フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED   作:鉄血

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第三話

「おおーっ!改めて近くで見るとでっけーですね!」

 

ミネルバを見上げながらトリトマはその大きな目をキラキラとさせる。

 

「お前達が使っているガランシェールの約三倍の大きさだ」

 

「さ、三倍・・・」

 

「ざっと三百五十メートルといったところだな」

 

「驚嘆。《ナスカ級》より大きい戦艦とは驚きです」

 

二人共ミネルバを見て大きいと言ってるけど、ぶっちゃけゼネラル・レビルの方がデカイぞ。

あれ、確か六百は超えてるし。

仲良くミネルバを見る二人の様子をフロンタルは遠目に見ていると、トリトマが手を振っていた。

 

「たいちょー!見てください!ザクがありますよ!赤いザク!」

 

「赤いザク?」

 

ルナマリアの機体か。

 

「心配。あの赤いザクのパイロットは大丈夫でしょうか?」

 

「んー・・・大丈夫じゃねーですか?赤い機体に乗るってことはそれだけ実力があるって事でしょうし」

 

「なんの話をしている?」

 

二人の話が気になりフロンタルはその会話に割り込むと、トリトマは言った。

 

「いやですね、前の任務にも似たような事があったんですよ。赤い機体に乗って自称赤い彗星を名乗っていた人が」

 

「ほう?興味深い話だな。それで?」

 

「大抵の敵は逃げ出すんですけど恐れ知らずの敵はまあ、向かってきまして」

 

いるよねーどの世界でもフロムプレイヤーみたいなヤツ。そういった奴はやべーのばっかだから。

 

「溜息。そういった人達に倒されていきました」

 

だろうね。

そんな会話をしていると周りからジッとした視線が自分達に向けられていることにフロンタルは辺りを見渡す。

 

おー・・・やっぱりあれ、袖付きの勝利の女神じゃ

 

その隣はエムじゃないか?

 

フル・フロンタル元議長だ・・・

 

一部で撮影もしてやがる。

フロンタルは大きな声を上げて周りに群がっている彼等に叫ぶ。

 

「君達も物珍しさに撮るのは構わないが、動かす手を止めるのは感心しないな」

 

「「「は、はい!!」」」

 

その言葉に周りにいた人間は作業に戻っていく。

 

「まったく・・・この姿で出歩くのは目立つから好かんな」

 

「疑問。ならその姿で出歩かなければいいのでは?」

 

それはそれで俺は構わないよ?ただ昔のように威圧感がないから──

 

「外に出る度にナンパされるがいいかね?」

 

その言葉に無言で首を振る二人。

無駄に外見がシャアだからイケメンなんだよな。

昔はなー、シャアボイスじゃなくドスが効いた承太郎ボイスだったからなー。おかげで一部のヤツ以外には基本避けられてたんだよ。

 

「まあ、今の私達も隊長と似たような状態になっているので流石にちょっと鬱陶しく思いますけど・・・」

 

「不満。最近、いつものお店に行けなくて困っています」

 

「ああ、あれか・・・」

 

エムのいつものお店と聞いて腹の辺りが重くなってきた。

それはトリトマも考えていたようで口もとを抑えている。

 

メンカタカラメ────

 

「「ウッ・・・」」

 

「疑問。どうかしましたか?」

 

なんでもない。なんでもないぞ!!




プロフィール エム

あの大食いであるシンですら途中でダウンしたカロリー爆弾を食べながら体型を維持する事が出来るフロンタルでも出来ない事をやってのける子。

なお付き合ったトリトマとエルは数日間の間、体重計に乗るのが怖かったそう
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