フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED 作:鉄血
Q.フロンタルさんやトリトマちゃん達がスパロボシリーズに行ったらどうなりますか?
A. アムロ、シャア、カミーユ、バナージ、ミネバ、ゾルタンetc この辺りが出てきた瞬間、エムはともかくこの二人は完全な地雷と化する
というか、フロンタルさんが巻き込まれて敵陣営に、トリトマちゃん達が味方陣営に分かれる可能性が出てくる
「フル・フロンタル?あのモビルスーツに乗ってた人が!?」
シンは驚きの声を上げた。
帰艦した彼やルナマリアたちに、当直を終えたメイリンが艦橋で起こったことと、そして先の戦闘で自分達を助けた人物があのフル・フロンタルだったことに驚愕していたが、レイだけは眉ひとつ動かさない。だが一応、黙ってメイリンの話を聞いている。
「うん。だってモニター越しだったけれど、間違いないもん!タリア艦長もすっごい緊張した表情だったし、すごかったんだからぁ!」
メイリンの話を聞くうちに、シンは確かにあの戦いは凄かったと思っていた。
自分達が三人がかりで苦戦していた新型をたった一機で追い詰め、敵艦までもズタズタにして撤退まで追い込む実力は尋常ではないと感じていた。
それを思い出したシンはだんだんと不機嫌な表情になった。
さっきまで自分がしてきた戦闘が蘇る。敵にまんまと裏をかかれたまま、仲間を二人も失ったというのに、結局あの三機を倒すこともできなかった。救援が来るまでミネルバがそんな危機に陥っていた間、自分達は敵に翻弄されてばかりだったのに、ヒーローの役目は外から来た別の人に持っていかれてしまったのだ。
子供っぽい腹立ちと過去の傷に根ざした反感が、シンの中で渦巻いている中、ルナマリアが言った。
「・・・でもさ、さっきの戦闘は悔しいけど凄かったよね。流石、天下の"袖付き"のトップ。確かクラディアもアグネスと一緒で一回、袖付きの入隊試験を受けていたわよね?」
「・・・ええ、まあ」
素っ気無く返事をするクラディアにルナマリアは言う。
「アグネスは一次試験で落ちたって話だけど、クラディアは違った筈よね?どうしてこっちに異動になったの?」
「それは・・・」
答え辛い質問にクラディアはどう返事をすればいいか考えていると、レクリエーションルームのベンチに一人腰掛けていた人物がいた。
着飾った赤い服にふさふさとした金髪、そして顔には目元を隠すように仮面をつけた男だ。その男はルナマリア達の声に気づいてこちらに顔を向けたところだった。クラディアはその男に気づいて言いかけた言葉を飲み込む。
「えっ?あれって・・・」
驚いたようにルナマリア達がその男に視線を向ける。
「・・・あの!フル・フロンタル司令官ですよね!?」
「ん?君達は・・・?」
そう言って立ち上がるフロンタルにシンは改めて立ち上がったその男を見直す。
何度か画像やテレビで見たことがあるが、こうして直に見てみると変わった男だった。
ザフトに所属しているにも拘らず、奇抜な服に仮面というのは嫌というほど目立つ。
これがフル・フロンタル───元議長であり、ザフトの元総司令であり、今は袖付きの司令官という凄まじい経歴を持つ人間だが、こうして見るとただ変な格好をした男にしか見えない。
ついでに言うなら、自分達が苦戦したあの三機を一方的に追い詰めた人物のようにも見えなかった。
そんな事を考えていると、フロンタルは言った。
「久しぶりだな、レイ。クルーゼは元気にやっているかね?」
「はい。ラウは元気にやっています。今は映画に出演するそうで忙しそうですが」
「その様子だとクルーゼは随分と楽しくやっているように見える」
そんな二人の談笑を聞いてルナマリアが目を丸くした。
「え?レイ、司令官と仲がいいの?」
「正確には彼の親代わりとなっているクルーゼと、だがね」
ルナマリアの疑問にフロンタルは答える。
「知らなかった・・・というか、知り合いだったなら先に教えてよ!」
「言う必要がなかっただけだ。後、アグネスに知られたら面倒事になる」
「アグネス?ああ、アグネス・ギーベンラートか。アレと同期とは君達も苦労するものだ」
「アグネスが何かやったんですか?」
「試験の時に少しな。まあ、これ以上はプライベートなことだ。彼女の尊厳も兼ねて言うつもりはないが」
「あの、フロンタル司令官」
三人のやり取りに、クラディアが割って入る。
「・・・何かな?クラディア・レオントッツォ」
彼女にフロンタルはそう答えると、クラディアは言った。
「お姉ちゃ・・・いえ、"トリトマ・レオントッツォをこのミネルバへと移籍することは出来ませんか"?」
おまけ
皆さんはホラーは大丈夫ですか?
トリトマ「私でやがりますか?別に平気ですよ?」
エム「返答。死体は戦場で見慣れています」
エル「まあ、こんな仕事をしてるとねえ?」
フロンタルさん「ブラボの漁村で10年も出られずに頭のおかしい狩人やナメクジやら海坊主やら魚人に追いかけられながら暮らしてたんだぞ?そっちの方が日常だ。日常」