成り掛けの半妖獣であった魔猪を打倒したタケルはその肉を食らうことにより無事、空腹を満たす事ができた。
そして休む間もなくまたぞろに
良くも悪くもタケルのあり方はストイックなのだ。とは言え、修練中は空に満ちる気を吸い込み肉体に循環させる性質上、体を動かす事が出来ない。
その様な時、タケルはいつも頭の中で考えを巡らせていた。
(かの猪の肉、無事食す事が出来た。これは吉兆である。・・・しかしなぁ)
「やった、やった、成功した!これぞ棚から餅だ」
「痛いってば、離してよ!」
タケルが元いた世界では動植物を食する事により、その生物が元来持つ生の気を取り込むと言った修練方法がある。
そして一概にはそうだと言えないが、対象の生命力が強力である程気の純度は上がる。
だからこそあれ程の生命力に溢れていた強靭な猪ならばと期待していたタケルであったのだが、その結果は少々予想とズレてしまった。
(あの猪が持つ生の気は余りにも雑気が過ぎた)
「無駄、無駄。ケヒヒ、逃がさないよぅ」
「嫌だよ。やめて!」
例の半妖獣が持ち合わせていた妖気。マガツ気とも呼べるそれは、タケルのような気で肉体の器の位を上げる武芸者の性質と相性が悪かったのだ。
(雑気を散らせば、或いは上質な気に転化するやも知れぬが・・・)
「ケヒヒ、ツキが回って来たぜ。新鮮な子供の肉なんぞいつぶりだ」
「いい加減、離なせよ!このっ、触るな!」
錬金術。あるいは錬丹術。タケルの世界に存在した学士・薬師が用いる術理の総称である。
彼等は霊物や貴金属の合成を生業としており、霊験あらたかな丸薬と人工希少金属を作る名手であった。
(あれらの術を用いれば毒素を持った気と、
「いい加減、諦めろや坊主。ガキ同士の喧嘩だったとは言え、群れから逸れたお前を助けに来る奴なんていねぇよ」
「うぅ。そ、そんな事、分からないじゃんか。きっと皆、助けを呼んで来てくれるもん!」
錬丹術とは長大な学問の道である。達人にも効く質の高い霊薬を作る名手になるには途方もない努力と時間が掛かる。
武芸者の道を歩むタケルでは、とてもじゃないが二足の
故にタケルは惜しいと思いつつも泣く泣く魔猪の宿していた生命の気を取り込まずに排出し、その肉だけを頂いたのだ。
(・・・かの
「ケヒヒ。それが間に合えばいいな?さぁて、まずは何処から食おうか。腕か?足か?いっそはらわたを裂いちまうか」
「ひぃ。お父さん!お母さん!助けてぇ!!」
思わずタケルは生前の世界で知り合った錬丹術の名手の顔を思い出す。
彼の
その性格は苛烈の一言で、まず他人に厳しくそして自分にはさらに厳しい人物である。
また拘りが強い一面もあり、例え貴人からの頼みであっても自分が納得しなければ梃子でも動かない頑固さも持ち合わせていた。
良くも悪くも、職人気質が強い錬丹術師であったのだ。
目的を叶える事柄以外に関して大雑把であったタケルは、そんな彼と会う度によく小言を吐かれていた。
だが同時に妙な面倒見の良さを持ち合わせていて、人付き合いの良さが割と致命的に欠けていたタケルの事を何かと気に掛けてくれる存在であった。
おそらく件の翁が今回、タケルが処理した魔猪の話を聞けば何と勿体無い!と嘆いた後、大きく顔を顰め烈火の勢いで彼に説教を始めたであろう。
(最後に翁殿の顔を見たのはいつであったか)
「何ならよ。坊主は何処から食われたいよ?選ばせてやってもいいぞ。ケヒヒ、5秒で答えな」
「やだぁ、いやだよぉ。誰か助けてぇ」
タケルが
