フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED 作:鉄血
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「───ザフトじゃなきゃ敵だっていうんなら、撃てよ」
そう言うディアッカにイザークは銃口を向けているが、彼にはディアッカを撃つことができない。
ディアッカがなんと言おうと、彼は脱走者で裏切り者なのだ。そんな相手を撃つことが自分の義務だと承知していても、一度は友と思った相手を、イザークには撃つことなどできない。
だからこそ、彼は苦しげに喚いた。
「騙されているんだっ、おまえは!」
ディアッカの言ったことは世迷い言だ。
プラントはナチュラルの絶滅を望んでいる?一部の過激な人間はそれを望んでいるのかもしれないが、ソレをトップが実行しようとしていると?
ソレを止める為にフル・フロンタルは連合とオーブと手を組み、プラントを制圧する?
イザークにしても、ナチュラル全てを殺して勝つ事が正しいなどとは思ってはいない。
だが、フロンタルがやろうとしている事をプラントの裏切りと捉えずになんと捉えればよいのか。
だが、ディアッカから返ってきた答えは皮肉だった。
「───さて、どっちかな、そりゃ・・・」
────自分が騙されているというのか!?
イザークはディアッカを睨みつける。が、今の彼にはそれしかできる事はなかった。
その時、イザークの通信機から、雑音に混じって上官の声が流れ出す。
〈イザーク・・・聞こえるか?・・・戦闘は終わりだ〉
「・・・なに?」
その言葉にイザークは困惑の声を上げる。
そしてその通信機越しから上官以外の声が聞こえてきた。
〈そう言う訳だイザーク君。君も、ディアッカ君と一緒に我々と合流したまえ。話はそれからだ〉
「なっ───」
無線から聞こえてきたのはフロンタルの声だった。
突然入ってきたフロンタルの声にイザークは呆然としたまま、開いた口を閉じる事ができない。
そしてそんなイザークにディアッカは言った。
「一度くらいは話を聞いてみようぜ?イザーク」
ディアッカのその言葉にイザークは返事を返す事ができなかった。
◇◇◇◇
「貴様も良くこんな無茶な作戦を実行しようと考えたものだな?フロンタル。貴様はこんな博打にも近い作戦を練るような事をしないだろうに」
「今まで立ててきた計画の大半を味方側に潰されてしまってはこんな無茶な作戦を考えもする。おかげで私は議員の座を降ろされた挙げ句、部下達の住民IDを凍結させてしまう羽目になってしまったんだぞ。この戦争の後処理が面倒だ」
おかげで俺も住民IDが一つ凍結されちまった。
えっ?俺のIDはいくつあるのかって?
偽名と昔使っていた本名を含めれば結構あるぞ。
クワトロだろ?エドワウだろ?後は・・・テラとヤーナム時代に使っていたウルピアヌスくらいか。
シャアの名前は・・・なんか使いたくなかったんよな。
使ったらなんか本物に呪われそうだし。いろんな意味で
「大変そうだな。貴様も」
そう他人事のように言うクルーゼにフロンタルは言う。
「他人事のように言っているが戦後処理はクルーゼ、お前にも手伝ってもらう。私一人だと過労死しかねんのでな」
「私を巻き込むな。私を。巻き込むならギルを巻き込め」
しれっとデュランダルを売るクルーゼとフロンタルのその会話を少し離れた所でムウは何とも言えない表情で顔を顰めていた。
最もキラは自分の真実を知ってそれどころの話ではないのだが。
しっかしコイツ、俺と出会ってから割といい空気吸ってんな。
寿命問題が解決してからコイツ、割とはっちゃけてやがる。
下手したら俺等三馬鹿って呼ばれない?呼ばれそうなんだけど
呼ばれてるに決まってるだろうが。
いい歳したおっさん共がキャスターチェア滑走大会や裸狩りしてる時点で言われても仕方ないだろ
解せぬ。
ペーネロペー 模写
【挿絵表示】
細かい輪郭はぼかしました。
描くのが面倒臭いことこの上ないので
プロフィール エム
年齢 不明 恐らくはキラやトリトマ達と同年の可能性あり
専門分野 射撃戦/ 格闘戦/執行/暗殺/モビルスーツパイロット/潜伏/潜入など
エムはエルと同じ非合法な傭兵育成機関にいた青い髪と青い瞳を持ったコーディネイター。
もともとはM041と呼ばれていたらしく、今はその頭文字をとってエムと呼ばれている
フロンタルさんはこの子やエルにはちゃんとした名前を与えないとなぁ・・・と考えてはいるが、いかんせん女の子なので下手な名前をつけることが出来ず、自身の忙しさもあってからかれこれ四年近く放置されている。
喋り方がかなり独特で答えを話してから理由を言うというかなり回りくどい喋り方をしてくるので、会話が大変。
後、滅多な事で表情を変えたりする事はないので周りからはお人形のようなと言われているらしい