フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED 作:鉄血
モントゴメリのクルー及び、ジョージ・アルスターを人質にとったフロンタルは、連合とストライクがこれ以上攻撃をしてこないことを確認すると、アークエンジェルとモントゴメリに回線を繋げる。
「停戦を確認した。私はザフトのフル・フロンタルだ。ご協力に感謝する。《足つき》の艦長殿」
「・・・・ッ!?こちらアークエンジェルの艦長、マリュー・ラミアスです」
お?どうやら私の名前を知っているらしい。
いやそれもそうか。発言権は低いとはいえ、政治活動にも手を出しているのだ。過去にオーブに仲介役を務めさせ、地球連合と会合した時は一時期話題となったのは耳に挟んでいる。
が、そんなことは今はどうでもいい話だ。
「急な襲撃に関して申し訳ないと思っている。が、今回の件はどうしても君達が地球連合側と合流する前にけりをつけて置きたい案件があり、こうして襲撃させてもらった」
「私達を襲撃しておいて何が申し訳ないだ!コーディネイターがッ!」
「黙っていた方が良いですよ?それが貴方達の身の為です」
ジョージ・アルスターが罵倒する。が、トリトマは手にしたライフルの銃口をモントゴメリの艦橋に向けてすぐに黙らせる。
そんな彼女に私は言った。
「良い、トリトマ。彼は当たり前の事を言っている。君達もその銃口を降ろしたまえ」
「・・・了解です」
「ですがコイツ等は俺達を!」
渋々といった感じですぐに彼女は銃口を降ろす。だが、他の部下達はそうでもないらしい。
そんな彼等にフロンタルは強めに言った。
「私は降ろせと言った。君達も前までは子供だったかもしれないが今はそうではない。もし、この場で引き金を引いてしまったなら私達は義勇兵ではなくただのテロリストに成り下がる。君達のその軽率な行動で今後この隊及び、プラントがどうなるのかをしっかりと見据えて行動したまえ」
「・・・・ッ」
フロンタルの言葉に全員が押し黙る。
歯を食いしばるような彼等の顔がシグーのモニターに映るが、フロンタルは仮面の奥にある表情を変えることはなかった。
彼等の気持ちも分からなくはないが、私達は大人だ。いくら相手憎しとはいえ、軽率な行動は困る。
それに今回の件は私達に非があるしな。罵倒されるのも当然だ。普通は敵対しない平和的なやり方が一番穏便だったのだが、アークエンジェルはともかく、地球連合側はそんな訳にはいかない。多少の罵倒は受けよう。
「お見苦しい所を見せてすまなかった。話を続けよう」
「え、ええ・・・・」
冷静なフロンタルの対応に、マリュー達は困惑するような反応を見せる。が、それは無視だ。
「今回、君達を襲撃したのには理由がある。まず君達は私達とは別の部隊に狙われていることは知っているだろう。こうやって襲撃したのは彼等の介入を防ぐためだ。そしてもう一つ。此方からが本題だ。偽りなく答えてほしい」
「わ、わかったわ」
声音を変えないフロンタルの冷たい声に、マリューは返事をする。そしてそんな彼女にフロンタルは言った。
「私達にはとある政治家の娘が乗った脱出ポッドがこの宙域で行方不明になったと捜索依頼が出ている。そして君達が乗る艦が、その宙域を通過したと情報があった。こうして、君達を襲撃という形で接触させてもらったが、何か手がかりは持っているかな?」
その言葉に艦橋にいた全員が目を合わせる。
一つだけ心当たりがある。
最近、この宙域で保護したラクス・クラインという少女。
間違いなく彼等が探しているのは彼女だろう。
マリューとナタルの二人は目を合わせると、一度だけ頷いてフロンタルの質問に答えた。
「・・・ええ。数日前に脱出ポッドに乗った人を保護しました」
「その人物の名は?」
「・・・ラクス・クライン」
素直に答えるマリュー艦長にフロンタルは本題を切り上げる。
「ではマリュー・ラミアス艦長。私達の要求はラクス・クラインの保護だ。そちらがラクス・クライン氏を生きて引き渡してくれるのであれば、先程の戦闘で鹵獲した三隻とそのクルー全員をそちらへすぐに返却しよう。後、ヘリオポリスで連合が開発した新型も譲渡してくれるのであれば、貴艦の以後の安全な航海も保証しよう」
登場人物紹介
フル・フロンタル(オリ主)
フロンタルに憑依しちゃったオリ主
普段はフロンタルのロールプレイをしているガンオタ
コズミック・イラとかいう地獄に転生した時はクッソ嘆いていた模様。
なりきりが得意らしくアニメ版フロンタルの大人を武器に使ってくる人を上手に使っている。
因みにアコードに闇に落ちろされるとどうなるの?
(小説版のフル・フロンタルになって逆に飲み込んできます)