『達人として大成したならば、いつまでもふらふらとせず嫁なり子供を作るなりして身を固めよ。伝手が無いと言うのであれば儂が面倒を見てやる。
何なら儂の元で錬丹術を学ばないか?』と。
この時の翁にどのような真意があったのかタケルには分からない。
結局タケルは翁の提案を断り、天極山へ向かってしまったのでそもそも確認の仕様さえない。
あの時。タケルが断りを入れた際の翁の表情は今でも思い出せる。
悲しむ様な、怒りを堪える様な、そしてどこか諦めが付いてしまった様な複雑な表顔であった。
何故あの時、翁があの様な表情をしたのかはタケルの理解の外である。
ここで確かに言えるのは、世界さえ隔ててしまった今。彼は二度、かの翁に会うことは出来ないと言うことだ。
(・・・もう会えぬ人に寂しさを感じるのは久方ぶりだな)
「はい、時間切れ。おれ様が食われ方を決めてやる。テメェは頭から丸齧りだ!」
「ごめんなさい。ごめんなさい。何でもするから食べないで!」
タケルとて感情を持った一人の人間である。時には寂しさを感じる事もあれば憤りを抱く事もある。
過去にも敵対したが、相手の事情を聞きトドメを刺さずに情けをかけた事もあるし、世話になった知人に己の力を貸した時もあった。
こう言った人として最低限の心の機微を持ち合わせていたからこそ、タケルは人同士の集団生活から弾き出されないギリギリの社交性を持てたのだ。
だがどれだけの人と縁を結ぼうとも彼の有り様は変わらない。ただ自分の願いに向かって満進し続ける狂い人。
その過程で不要と判断したものは容易く手放してしまう人でなし。
故にタケルの生き様は孤高では無く孤独なのだ。
この生き方は文字通り生まれ変わっても変わる事は無いだろう。
まあ、それはそれとしてーー
(いい加減、目の前の
「それじゃあ、いただきまぁす!」
「うわあぁぁ、食べられたく無い。誰か助けてぇー!!」
タケルは溜息を吐きつつ、修練に集中する為に閉じていた瞼を静かに持ち上げた。
日の光を迎え入れた瞳が映したのは二人の生者であった。
どちらも背丈は低く、おそらくタケルの身長の半分にも届かないだろう。
だが両者の造形は大きく異なっていた。
一方は衣服を一切纏わぬ出立ちで、全身を赤茶色の濃い体毛で覆われていた。酷い猫背と足より長い手を持つその姿は野生の猿に酷似している。
しかしその表顔はまるで痩せこけた浮浪者を思わせる人面であった。
この人面猿は余程機嫌が良いのか、耳元まで裂けた口の両端を吊り上げ黄色く汚れた大きな犬歯を覗かせ笑っている。
対してもう一方は年端もいかぬ
そんなただの子供が先程から服が汚れぬのを厭わず、泣き叫び命乞いをしているのだ。
人面猿はそんな童の有り様に、弑虐心を募らせたのかますます笑みを深める。
この両者はタケルが吸気呼吸修練法による鍛錬を始めて直ぐに、彼の側に現れ雪崩れ込んできた。
そして彼等は直ぐ近くにタケルがいる事も気付かずに、現在の様な言い争いを始めたのだ。
まあ言い争いと称すには、人面猿が余りにも一方的に事の成り行きの主導権を握っているのだが。
正直、タケルからすれば騒ぐのであれば何処か別の場所でやってほしいと言うのが本音である。
いくら鍛錬に精を出そうとも目の前でこうも煩くされれば集中力が削がれてしまう。
常であればタケルは意識の深度を落とし、彼等の事を無視していたかもしれない。だが襲われている様に見えるのは年端も行かない幼子である。
彼は幻想郷で黄泉返った際、神仏の情けにより自分の生をもう一度過ごせる様になったと考えている身の上だ。
