概にどちらかが悪いという風には言えないしな」

 

「なるほど……」

 

そういえばお互いとよく話し合っていなかったかもしれない。正直盲点だった。だがエミールは何かを教わる時以外はなかなか話を聞いてくれそうにないからなぁ……

 

「なんなら俺が話を聞いてやってもいいんだぜ?」

 

「じゃあエミールを!」

 

「それは無理……」

 

やっぱりか…… 仕方ないからエリナの方を頼もう。エミールは……また今度な。

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜早速エリナを誘い出した。ついでにシエルも……

そんでもってちょっとしたお茶会となっている。俺はエリナが持ってきてくれたマカロンをツマミにビールを流す。

 

「これ意外といけるな」

 

「だよね‼︎ ソーマさん、意外とこういうの好きみたい」

 

あの隠キャがねぇ…… 全然キャラ合ってねえよ。

 

「甘くて美味しいですね。食感も最高です」

 

キャラは合ってなくても味は美味いんだよな悔しいぐらいに…… 俺にはそんな調理スキルなんて無いし、第一料理なんてしないし。

 

「ところでハルさん、話って何? もしかして、いつまでもウジウジしてるギルさんのこと?」

 

呆れたように言い放つエリナの気持ちもわかる。が、今日はそっちじゃねえ。

 

「ギルじゃなくて、エミールのことはどう思ってるんだ?」

 

「どうって…… とくになんとも」

 

「でもいっつも喧嘩しちゃってないか?」

 

エリナの表情が一気に曇る。

 

「それは、そうですが……」

 

「作戦効率も落ちてるようですから、やはり改善すべきだと思います」

 

シエルが畳み掛ける。あまり言い過ぎるとエリナが可哀想なので、ここらで止めとこう。

 

「悪いのはわかってるんです。だけどエミールが変なこと言っちゃうと、ついかぁっとなっちゃって……」

 

空気など読まず我が道を行くエミールだからこそなのだろう。俺も同じように感じることもなくはない。

 

「なにかいい手立てはないかねぇ…… あのマイペースな野郎を……」

 

「では口ではなく、物理攻撃をするのはいかがですか?」

 

どうしてこういうことをサラッと言っちゃうかなシエルちゃん…… そもそも、エミールに何か恨みでもあるのか?

 

「いや、いくらなんでもそれは……」

 

「暴力はさすがにな…… もうちょっと平和的解決でいこうぜ」

 

「そうですか……」

 

本当にやりかねないから恐ろしいよなこの娘…… まっ、可愛いから許すけどな。

 

「シエルちゃんの案は最終手段として、だ。エミールのことだから何を言ってもだめだろうな」

 

「それは、わかってます。でも根本的に解決しないと、またコウタ隊長に迷惑かけちゃうかもしれないし……」

 

感情的になってしまうことには反省しているようだ。

 

「根本的な解決かぁ……」

 

「なにかいい案あります?」

 

「……すまん‼︎ さっぱりだ」

 

「えー……」

 

残念そうな顔をされてもなぁ……

 

 

 

 

 

 

 

結局グダグダで纏まらないままエリナは自室に戻った。夜のラウンジには俺とシエルしかいない。

 

「あの、大丈夫ですか?」

 

「うーん、もうちょっとだけこのままで……」

 

「わかりました」

 

酔ったとか適当に嘘を吐いて膝枕をしてもらっている。なんも疑いを持たずにやってくれるあたり、俺のことを結構信頼してくれてるのかもしれない。

それよりもこれ、何がとは言わないが絶景だね。

と、目を閉じてそんなことを考えてると、頭を撫でられた。

 

「髪、固いですね」

 

「まあな」

 

いつも型がつくから、これはこれで便利だ。

お返しとして横髪を撫でる。こちらは逆にサラサラとした感じで柔らかい。

 

「やっぱ女の子の髪は綺麗だよな」

 

「あぅ…… かっ、からかわないでください」

 

やや顔を逸した。からかったわけじゃなくて本心なんだけど、余計なことは言わないようにしよう。

 

「さてと、酔いも覚めてきたし…… そろそろ寝よっかな」

 

「そうですか。じゃあ私も戻ります」

 

シエルは立ち上がって軽く身体を伸ばした。

 

「そんなら一緒に行くか」

 

 

 

 

ラウンジを出て2人でエレベーターに乗った。特に会話もなく、この短いような長いような時が過ぎていった。

先にブラッド区画に着いた。

 

「今日は失礼します」

 

「おぅ、おやすみ。また明日な」

 

「はい、おやすみなさい」

 

軽く手を振って俺を見送ってくれた。

 

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