フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED   作:鉄血

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第百十話

軽いワイシャツと動きやすいズボンに着替えたフロンタル達は目的地であるセプテンベルにあるカナーバ邸へと向かう為、道中に置いてあった観光ガイドのパンフレットを取り、ショッピングやアーケード、カフェなどを利用して、いかにも観光しているように振る舞い、アプリリウスにある宇宙港へと向かっていた。

 

「・・・キャスバルさん。俺達はカナーバ議員の救出をしに来たんでしょう?暢気に観光している暇があるんですか?」

 

アスランが観光を楽しんでいるように見えるフロンタルにそう言うと、フロンタルは自然を装うように答えた。

 

「追跡を振り切る為のベターな回避方法だ。それにただ観光しているだけではない。周りを見てみたらどうだ?」

 

そう言われ、アスランは周囲を見回す。

沢山の人でごった返している何時もの街だ。

 

「・・・いつもと同じだと思いますが?」

 

「ちゃんと見たのかね?」

 

そういうアスランにフロンタルは質問を返す。

 

「ええ。それは───」

 

もちろんと答えようとした時、その口が止まった。

 

「最近、ますます弾圧が酷くなってないか?前に居住許可書を見せろって言われてさ」

 

「心配よね。前に知り合いがザラ派にクライン派かって銃を向けられたって言われて・・・安心して外にも出られないわ」

 

カフェの一部からそんな雑談が耳へと入る。

 

「パトリック・ザラが議長になってからはザラ派がやりたい放題してるよ。最近の報道だって同じ事ばかりを繰り返して進展がない」

 

「フロンタルが次期議長だったらどうだったのかしら?上手くいってたと思う?」

 

「少なくとも今みたいにはなってないんじゃないか?なんだかんだ言ってあの人は色々と周りを見ていたし」

 

そんな会話を聞いてフロンタルはアスランに言う。

 

「・・・どうだったかね?」

 

アスランの反応に察したのだろう。再び質問するフロンタルにアスランは答えた。

 

「・・・最近、ザラ派の恫喝が増えたと言う話を聞きました」

 

「恐らくだが、私がプラントを脱出したのが原因だろう。そしてプラント内部に伏兵がいると睨んでこのような事をしているようだ。こんな無駄な事を住民に強いてしまうと無能扱いされるというのに」

 

そう言ってコーヒーを飲むフロンタルの横を後からカフェに入ってきたエムが座る。

 

「報告。ただいま戻りました」

 

「ご苦労。何か飲むかね?私の奢りだ」

 

そう言ってフロンタルはエムにメニュー表を渡す。

 

「選択。ではカフェラテを」

 

「なら頼むといい」

 

そんな会話をしつつ、エムは店員にカフェラテを注文する。

 

「それで?追われている様子は?」

 

「返答。隅々まで確認しましたが、追跡者はいません」

 

「結構だ」

 

とはいえだ。追跡者を振り払ってから本番というもの。

まずは各コロニー群で起きている状況を確認しなければならない。

なのでとりあえずエムが注文したカフェラテを運んできた女性を引き止めた。

 

「すまないお嬢さん。少し聞きたいことがあるのだがいいかな?」

 

「えっ?は、はい・・・」

 

おい、唐突に部下達の前で口説き始めたぞこの野郎。

 

トリトマがいたらブチギレ待ったナシであろう唐突な口説きにアスランは素っ頓狂な顔をする。

フロンタルの隣に座っているエムは無表情ではあるが、明らかに不機嫌そうなオーラを滲み出していた。

 

「最近、ザラ派の恫喝が増えたと聞いたのだがそれは本当かね?」

 

「そう、ですね。ザラ派が主権を取ってクライン派が監禁されてからは特に酷くなりました。私も遭遇した事があるんですけれど凄く怖かったです」

 

そう言う彼女にフロンタルは更に質問する。

 

「君は今のザラ派を見てどう思っている?彼等はユニウスセブンを破壊された恨みつらみでこのような強行に走っているわけだが、ナチュラルが憎いとは思わないのかね?」

 

「それは確かにそうですけれど・・・でも今はこの戦争が早く終わって欲しいかなって私は思ってます。最近は付き合っている人とも関係が良くならなくって・・・すみません。変な事を言っちゃって」

 

「いや、構わないさ。呼び止めてすまない。ありがとう、お嬢さん」

 

「い、いえ。それでは失礼します!」

 

顔を真っ赤にして去っていく店員を見送った後、フロンタルはガスッっと足の脛を蹴られた。

 

「・・・・ッ!?エム!?」

 

思いもしない人物から蹴られた事により、フロンタルはエムに視線を向ける。

 

「指摘。・・・浮気は駄目です。隊長」

 

「まて。浮気とはなんだ!?していないだろう!?」

 

口説いてはいたけどな!

 

 

一方その頃───

 

「──!!何か隊長が浮気をしているような気がしやがります!」

 

「なに言ってんのさ?トリトマちゃん?」

 

トリトマのアホ毛が何かに反応し逆立っていた。




作者「フロンタル、トリトマちゃん。ジークアクス見ない〜?」

フロンタルさん「まあ、構わないが・・・」

トリトマ「まあ、構わねーですけど」

ジークアクス 11話 例のシーン

フロンタルさん「ちょっと待って。なんで初代来てんの?それにこっちの世界?これ下手したら私、ジークアクスに行く可能性できたんだけど?」

作者「トリトマちゃん。サイコフレームの光でもしかしたら同じ事できるかもしれないんだけど、フロンタルと一緒にキラキラやって転生と言う名の転移してみる?」

トリトマ「一緒に行けるんでやがりますか!」

フロンタルさん「やめろ!変な事を吹き込むな!」
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