ならば無垢な童が見るからに邪悪そうに映る人面猿にとって食われる様子を眺めて終わるのはどうにも居心地が悪かった。
「これも神仏様のお導きか・・・」
「ッ。な、誰だテメェ!?」
今、正に子供に飛び掛かろうとした人面猿は突如として聞こえて来た第三者の声に過剰に反応し驚く。
「テ、テメェ。いつの間にそこにいやがった!」
「お前たちが此処に来るより前に居たぞ」
「くだらないホラ、吹くんじゃねぇよ!おれ様は此処に誰もいないの確かめてから来たんだぞ」
「あ、あ。お兄さん。た、助けてください。お願いします!」
この悪態を吐く人面猿の名は"
矮小な見た目の通りにこの猿の化生は大した力を持っておらず、下手をすれば武装した大人の人間に返り討ちにされる程だ。
この人面猿は"人の声を真似る程度の能力"を持っており、他者の声色に扮した己の声を妖術で作った風に乗せ、人同士の集団に悪態として放り込み心に不和を抱かせるのだ。
そしてそれにより発生した負の感情を糧に己の存在を保つ妖怪である。
概要だけ見ると中々に嫌らしい化生ではあるが、その妖精の悪戯にも似た行いの成功率は決して高い訳ではない。
声を真似ると言っても真似れる声質のパターンは少なく、また元来の濁声を完全に覆い隠す事が出来ない。
さらに騙り猿自身、かなり雑な性分をしており不和を引き起こす相手に同じ話を繰り返してしまう悪癖があった。
大人の人間であれば、少し気を付けていれば容易く看破できるしょうもない話術使いである。
低級の木端妖怪らしく、何をするにしても自分の力を使いこなせない中途半端な能力なのだ。
だがしかし。失敗はすると言ってもそれは大人が対象の時の話だ。
例えば子供。まだ幼く知識の含蓄が浅い彼等が相手であれば騙り猿の目論見が成功する確率はぐんと上がる。
度胸試しかはたまたただの遊びか。人里より少し離れた外の場所で騙り猿は4、5人の子供の集団を見つけた。
側に大人の姿もなくチャンスだと判断したこの妖怪は、さっそく声色を上げて、不和を招く言葉をそよ風に乗せその集団に送った。
すると見る見る内に彼等は仲間割れを起こし、遂に一人の少年が集団から弾き出されてしまった。
すかさず騙り猿はその子供に近づき、念を入れて人間が近付きたがらない妖怪の山に隣接するこの場所まで攫ってきたのだ。
己と子以外には誰も居ない。そんな状況でいざ実食と洒落込みかけた時にタケルの横槍が入ったのである。
騙り猿が声を荒げるのも無理のない事であった。
「お前が抱えいるその子はまだ無垢な童ではないか。見逃してやったらどうだ?」
「ふざけんじゃねーぞ!このタコが。おれ様の獲物の行方を何故テメェに指図されなきゃならねぇんだ」
「正論ではある。しかしなぁ・・・」
タケルは必ずしも目の前の小さき命を助けたい訳ではない。彼の理念の性質上、余りにもか弱い命が一方的に失われるのを何もせずに見てい
るのがどうにも座り心地が悪く、人面猿の行いに口を出しているに過ぎない。
仮に騙り猿がこの場から子供を連れて逃げれば、タケルは彼等との縁が切れたと判断し追い掛けもしないだらう。
だからそこ騙り猿に問い掛けるその語意は弱い。
「まさかおれ様の獲物を横取りしようってか?盗人猛々しい話しじゃねぇかよ、おい!」
「否。我にその様な意図は無い」
「は、どうだか。それにテメェの言う通りにこのガキを見逃して、おれ様に何の得があるんだ?」
「得?・・・うむ、そうだな。お前への得か」
