フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED 作:鉄血
八月いっぱいまで仕事が忙しくなり、投稿ペースが落ちると思いますがよろしくお願いします
定期便から降り、セプテンベルへ到着したフロンタル達は目的地であるカナーバ邸付近で現状況を観察していた。
「ざっと見て約十五人。必要最低限の見張りだけを残したか。私だけであれば造作も無い事だが、君達も一緒にくるのだろう?」
「首肯。当たり前です」
「・・・貴方はクルーゼ隊長とは本当にやり方が違いますね」
エムは頷き、アスランはフロンタルが積極的に作戦に参加するのを見て困惑する。
「ヤツは私とは違い裏で小細工をするのが得意だ。私も出来なくはないが、ヤツほど上手く隠し通す事は出来ん。君も薄々気付いているのではないかね?何故、パトリックがシーゲルだけを暗殺し、クライン派であった私や同じ立場であるカナーバ達が軟禁されただけで殺さなかったのか。パトリックから全て聞いているだろう?私がどういう人間なのかを」
「・・・・まさか、ラクスの父の暗殺に貴方達は関わっていたのですか!」
アスランは唐突に父であるパトリックのシーゲル・クラインの暗殺について語り始めたフロンタルに何が言いたいのかを察した。
「半分正解だ」
そう叫ぶアスランにフロンタルは返答を返す。
半分は正解だと答えるフロンタルにアスランは問う。
「・・・半分?それは・・・どういうことですか」
「シーゲルの暗殺に関わっているのは私だけだ。それに私はあくまでもシーゲルの居場所とフリーダムが強奪されたという情報を奴に提供しただけだ。ヤツにはシーゲルを捕縛するという方法もあった筈だが、頭に血が昇った奴が暗殺に舵を切ったのも奴自身が選んだ選択に過ぎん」
「貴方は・・・一体何をしようと考えているのですか?」
そう問いを投げるアスランにフロンタルは答えた。
「人類の生存。私の目的は今も昔も変わらんよ。ただ、今はこの無駄な戦争を早期に終わらせて世界を平和の為に一歩づつ統一させるのが今の私の目的だ」
アスランはそう言うフロンタルを見て恐ろしくなった。
この人の目的は人類の生存の為だと言った。コーディネイターやナチュラルという人種ではない。それらを纏めた全てだ。
「無駄話は終わりだ。今はアイリーン・カナーバの奪還を第一に考えろ。いいな?」
「・・・・分かりました」
これ以上の話は無駄だと言わんばかりにフロンタルはアスランとの会話を終わらせる。
「では、エム。君には以前と同じく一度だけ、対人戦闘による学びの機会を与えよう」
「疑問。学びですか?」
首を傾げるエムにフロンタルは頷いた。
「ああ。お前は前にいた施設では兵士として選ばれた人材だと認められていたが、私からしてみれば今のお前は正面から暴力という名の技術を行使し、ねじ伏せるだけの専門家でしかない。だからこそ対人戦闘で必要な奇襲について教えよう」
そう言ってフロンタルはカナーバ邸付近を巡回していた二人の兵士達の動きを観察し、隠れながら背後へと周る。
そしてそんな彼等に悟られないように忍び足で近づきながら両手に握られたナイフを彼等の首目掛けて振るった。
「ガッ!?アッ・・・!?」
「なっ!?てっ!?」
短い悲鳴と共に二人が絶命する。
ただ、シンプルで飾り気のない不意討ちによる一撃は、避けようもないものだった。
そしてそのまま彼等を担ぎ上げ、彼等の死体を茂みの中へと隠した後、フロンタルはエムとアスランの元へと戻ってくる。
「このように相手の動きを見て悟られないように判断し、武器を振るい、急所を突く。銃を使う以外での戦闘では、これが最適解だ。人ならざる者の相手ではまた別の戦い方になるが、それは覚える必要はない」
「「・・・・・」」
二人は何も言えなかった。何故ならフロンタルの動きはあまりにも人を殺し慣れた動きだったからだ。
「どうした?」
沈黙する二人にフロンタルはどうしたと心配するような声が投げかけられる。
そんなフロンタルにエムが言った。
「疑問。隊長、質問があります」
「なんだ?」
「あの動きは、どうやって身につけたのですか?私から見てあまりにも手慣れています」
エムの問いにフロンタルは────
「昔、こういった奇襲にあった事があるだけだ。その対策として自身も技術を身につけた。それだけに過ぎんよ」
フロンタルはそう答えるだけだった。
フロンタルさんの戦闘経験は何年くらいあるの?
テラでは20年以上、ヤーナムで10年ちょい。
宇宙世紀では十数日。SEEDでは四年ちょい。
なのでパイロットやるよりかは対人外、怪物戦の方が得意なのだとか
精神年齢は本来、100は超えているそう。
実はトリトマちゃん、胸部装甲がミーアよりもデカい。
本人はパイロットをしているので邪魔としか思っていないのだが、エルからはエム共々本当に年下なの・・・?と思われているそう。