フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED 作:鉄血
「見慣れないモビルスーツがあるな」
クルーゼは初めて入る事になるフロンタルの艦内を見るや否や近くで半ば置物になっていたケンプファーに視線を向ける。
「ああ。あれは実験機のようなものだ。出力や機動力だけでいえばジンやゲイツよりは上だが、装甲が脆過ぎて今や誰も乗りたがらない」
デザインは皆称賛してくれるんだけれど。
「なんだその致命的な欠陥は。貴様ならもう少しマシにモビルスーツの設計が出来ただろう?」
「この機体を作るのにかき集めた非正規のジンやディンの装甲を使ったのがマズかった」
作った時期が悪いよ。作った時期が。
更なる欠陥を知り、クルーゼは呆れたようなため息をつく。
おい、その顔ヤメロ。
お前がその顔をするのすっげえ違和感あるんだから。
原作では高笑いしてたイメージが強いせいで違和感がスゲエんだよ。
「とはいえ、だ。君こそよかったのかね?君の艦のクルーにはナチュラルをよく思わない人達も居たはずだが?」
確かナチュラル憎しの奴等がクルーゼの艦には多かった筈。
そんな彼等の意見を無視してまでクルーゼがこの同盟を組むとは思えない。だが、その疑問はすぐに解消された。
「確かに私の艦にはそうした輩は少なからずいる。だが、それ以前に私の艦に搭載されていたデュエル以外のモビルスーツの殆どをお前が用意した一機のモビルスーツに全滅一歩手前まで追い込まれたと報告があった。そのパイロット・・・もしやイザーク達五人を一人で返り討ちにしたと言っていた奴だな?」
なるほど?クルーゼ隊をトリトマが全員返り討ちにしたのか。
そんでそれを見た彼等は心折れたと。
曲がりなりにもエリートばかりのクルーゼ隊の面々がたった一人に惨敗すればそりゃ上ばったその自尊心もへし折れるか。
「彼女ならそれくらいの事はする。もうすぐモビルスーツの操縦技術で私を追い抜くかもしれんような子だ」
ゲイツですら反応速度が遅いと言っているし。
「貴様を追い抜くだと?一体どんな人物なのか気になるな」
興味を示すクルーゼにその噂となっている人物はすぐに来た。
「隊長ッ!」
そう言いながらこっちに向かってくる黒い髪の少女と青い髪の少女。
「無事でやがりましたか!怪我はねーですか!」
そう言って目の前に降り立つ彼女達にフロンタルは言った。
「ああ。クルーゼ隊の足止めご苦労だった。そちらも問題なかったかね?」
「首肯。殆どトリトマさんがやってしまいました」
そう言うエムにクルーゼが言った。
「なるほど。君が私の隊を追い詰めたパイロットか」
「な、なんでやがりますか?」
自身に向けられる視線にトリトマは一歩足を引く。
そんなクルーゼにトリトマはフロンタルに助けを求めるように目を向けた。
「ふむ・・・」
その短いやり取りでクルーゼはなにかを察したのか、顔を離してフロンタルに言った。
「良い部下だな。私の部隊にも彼女のような実力者が欲しかったものだ」
「い、いかねーですよ!」
「だ、そうだ。諦めてくれるとありがたい」
そう言うトリトマにクルーゼはフッと小さく笑う。
「まあいいさ。それで?話があるのだろう?フロンタル」
「ああ」
そんな会話をしながらもフロンタルは本題に入る。
「ここで話すのはオーブや連合、そしてキラ君達に聞かれない為だ。クルーゼ。私がいない間、最高評議会はどうなっている?」
それはフロンタルが一番に気にしていたこと。
原作を大幅に改変した事でどのような変化が向こうで起きているのかを知る為であった。
プロフィール エル
年齢SEED時点で19歳
専門分野 ナビゲート/通信/コミュニケーション(ジョーク)/射撃戦闘など
赤い髪が特徴的なエムと同じ傭兵育成機関にいた女性。
エムと同じ番号を持っていると思われるが本人が話したがらないので不明
フロンタル隊の通信役として船に乗っているが、真面目にする時と日常でのギャップの差が激しいので隊員からも同一人物か?と疑われることもしばしば。
後、トリトマの思春期の暴走やエムの奇行の大半の理由が彼女に吹き込まれてやったというのが大半。
つまりはトリトマのクローゼット漁りは彼女に吹き込まれ、理性が低下したトリトマの犯行という事である。
彼女はその場のノリで楽しい事に参加する事もあるらしく、エムを巻き込んでフロンタル達の第二回キャスターチェア滑走大会に参加していた。(DESTINY編始まる前に)
下書き エム(水着)
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下書き シナンジュ・スタイン
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下書き フロンタルさん 仮面なし
【挿絵表示】
フロンタルさんとシナンジュ・スタインは色をつける前のもの
コレだけモビルスーツとキャラを描くときの情報量の差が大き過ぎるからキャラを描くのは苦手なんですわ!