騙り猿が発した疑問に思わずタケルは考えてしまう。
そも妖怪と人間は不倶戴天の敵に等しい関係性と言っても良い。
友好関係を築く気がないのであれば、そもそも騙り猿の言い文などまともにとり合う必要は無い。
しかし再度に渡って言うが、タケルの性根は人でなしの類である。人として最低限の情こそあるが、たった今、出会った不幸な少年への興味などゼロに等しい。
ある種、平等に騙り猿と童を見てしまっているせいで、妖怪の言い分に正当性を感じてしまったのだ。
「代案もなくただおれ様のもんだけ分取ろうってか?随分な話じゃねぇかよ。ええ、くそ人間!?」
「お前は口が回るな。ではこう言うのはどうだ」
「なんだよ。ふざけた言い分ならただじゃおかねーぞ!」
「お前を見逃してやる」
「・・・あァ?」
にわかに、タケルの言葉を聞いた騙り猿の頭に血が昇る。
「互いに主張があり、互いにそれを譲れぬ時。そこには争いが生まれる」
「・・・」
「だが我とお前が争えば我が勝つであろう。それも一方的に」
「おい」
「であれば童の命を見逃すのと引き換えに、我はお前の命を悪戯に奪わぬ事を約束する。これによって双方に益が生まれたぞ。我が妙案、如何であろうか?」
タケルは彼なりに両者が得をする案を考えて、人面猿にそれを提案した。
騙り猿はタケルより明確に格下の相手だ。むしろ戦闘力に限るなら半妖獣であった魔猪にも劣る。
そもそもな話。人間に限らず生物とは他者の命を糧に生活しているのだ。その観点だけを見ると、この妖怪は自分で得た獲物の権利を行使しているに過ぎない。
だからこそタケルは自分の都合で自然の摂理を歪める事への抵抗から、彼なりに騙り猿へ気を使ったのだ。
ただまあそれは、あくまでタケル視点での話だ。
事情を知らぬ騙り猿からすれば、このあんまりな彼の言い分は溜まったものでは無い。
余りにも一方的。余りにも己を舐め腐ったものいいと言えよう。
人に害をなす妖怪である騙り猿が、どうして人間のタケルの提案を受け入れられようものか。
何よりも人間風情に舐められた。これは気配無く突如として現れたタケルに対する警戒心を溶かすには十分過ぎる挑発であった。
「ケヒ、・・ケヒヒヒ。おいおいおい!本当に舐めた野郎だな。テメェはよ!!」
「む?」
「あれか?高圧的になじればおれ様がびびってイモ引くとでも思ったのかよ!?」
騙り猿は激昂した。
そも妖怪とは人を襲い、犯し、殺害するもの。そうあれかしと望まれてこの世に形作られた自然現象の一種である。
故に妖怪は敵対者がどれ程の強者であろうとも、人間だと言う要素だけでその者を見下す。
それはしょうもない木端妖怪である騙り猿とて例外ではない。
肉体よりも精神に依存する彼等妖怪にとって、抗い難い本能なのだ。
「おれ様の格がいくら低いと言えど、人間なんぞに舐められる筋合いはねぇんだよ!」
「落ち着け。我にその様な意図は無い」
「は、調子の良いこと言っといて強く出られるとそれかい。テメェ、実は弱いんだろ?」
騙り猿は怒りのままにタケルへ言葉を投げつける。この瞬間から騙り猿にとって彼は得体の知れない存在から、隠れる事が得意なだけの臆病者となった。
自分は安全な場所に隠れ潜み、状況と言葉を巧みに操りその場を支配しようとする。何と浅ましい男なのか。
自分の事を完全に棚上げしたもの言いであるが、そも強者とはそれに見合った風格を伴うもの。
だがタケルから放たれる気配はこれっぽっちも恐ろしさを伴わない。
そんな優男の何を警戒し、何を怖がれと言うのか。
