GOD EATER2 ほのぼのアフターライフ   作:W-cat

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スマホだと指擦れる(´・ω・`)


Report52 タツミの受難

今年もヒバリちゃんからチョコを貰えたんだ。どうだ! 羨ましいだろ⁉︎ あのヒバリちゃんだぜ? 貰った時なんかあまりの嬉しさに舞い上がっちゃったよ。あん時のヒバリちゃん、なんか恥ずかしそうだったなぁ……

 

そんなことはさておき、俺は夜間の任務にアサインされ、空母のある手前まで来ている。理由は簡単、報酬だ。あ、銭闘志と一緒にすんなよな? 今回は愛する女性のために、それなりのお金が欲しかっただけだ。

俺をアサインしたのは教官先生、当然夜勤手当も付くし討伐対象の報酬も上々だ。その分難易度は高いのだが、クレイドルの大将に比べれば随分とマシだ。あいつが受ける任務は、殺しにかかってるとしか思えないからな……

今回もそれなりに終わるだろう、そしてその報酬でいいものをプレゼントしよう、そう思ってた。同行者を知るまでは、な。

 

「よし、死なない程度に頑張ろうぜ!」

 

「夜間の任務なんて久しぶりですが、頑張ります!」

 

リンドウさんにカノンだ。

言いたいことは分かるな? ついでに教官先生もなかなか残念な部類に入る。

 

「教官先生、もう一度確認するけど……今日の対象は?」

 

「アイテールにシユウよ」

 

よりにもよって飛んでる相手、しかも銃撃が有効というね…… 俺みたいな前衛バカでも今回ばかりはきちんと警戒しなきゃいけないな。後ろにも……

 

「時間ね、行きましょう」

 

「そうだな、ちゃっちゃと終わらせて一杯やろうぜ」

 

「少し、眠いです」

 

 

 

 

 

 

 

 

移動から数分後、海辺付近で歩いているシユウとアイテールを発見した。月が綺麗な夜に、二体並んでお散歩ってとこだ。

あれがアイテールじゃなくてサリエルなら、いい絵になってたかもしれない。

 

「片方から先に潰しましょう。リンドウさんはアイテールを、残りでシユウを速攻で潰しましょう」

 

「オーケー」

 

「了解だ」

 

さっさと終わらせよう、こんな任務……

まずは奇襲、リンドウさんがアイテールに、教官先生がシユウに銃弾を浴びせつつ接近する。俺とカノンはすぐ後方にて身構える。

アイテールの注意を引いたリンドウさんは、よく分からない得物で斬りかかる。

一方の教官先生は後方で待機している俺たちの方へ引き付けることに成功した。ここから一気に……

 

「アハハっ‼︎」

 

不気味な笑い声に、踏み込もうとしていた足を思わず止めてしまった。振り返ると、カノンが何のためらいもなく砲撃をしていた。

 

「きゃあっ‼︎」

 

爆風に巻き込まれたであろう教官先生の悲鳴が聞こえた気がする。もしそのまま前に出てたらと思うと……

おおよそ狙いをつけているとは思えない攻撃ではあるが、一発が重いこともあってシユウの動きが鈍る。

 

「身体が焼けてくってどんな感じ? アハハハッ‼︎」

 

おそらく苦しいだろう……

接近できないと判断したのか、教官先生は銃撃に切り替えている。俺はちょいちょい飛んでくる流れ弾を避けながら見守るしかできなかった。

 

「タツミ! そっちの方に行ったわ、すまん‼︎」

 

突然リンドウさんからの通信、同時に左からアイテールが接近してくる。

今の状況ではどっちみちシユウに近づけない。

 

「仕方ねぇ、やってやるぜ」

 

銃身がない分軽い、その特性を生かして飛び上がる。

 

「斬り裂け‼︎」

 

長年一緒だった相棒が赤く光る。今まで小技しかなかった俺が習得したブラッドアーツは高火力なものだ。

強烈な切り上げをスカートに直撃させ、そのまま空中戦にもつれ込む。

最初の一撃で怯んだ隙を逃さず追撃を仕掛けようとしたのだが……

 

「ぐあっ」

 

背中に痛みが走った。

 

「射線開けてくれーい!」

 

やっぱりというか予想通りというか、リンドウさんに誤射をされてしまった。

銃撃が苦手という自覚あるなら練習してほしいぜ……

まあこんなこと言ってる場合じゃないな。せっかくの援護なんだし……

 

「どわあっ‼︎」

 

攻撃しようとした途端、強烈な爆発が目の前で…… そして俺は爆風に巻き込まれた。

 

「射線上に入るなって、私言わなかったっけ⁉︎」

 

ああ、ヒバリちゃん、助けてくれぇ……

 

 

 

 

 

 

 

 

俺が呆然としている間にカタがついた。カノンに滅多打ちにされた後、リンドウさんがトドメを刺した。途中から加勢した教官先生も、爆撃を受けたりしてた。もちろん俺もそうだ。

 

「タツミさん、大丈夫?」

 

「ああ、なんとかな……」

 

俺と教官先生はボロボロだ。

 

「いやぁ、やっぱ射撃は慣れないねぇ」

 

「私は、今日は誤射少なかったですよ」

 

2人とも反省はしてないようだ。

 

 

 

 

 

 

 

帰ってきてシャワーを浴びた後、早々にベットにダイブした。報酬は予定通り出たため問題はない。けど、やっぱり今日みたいな任務は疲れるなぁ……

時刻を見ると日が変わる寸前だった。眠気で意識が朦朧とする中、俺は携帯端末を確認した。が、特に何もなしだ。

 

「ヒバリちゃんの時報とか欲しいな」

 

いや、きっと手に入れてみせるぜ。こういうのに関しては、勝つ戦いをしていかなくちゃな。

 

よし、寝よう……

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