GOD EATER2 ほのぼのアフターライフ   作:W-cat

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あれこれ手を出していろいろ回らなくなってここまで引っ張っちゃいました(´・ω・`)
すみません( ˘ω˘ )


Report55 失言には制裁が

神機保管庫にて隊長の神機を整備中だ。前回の戦闘で大破したそれは、復帰させるのにだいぶ時間がかかりそうだ。

 

「ねぇギル、どうだった?」

 

「どうもこうも、制御機構がイカれちまってるぜ」

 

「うー……」

 

隊長の神機が壊れてから早二日、どうにかして稼動できるレベルに持ってくることはできた。だが変形機構が使えず、装甲の展開もできない状態だ。

 

「それにしても、戦闘中に棒立ちなんてらしくねぇんじゃねえのか?」

 

「それは……その、ごめんなさい」

 

すっかり落ち込んでしまっている。まあ神機がこの有様じゃあなぁ……

 

「おーいギルー、あんま嫁さんを虐めんなよ?」

 

「嫁⁉︎ はうぅ……」

 

ずかずかと近づいてきたハルさんがいきなり茶化す。それによって隊長が俯く。

 

「嫁って…… まだそういう関係じゃないっすよ?」

 

「まだ?」

 

「まだっす」

 

「じゃあいつかは隊長さんといちゃいちゃするってことだな?」

 

「………」

 

そりゃあいずれは……

 

「いちゃいちゃって……」

 

……ダメっぽいな。

 

「なんだよ隊長さん、つれないねぇ……」

 

「いや、その……」

 

「せっかくオーバーニーでさ、太ももの素晴らしい輝き出してるのにもったいないぜ。黒ニーハイでゴツい脚も引きしがっ‼︎」

 

言い終わる前に隊長はハルさんに強烈な回し蹴りをした。完全に気を抜いていたハルさんの頭部側面に直撃し、ハルさんはそのままぶっ倒れてしまった。

 

「行きましょう、ギル」

 

「お、おう……」

 

ご機嫌ナナメな隊長の後に続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局そのまま部屋に連れ込まれてしまった。2人でベットの上に座っている。

 

「ハルさんってどうしてあんなんなのかしら? 普通にしてたらかっこいいのに……」

 

「昔っから変わってないからなぁ……」

 

そう、普通にしてたらもうちょっとモテたと思う。それぐらいに外見と性格は良い。

 

「あ、でもギルのほうが……その……」

 

「ん?」

 

俺の方がなんだ?

 

「やっぱりなんでもない‼︎」

 

隊長は立ち上がって、沸かしていたお湯を、あらかじめ茶葉を入れていた二つのカップに注いだ。ティーカップを小皿の上に乗っけて俺の元に戻ってくる。

 

「はい、どうぞ」

 

「ありがとう」

 

差し出されたのは緑茶だった。ティーカップとかは明らかに紅茶用のものだったが中はグリーンだ。

 

「これって紅茶用じゃ?」

 

「紅茶も緑茶も同じ茶葉だから大丈夫」

 

トンデモ理論だな。まあ美味いっちゃあ美味いけど……

隊長は俺の横に座った。

 

「さっき何て言おうとしたんだ?」

 

「さっき?」

 

「俺の方がどうとかなんとか?」

 

「あっと……それは」

 

隊長が俯く。

 

「何か言いにくいことか?」

 

「いや、そうじゃないけど……」

 

……そのまま黙り込んでしまった。なんかすごく大切なことを聞きそびれた気がする……

 

 

 

 

 

 

 

 

「だぁっ…… と、あれ?」

 

神機保管庫の中だ。なんだか吐き気がする。でも隊長さんに蹴られる直前、白いナニかが見えた気がした。

 

「気がつきましたか?」

 

「おうぅ…… 今は何時だ?」

 

「15:49です」

 

あれから10分ほどか。

傍にはシエルと見知らぬ神機使いが2人いた。

 

「えーっと、俺は倒れて……」

 

「はい、整備班の方から聞きました」

 

「ははっ、俺ももう年かな…… ところでそちらは?」

 

ブロンズショートの娘結構可愛いな。目はブルーかぁ。

 

「初めまして、第一部隊配属となったジャッキー・エルズベリーです」

 

「同じく、ラモス・デービスです」

 

なるほど、こいつらが噂に聞いてた第一の研修生か。

 

「俺は真壁ハルオミ、第四部隊を率いてる」

 

「えっ? たっ、隊長でしたか⁉︎ 失礼しました」

 

「あー、そんな緊張しなくていいからさ。うちは緩いし」

 

「そうでしたか、すみません」

 

こいつも草食系っぽいな、なんとなくだけど…… ジャッキーの方はなかなか気の強い娘のように感じる。

 

「2人とも、今日の予定は?」

 

「ええと…… 任務も終わりましたし、特には……」

 

「じゃあこの後」

 

「ハル、顔色もよくありませんし休まれてはどうですか?」

 

あー、やっぱり顔色も悪いのか。脳震盪効果が未だにって感じだな。

 

「そうだな…… じゃあ今度ミッション行こうな」

 

「はい‼︎ その時はよろしくお願いします」

 

 

 

 

 

 

シエルに自室まで連れて行かれた。俺の部屋に入るなりさっそくベットに寝かしつけてきた。だが移動中にだいぶ気分も改善されたんだが……

 

「なぁ、俺もう大丈夫だから……」

 

「ダメです。安静にしていてください」

 

いささか過保護な気がする。いや、悪い気分じゃあないんだけど、こういうのってちょっと複雑なんだよなぁ……

 

「整備班の方に聞いたんですが、強烈なハイキックを受けたそうですね?」

 

「ああ、俺の方がでかいのに…… 体の柔らかさと腰の回転を最大限に活かした感じだったな」

 

「隊長は随分と怒っていたと聞いたんですが……」

 

「ちょっとからかいすぎたんだ。後で誤りに行くよ」

 

多分……

 

「そうですか」

 

「それより、最近ギルと隊長さんはどんな感じだ?」

 

「えーっと、心なしかギルと一緒の時の隊長は以前にも増して楽しそうに感じます」

 

「なるほど」

 

こりゃあアレだな、次で落とせる。

 

「一つ質問があるんですが、どうして隊長はエミールさんの時ははっきり、断ってギルの時は曖昧にしたんでしょうか?」

 

「んー、そうだなぁ…… 付き合いも長いってのもあるだろうし、料理とか上手いからなんじゃねえのか? 人はないものねだりって言うし……」

 

「ないものねだり…… ですか」

 

確証はないけどな。ギル、頑張れよ。

 

「ところでシエル、あの……」

 

「なんです?」

 

「いや、また今度にするわ」

 

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