フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED 作:鉄血
おまけ
フロンタルにいたずらをしてみてください part2
トリトマ「ぜってーに嫌です」
エル「私も」
クルーゼ「なら、レイ、シン君、我々と一緒にどうだ?」
シン「いや、俺は・・・」
レイ「ラウ・・・前回ラウとギルはそれで痛い目をみたでしょう?」
デュランダル「だが、友としての交流の一環でもある。だからこそやらねばならないのだ」
トリトマ「カッコいい事を言っているように見えてくだらねーことをしようとしているじゃねーですか・・・」
フロンタルに送りつけるであろう大量の未記入の始末書の束を端で見ながら
a.m 5 : 30───
「さて、これより作戦の内容を諸君達に伝える」
暗い会議室の中、フロンタルは"袖付き“の艦長二名と隊員達に向けて口を開く。
「今回の我々の目的はユニウスセブンの残骸を地球に落とそうとするザラ派の殲滅及びコロニー落としの未然阻止だ。理想としてはこの段階で処理することが一番だが、もしそれが出来なかった場合、ユニウスセブンを破壊する為に大西洋連邦が核を使って内側から起爆する算段になる。その際はメテオブレイカーを使って表面の外殻を破壊し、細かく砕けるようにしなければならない。その為、作戦失敗の際は核が起爆するまでの間、メテオブレイカーの護衛兼、ザラ派の殲滅が主な仕事となる。意見はあるかね?」
意見を求めるフロンタルに一人の隊員が手を挙げた。
「メテオブレイカーの護衛に関しては分かりました。ですが核の起爆の際、我々も巻き込まれる可能性もあるのでは?」
確かにそうだという声があがる。
一応味方関係の立場とはいえ、元々憎み、いがみ合っていた者同士。わだかまりや不信感はあるだろう。
そんな彼等の不安にフロンタルは言う。
「確かにその可能性もある。そうならないように私も前線に出て指揮を執るつもりだが、最悪の事態が何時でも発生しても良いように皆には撤退の算段を頭の片隅に置いておくように。戦場で“あり得ないことはあり得ない“。常にその言葉を頭に入れておけ」
「・・・分かりました」
「他に聞きたいことは?」
「なら、私が」
そう言って手を挙げたのはキャプテンだ。
キャプテンは立ち上がると、フロンタルに向けて口を開く。
「この作戦、フロンタル司令官が直々に現場に向かって、ユニウスセブンを地球に落とすのを阻止しようとしていますが貴方は“どうこの作戦を完遂する“おつもりで?」
「私直々に相手の指揮官を叩く。そしてユニウスセブン内部に潜入している工作員に妨害作業をするように手筈済みだ」
その言葉に隊員から動揺の声が上がる。どうやら彼等は知らなかったらしい。
「貴方の悪い癖ですよ。司令官さん。何でもかんでも一人で作戦内容や戦術を組み立てないでください。部下達に信用されていないように思われても知りませんよ?」
「一応の保険だ。危機的状況とはいえ、連合の力を借りるのは最終手段にしておきたいのでな」
連合側は壊滅的な被害を受ける可能性があるので参戦する事が出来る立場であるとはいえ、本来は自分達プラント側で起こした問題・・・対処しなければならない案件なのだ。
ここで彼等の力を借りて今均衡を保っている政治のパワーバランスを崩してしまえば第二のヤキン・ドゥーエ戦争を起こしてしまいかねない。
あちこちに地雷が埋まっている以上、できる限りのことは自分達だけで対処しておきたい。
「司令官さんがそうおっしゃるのなら私はこれ以上追求はしません。用心深いのは今に始まったことではありませんし」
肩をすくめながら皮肉をいうキャプテンにフロンタルは何も追求することはなかった。
このやり取りは一度や二度ではないのだ。追求する必要もないし、自分のやっているこのスタンスが駄目な事も知っている。
だが、味方が敵になっていたという可能性は捨てきれないのだ。テラ時代、かつてその状況に追い込まれ、国を一つシーボーンに滅ぼされた事が経験にある以上、疑い深くなるのは仕方のないことだった。
「他に質問があるものは?」
そう聞くフロンタルに手を挙げるものは誰もいない。
「いないのならこの会議はこれで終了とさせてもらう。作戦決行時刻は今日の夜の22時からとなる。各員、体調や準備を怠らないようしっかりと整えておくように」
作戦決行の時刻は近い───
おまけ
あの未記入の始末書の件から数日
フロンタル「そろそろか・・・」
トリトマ「何がです?」
フロンタル「ミネルバに設置したアレが起爆する頃合いだ」
エム「疑問。起爆とは?爆弾でも設置したのですか?」
フロンタル「実際の爆弾は使ってはいない。ただ、ミネルバが宇宙空間に出た際、気圧の問題でアレが爆発するというだけだ」
エル「なに、仕掛けたの?」
フロンタル「通気口と空気循環通路の中にシュールストレミングを入れただけだがね」
エル「い、陰湿過ぎる・・・」
部隊の一人がやらかした問題は連帯責任というだろう?
※実際にシュールストレミングを室外機の前に置いておくとエアコンからその匂いが充満しますので良い子は真似しないでください