「下手な正義感を出さずに、日陰に隠れてりゃあ良かったのによ。坊主も残念だったな。助けに入ったのがこんな役立たずでよ」
「う、うぅ」
「・・・」
ひとりで勝手にヒートアップする騙り猿を他所に、何か凄いことになって来たなとタケルは困惑する。
とは言え、目の前の人面猿との交渉が失敗に終わった事は彼にも理解できた。
(慣れぬ事をするものではないな。やはり交渉は知恵者に頼るに限る)
「ガキの前の前菜だ。まずはテメェから食ってやるよ!」
「危ない。お兄さん、逃げて!」
騙り猿はその場から飛び上がり、タケルに目掛けて飛びかかった。いくら騙り猿が格の低い妖怪と言えども、人外に属する化生である。
その凶暴性は決して侮れるものでは無い。
騙り猿の長い腕がタケルに伸び、指から生える厚い獣爪が首の頸動脈を掻き切る――、より速く彼の打ち出した拳が妖怪の人面に突き刺さった。
「ギエピ!?」
「ええ!?」
タケルの拳に弾かれた騙り猿の顔はぐしゃりと潰れ、その勢いで片眼が破裂する。裂けた口から覗く前歯は全損し、それ程高くなかった鼻柱はペシャンコに押し潰された。
その人面猿の怪我の具合に、少年は思わず驚きの声を上げる。
「うご・・あぁ・・・。いてぇ、いてぇよぅ」
「うわぁ・・・」
そのあまりに酷く人面を潰されたグロテクスさに、少年は攫われて来た事さえ忘れて騙り猿に同情してしまった。
「お前は脆いな。して人面の猿よ。まだ続けるか?」
「え?これ以上、何かするんですかお兄さん」
「か、勘弁してくれ。こ、このガキは・・諦める。あんたに生意気な口をきいたのも謝るからよぅ」
タケルからすれば技を出すまでも無く文字通り、飛び掛かってきた火の粉を払っただけだ。むしろ今の応酬には牽制すら入っていない。
対して騙り猿は先程の怒りなど忘れてしまい、一発で彼と自分の格の差を分からされてしまい、すっかり意気消沈してしまった。
勢いついた者が鼻柱を叩かれ落ち込む。その典型である。
子供はその両者間に漂う雰囲気に押され、若干引いていた。
「ではもう行け。この童の命を諦めるなら、約束通り我はお前を見逃そう」
「へ、へい。ではおれ・・わ、わたしはこれにて失礼します」
言うや否や騙り猿は脱兎の如くその場から逃走した。
タケルにその気がなかったとは言え、顔面を潰された程度では致命傷に至らぬのは、流石は化生と言ったところか。
こうしてタケルは幻想郷に来て初めて出会った妖怪との会合を終えたのであった。
モザイク掛けたセリフ群です。
「やった、やった、成功した!これぞ棚から餅だ」
「痛いってば、離してよ!」
「無駄、無駄。ケヒヒ、逃がさないよぅ」
「嫌だよ。やめて!」
「ケヒヒ、ツキが回って来たぜ。新鮮な子供の肉なんぞいつぶりだ」
「いい加減、離なせよ!このっ、触るな!」
「いい加減、諦めろや坊主。ガキ同士の喧嘩だったとは言え、群れから逸れたお前を助けに来る奴なんていねぇよ」
「うぅ。そ、そんな事、分からないじゃんか。きっと皆、助けを呼んで来てくれるもん!」
「ケヒヒ。それが間に合えばいいな?さぁて、まずは何処から食おうか。腕か?足か?いっそはらわたを裂いちまうか」
「ひぃ。お父さん!お母さん!助けてぇ!!」
「何ならよ。坊主は何処から食われたいよ?選ばせてやってもいいぞ。ケヒヒ、5秒で答えな」
「やだぁ、いやだよぉ。誰か助けてぇ」
「はい、時間切れ。おれ様が食われ方を決めてやる。テメェは頭から丸齧りだ!」
「ごめんなさい。ごめんなさい。何でもするから食べないで!」