フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED   作:鉄血

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第十五話

私情タラタラでマトモな会議にならなかった会議を終え、フロンタルはハインライン社へと車を向かわせていた。

後部座席でプラントの街並みを眺めるフロンタルは先の会議について内心、溜息をついた。

 

ある程度の知識を持っているとホント碌に良いことねえな。議員の仕事も楽じゃねえよ・・・全く。

なんでフル・フロンタル(中身ガンオタ)がやったこともねえ政治仕事をやらなきゃならんのだ。

フロンタルの政治知識が無かったら今頃争いが争いを生むカオスになってるぞオイ。

 

転生して俺、強えー!じゃなくて俺、辛いだよ。

 

最近はシーゲル・クラインも俺に任せるみたいな雰囲気だし。お願いだから全部俺に任せないで。議長の仕事して、頼むから。

次はオーブに足を運ぶ手はずもしなきゃならんし、ハインライン社でフリーダムとジャスティス、そして次期主力量産モビルスーツのゲイツのテストパイロットをしているトリトマを迎えに行かなければならない。

何故、迎えに行くのかって?

 

今動かせる最大戦力が自分とトリトマだけなんだよ!

自分とこの部隊は新規隊員はアレだし、長いこといるベテラン隊員は他の部隊に派遣させて現在動かせないので、新規隊員よりも早くフロンタル隊に入って言うことを聞いてくれるのが彼女しかいないのである。

部隊としてそれはどうかと思うのだが、圧倒的な人手不足という状況になってしまっている以上、動かせる戦力はすぐに回収しておきたい。

ついでにシナンジュのOSデータもハインラインに渡しておきたいしな。

前々から行くと伝えてあるし、問題ない。

一日だけ休みの日はあったけど、シナンジュのOS製作でなくなったからなぁ。

家族はいないのかって?

そう言う話はあった。あったけど全部断ってる。

何故かって?やることが多すぎてそんな暇がない。後、オリジナルやコピーのシャアと同じように女性関係で問題を起こして面倒なことになりたくない。

それから数十分、目的地であるハインライン社に到着した。

貴重な何もない時間を堪能したフロンタルは車から降りると、社員が出迎えてくれていた。

 

「フル・フロンタル様。お待ちしておりました」

 

「ああ。案内を頼む」

 

「はい」

 

出迎えと簡素なやり取りをし、彼等がいる実験場へとフロンタルは足を運ぶ。

歩いて十数分、目的地である実験場に到着したのだが・・・なんかやたら騒がしいんだが?

 

「でーすーかーらー!私も自分の勘でやってるだけですから、そんな詳しくと言われても知らねーですよ!」

 

「だからと言って、ビーム・ライフルとビーム・サーベルだけで、二分以内に訓練用のジンを二十機以上を撃墜するのはおかしいでしょう!それになんですか!?貴女のその感知能力は!未来でも貴女は見えているんです?でなければフリーダムやジャスティスの高性能レーダーより早く敵を見つけるなんてありえませんよ!」

 

そんな二人のやり取りが部屋の外にまで聞こえてくる。

 

「・・・・・」

 

「・・・少々お待ちを」

 

出迎えの人がめっちゃ気まずい雰囲気なんだけど。

 

トリトマ。お前…やったな?




トリトマ・レオントッツォ プロフィール記録1

フリーダムとジャスティスの起動テストの時、彼女はやらかした。
何をやらかしたのかって?
フリーダムとジャスティスのセンサーが反応するよりも早く敵を察知、挙げ句には敵の攻撃を見ていないのに先に回避する始末。

そしてフリーダムとジャスティスの武装を本来の使い方をしなかった。

特にジャスティスの時が酷く、リフターをさっさとパージしてビームライフルとビームサーベルだけで訓練用のジン全機を撃墜した。
コンスコン強襲と同じ立場だったらアムロより時間はかかる模様。

ビームブーメラン?ファトゥムの機能?使ってない
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