GOD EATER2 ほのぼのアフターライフ   作:W-cat

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Report57 たらいまわし

今日は面白いもの見ちゃった。あんなの本当にあるんだねまったく……

ああいうの、まさにバカップルって言うんだっけ? もう逆に清々しいよ‼︎

 

「お嬢さん、こんな夜に1人かい?」

 

「ハルオミ隊長」

 

ラウンジで声をかけてきたのはイケメン隊長、顔だけならタイプだわ。

 

「またナンパしに来たんですか? 調子に乗ってると、ぶっ飛ばしますよ?」

 

こういうタイプはこれくらい言ってやらないとね。

 

「おぅおぅ手厳しいことで…… それよりさ、今日あいつらと任務だったんだって?」

 

「そうなんですよー、2人とも仲良しでしたよもぅ……」

 

ちょっと羨ましいなぁなんて……

 

「そうかそうか」

 

適当に聞き流してお酒…… この人はお酒と女がいれば生きていけそうね。

 

「あの2人、絶対入れ替わった方がいいよ! だって『私の婿』宣言してるし……」

 

「婿⁉︎」

 

大きく目を見開いて驚いてるように見える。

 

「あの、どうしました?」

 

「詳しく聞かせてくれないか?」

 

「は、はぁ……」

 

声がマジトーンだ……

 

「実は……」

 

 

 

 

 

 

「お二人は恋仲だと聞いたんですが?」

 

これはハルオミ隊長に聞いた話だ。別に神機使い同士の恋愛なんてそこまで珍しいものではない。そんなわけで軽いノリで聞いてみた。

 

「いや、それは……」

 

「そ、そうです……」

 

2人とも顔真っ赤、見てて実に面白い。だけど……

 

「ギルは私のだから……手を出さないでね?」

 

彼の左腕にしがみついて私にはっきりとそう言った。顔は紅いままだったが、目からは気迫のような何かを感じた。

 

「りょ、了解です……」

 

 

 

 

 

 

 

「……ということがあったんですよぉ」

 

「そうか、どうりで2人とも飲みに誘っても部屋から出てこないわけだ」

 

部屋から出てこない?

 

「んなことはいいとして、だ。ここには慣れたか?」

 

「うーん…… まずまずですね。極東ってガラ悪いイメージしかなかったんで最初はアレでしたけど……」

 

「ハハッ、そりゃよかったよ」

 

思ったよりフレンドリーって感じかな。だいぶ頭のいった人もいるけど、基本的にはみんないい人かな。

 

「そういえばハルオミ隊長?」

 

「ハルでいい。で、なんだ?」

 

「ハルさんは付き合ってる人とかいるんですか?」

 

そう聞くと一瞬表情が曇った。

 

「さあな、そいつは秘密だよ」

 

だがすぐに元の笑顔に戻り、そう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さてと、今日も任務に励みますか」

 

昨日はブラッドのおかげでこっちの任務はうまいことなんとかできた。それにしても博士、育成をさせながら普段の任務はきっちり要求してくるあたり……

 

「ヒバリちゃぁん‼」

 

朝から元気のいいことだ。タツミさんは相変わらずだ。ああそうだ! タツミさんに頼んでみよう。

 

 

 

 

「ヒバリちゃん、今度一緒に……」

 

「私忙しいので……」

 

「おいタツミ、さっさとしろ!」

 

何やら言い合ってるけどいつものことだ。

 

「タツミさん、ちょっといいっすか?」

 

「んー? どうした?」

 

「いやー、研修生の育成お願いしようかなって」

 

タツミさんは俺のお願いを聞いた瞬間目を輝かせた。

 

「おお! そいつは楽しみだな。俺としてもいつもおんなじ奴らとしか組まないからさ、そういうのって結構嬉しいんだよね」

 

喜ぶタツミさんとは対照的にカレルさんは冷めた表情だ。

 

「新人だぁ? 俺の足を引っ張って報酬減らす奴らなんていらないねぇ」

 

そういや俺が新人だった時もこんな感じだったっけ?

 

「カレル、そう硬いこと言うなよ。今後を担う若者のためにも、俺たちができる限りのことをすべきだと思うぜ?」

 

「フン、くだらん。まあ、今回はお手並みを拝見するという名目で話に乗ってやろう」

 

協力してくれるようだ。一時はどうなるかと思ったぜ……

 

「それじゃあヒバリちゃん、さっき頼んだやつにもう2人追加しといてくれ」

 

「はい、それでは4人での出撃に致しますね」

 

ヒバリさんが手早く作業を行う。

 

「そんじゃあ俺は例の研修生呼んでくるか‼ ヒバリちゃん、またな」

 

「俺は銃の手入れでもしてくるか……」

 

タツミさんは笑顔で手を振り、カレルさんはこちらに顔もむけずに行ってしまった。

 

「行ってしまいましたね。タツミさんも、ああいうこと言う時だけはカッコいいのに……」

 

「いろいろと惜しい人だよね」

 

「ごもっともです」

 

ヒバリさんはやれやれといった表情だ。

 

「そういえばコウタさん、教育のほうはうまくいってますか?」

 

「それなんだけどさ、やっぱり…… あんまうまくいってないように感じるんだよね」

 

「というと?」

 

「ほら、今のところステラとハルさんにお願いしたんだけどさ、2人とも理論的で説明とかその他もろもろうまいわけよ。俺は2人と違ってまだ経験が浅いから仕方ないってのもあるかもしれないけどさ、やっぱり与えられた以上きっちりやりたいんだよね」

 

それにまだ隊長としても1年生だしな。エリナ達は才能と負けん気があったからあそこまで成長したんだと思う。

 

「確かに、コウタさんよりも育成面に長けてる人はいると思います。今回のタツミさんもお上手です。だけどコウタさんも頑張っていると思いますよ?」

 

「だといいんだけどねぇ…… でも俺がやらないとな‼︎」

 

「私も、オペレーターの育成頑張ります‼︎ お互い教官同士ですね!」

 

「そういやそうだね! 」

 

いよっし‼︎ 気合い入れていくぞぉ‼︎




ここらでそろそろ研修生の紹介
2人ともニューヨーク支部から来てる設定


ジャッキー・エルズベリー(16)
ショート/ ブラスト/ バックラー

思ったことをすぐに口に出しちゃうブロンズショートの色白な女の子。流れるようなショートの連撃とブラストの破壊力を存分に活かしている。防御が苦手な反面回避は優秀である。
気が強く、危険な状況でも積極的に立ち向かう。


ラモス・デービス(16)
チャージスピア/ スナイパー/ シールド

ジャッキーとは対照的に気弱なタイプ。その割には驚異的な身体能力を誇る。特に逃げ足が速い。接近戦はそこそこ強いが、狙撃はあまりうまくなかったりする。
整った顔立ちの黒人系。
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