フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED   作:鉄血

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第五十二話

青い空、白い雲、赤土の大地。そして遠くにはっきりと見える山にも見える巨大な岩。

ここはオーストラリアの観光地、エアーズ・ロック付近にある基地エアーズ・ロック基地。地球で活動する袖付きやザフト軍の為にこの大洋州を地球連合から貿易拠点として認められた場所である。

 

ブルーコスモスの連中が拠点としているユーラシア連邦とは赤道連合、オーブを間に挟んでいる為、ここの本拠地を攻められる事は殆どないこの場所についた瞬間、フロンタルは息苦しさから開放されたように声を上げた。

 

「マフティーが観光地にいる訳ないだろおおおッ!」

 

フロンタルの顔と声でそんな事を叫ぶんじゃねえよ馬鹿野郎!

 

そんなアホな事をしているフロンタルの後ろではトリトマが顔を引き攣らせ、カガリとアスランは啞然とした顔をする。

そんなトリトマに隣ではエルが笑いを堪えており、エムも何か考えるような仕草をしていた。

 

「挑戦。私もやってもいいですか」

 

「やめてくだせー。恥ずかしいですから」

 

今のコイツの真似をするのはやめておけ。

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

「さて、カガリ嬢にアレックス君。ここから本題に入ろう」

 

「あ、はい・・・」

 

フロンタルの奇行の後、いつもの調子で話しかけられたアスランはどう返事をすればいいか分からず、困惑した声音でそう答える。

そんなアスランに対し、フロンタルは言った。

 

「これから君達を私の自家用スペース・シップでオーブまで搬送する。私も君達を送った後、今後のプラントとオーブの付き合いについて他の家と対談をする予定だ。その際に彼女達も護衛として連れていくのだが・・・一人、私の知人を連れて行きたいのだが良いかね?」

 

「知人、ですか?」

普通はカガリという重要人物がいる都合上、スパイや暗殺を気をつけるべきだろう。それを心得ているフロンタルならその危険性を誰よりも知っている筈。

それを知っていて知人も一緒に乗せるということは軍関係の人間だろうか?

アスランのそんな疑念にフロンタルが言う。

 

「そんなに警戒しなくても良い。キミも良く知る(・・・・・・・)人物だ」

 

「俺も知っている・・・?」

 

その言葉にアスランは更に首を傾げる。

そしてその瞬間、彼等の後ろから声をかけられた。

 

「待たせたな、フロンタル。遅くなった」

 

「なに。私たちも今後について話していた所だ。問題ない」

 

カガリとアスランはその声の主の方へと振り返る。

そしてそこにいたのは───

 

少しくすんだ金髪に焼けた肌。カラフルなシャツとサングラスを身につけた背の高い男。

だが、その男の声だけはアスランも嫌と言うほど知っている。

 

「おや?アスランではないか?久しぶりだな」

 

随分と様変わりしたラウ・ル・クルーゼがそこにいた。




フロンタルさんの部屋を見せてください

フロンタル「私の部屋は執務室だが?」

私室を見せろって言ってんだよ!

フロンタル「ああ、そう言うことか」

積み上げられた大量の本にベッド、モビルスーツの書きかけの設計図に楽譜、恐魚の模型に部屋の隅には四爪の錨に赤い羽飾りの狩人帽子にポンチョのようなマントがかけられていた。

トリトマ「本がいっぱいありますけど・・・殆ど、政治とか遺伝子文学じゃねーですか」

エム「質問。この模型は気味が悪いです」


【挿絵表示】


なんで狩人帽子と錨も部屋にあるんだよ?

フロンタルさん 昔の部屋を作ったらこうなっただけだが?
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