GOD EATER2 ほのぼのアフターライフ   作:W-cat

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Report47 フランのお悩み

最近お腹が出てきた気がする。

 

「フランさん、どうかしましたか?」

 

「あ…… なんでもありません」

 

「体調でも悪いんですか? ご飯はしっかり食べないとダメですよ?」

 

「はい……」

 

食が進んでないと体調が悪いと思われるのは仕方がないですね。ムツミさんのご飯は美味しいですし、それぞれの好き嫌いもちゃんと考えて作ってくれますから…… 今日の夕食であるハンバーグもとても美味しいです。

ですがこれが原因でしょうか? フライアからこちらに来てから体重が5kgほど増えてしまいました。日頃も事務作業ばかりですから、そろそろダイエットとかも考えたほうがいいのかもしれませんね。

 

「フランちゃん、今ご飯?」

 

おでんパンを口に頬張っています。あんなに食べてるのに体型が変わらないのは、やはり神機使い故なんでしょうか?

 

「ええ、まあ」

 

「そっかー、じゃあしっかり食べなきゃだね‼︎」

 

「そう、ですね……」

 

「……なんか元気ない? 調子悪いの?」

 

顔を近づけるナナさん、ほんのりだしの香りがします。

 

「いえ、大丈夫です。少し、考え事をしていただけなので……」

 

「そっかー」

 

串ごとおでんパンを飲み込んでいます。どういう仕組みなのでしょうか?

気になりますが冷める前に食べきってしまいましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

夕食後の書類整理の前にノルンでダイエットについて少し調べることにしました。するとダイエットとは本来、食生活の改善だという意味だったことを知りました。また、食生活改善によって体重は落ちるそうです。とは言ったものの…… 食生活が乱れる要素がありません。ムツミさんの料理はその辺りにも気を使ってますから……

 

「お嬢さん、随分と思い詰めた顔して…… どうしたんだい?」

 

「ハルオミ隊長……」

 

きっとナンパに来たんですね。歌姫として有名なユノさんでさえもナンパしてしまうんですから、その度胸と能力は大したものです。ある意味天才とも言えるでしょう。

 

「一つ質問があります」

 

「なんだい?」

 

「私って太りました?」

 

「……はい?」

 

唖然としてしまいました。前触れもなく言ったのが悪いんでしょうか?

 

「あの……」

 

「あー、いや…… そんなことないと思うぜ。十分魅力的だ。スタイルいいしな」

 

「はぁ……ありがとうございます」

 

最後の一言が無ければこの人は完璧なんですけどね。あきらかに下心丸見えです。テルオミさんとは真逆でだらしないですね。

 

「そんなわけでフランちゃん、今度飯にでもいかねぇか?」

 

「気持ちは嬉しいですが、お断り致します」

 

「そうかー……」

 

落ち込んだようですね。それほど落ち込むことなのでしょうか? それにハルオミ隊長は、シエルさんと付き合ってるのでは、という噂も耳にしてますし……

 

「ま、気が変わったらいつでも声をかけてくれよ」

 

そう言い残してハルオミ隊長は行ってしまいました。後ろから見ると、首から上はテルオミさんと瓜二つですね。

 

 

 

 

 

 

 

今日のところはダイエットについてまとめただけで終わってしまいました。結論から言うと適度な運動が必要ですね。しかしオペレーターが増えているとはいえ、運動する機会というのはあまりないのが実情です。ましてや神機使いでもないのにアラガミと戦うなど到底出来ませんし…… 食事を減らすのはストレスとなるのであまり良くありません。

よくよく考えればこのご時世で太れるというのは、幸せなことですよね。きっとどこかで、まともな食事すら与えられていないような人もいるでしょうし……

 

「キュルルー?」

 

カルビちゃん?

 

「どうしたの? もう遅いから寝ないとダメですよぉ〜?」

 

もう私よりも大きいような気もします。でも可愛らしいです。

ノルンでは噛み付くと書かれていましたが私は未だ噛まれていません。それどころか随分と懐いてくれてるように見えます。

そういえば、カルビちゃんはアナグラ中を歩き回ることによって適度な運動をしているんでしたね。それなら私も……

 

「ねぇカルビちゃん、今度お散歩行こうね」

 

「キュルキュー」

 

 

 

 

 

 

 

ナンパ失敗だ。このところ失敗続きなんだよなぁ…… 俺ももう歳なのか?

いやいや、せっかくユノちゃんとも仲良くなれたんだ。俺はまだまだイケるとは思う。

 

「ニヤニヤしてる…… また変なこと考えてる?」

 

我が弟、テルが澄ました顔をして近づいてきた。

 

「変なことじゃねぇ! 男として大切なことだよ」

 

そう言っても解せぬといった表情だ。なんでこいつは女体の神秘がわかんねえんだ? ギルもそうだが、神機の方に走っちまった理由が謎だ。

 

「また査問会に呼ばれるよ?」

 

「そんなヘマしねえよ。それよりテル、彼女できたか?」

 

それ以前にこいつのムーブメントって何だっけ?

 

「彼女なんかいつできるのやら…… 一生できないかもね」

 

いや、それはないだろ。血を分けた兄弟だぜ?

 

「なんなら、俺が紹介してやろうか?」

 

「結構です」

 

「ちぇー……」

 

即答しやがった。可愛くねえな相変わらず…… 自分で言うのもなんだが、俺の選球眼は凄いんだぞ? 後悔するぞ?

あ、でも、そもそもここ極東には素敵な女性が多いから俺が紹介するまでもないか。

 

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