フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED   作:鉄血

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遅くなりましたが投稿!


お知らせ!

フロンタルさん(オリ主)がフロンタルに転生せずそのままゼンゼロの世界に転生した作品、転生者アビサルハンターのゼンレスゾーンゼロを投稿中!
この作品とは違い、デュランダルやトリトマちゃん達と関わらないオリ主になるのでふざけた描写一切無しのシリアス全開の作品になります!

ちょっとだけ、ヤーナムにいた頃の話もあるので気になる人は是非見てください!





第七十三話

ナイトロシステム

 

元々は、ティターンズでサイコガンダムなどの強化人間用大型モビルアーマーを淀みなく動かす為に開発された物であり、システムが起動する毎にパイロットの脳内を書き換え、システムに最適化した強化人間へと作り変える。

それこそが本来の使用用途であり、始めから淀みなく動かす事が出来るニュータイプと分かっている人間に使う代物ではない。

では、何故私はこんな代物を作ったのか?

 

それは二つの理由がある。もっともデュランダルにこのことを話すつもりはないが。

 

まず、一つ目は純粋に未だ半覚醒状態であるトリトマの能力をオリジナルのフル・フロンタルが目覚める前に完全にさせる為。

そうしなければ奴の中をうっかり覗いてしまった時、虚無空間に呑み込まれてしまうかもしれない。

それに私にまだ勝てないようでは奴にもまた勝てないだろう。

 

そしてもう一つの理由。それはNT-Dを開発する為だ。

 

ゼノ・コネクトやNT-Dはナイトロシステムのデータから開発された代物であり、それらのデータを得る為にはデルタカイを作らざるを得なかった。

 

それにナイトロはブルーコスモスに絶対に渡らせてはいけない技術なのだ。

 

それはエクステンデッドという強化人間を作り出したブルーコスモスにとって莫大な金額で作り上げたエクステンデッド(出来損ない)より、乗るだけでザフトのエース級並みになれる強化人間開発装置であるナイトロは喉から手が出るほど欲しい代物だろう。

 

それらのことがあり、デルタカイは絶対に情報を抜かれてはならないのだ。だからこそ、オーブであったあの事件はあそこまで徹底してやる事になった。

 

「そう言うこともあり、デルタカイのデータは抜かれては困るのだ。こちらとしてはな」

 

そう言うフロンタルにデュランダルは目頭を押さえた。

 

「何故そんなモノを作ったのだ・・・下手をしなくても国際問題沙汰だぞ」

 

「だから問題なのだろうが」

 

素!素が出てるって!

 

「ことの重大性は分かった。だが、少し時間はくれないか?流石に国益に関わることだ。私の一存ではいそうですかと頷く訳にもいかないのでね」

 

「期間はまだある。だが、そう長くはないと思ってくれ」

 

「ああ。・・・はぁ、何故厄介事がこうも重なるのだ」

 

そう言って溜め息をつくデュランダルにフロンタルは身を翻した。その場から去ろうとするフロンタルにデュランダルは立ち上がった。

 

「送っていこう。車も用意する」

 

「ああ、頼む」

 

そう言って部屋から出て数分───

 

「・・・ん?格納庫の方が騒がしいな?」

 

と、モビルスーツデッキが騒がしい事に気づいたフロンタルはそちらの方へと目線を向けた。

 

「見に行ってみよう」

 

そう言って二人はモビルスーツデッキの方へと向かい、騒ぎが起こっている元凶に出くわした。

 

「トリトマさん!このあとお時間があればご一緒に食事でもどうですか?」

 

ピンク色の髪の少女がトリトマに笑顔を向けて食事に誘っていた。

 

「いや、いーです。今日は別の用事が他にありますので」

 

「なら、他の日でも・・・」

 

「任務がありますので」

 

トリトマが面倒くさそうに対応している。つまり、彼女(・・)がいるのだろう。

今は皆の前で本性を隠しているが、あの追っかけは普段見ない格好のトリトマを誘いたいのだろう。

今回の彼女はしつこくトリトマを誘っている。

そんなやり取りを遠くで見ていると、トリトマが遠くで見ていた自分に気付いた。

 

「あ!隊長!話は終わったんでやがりますか!」

 

そう言いながら駆け足気味にやって来る。

その後ろでフロンタルの姿を見た彼女はお辞儀した。

 

「お久しぶりですわフロンタル司令官(・・・・・・・・)。前にご会いしたのは半年前でしたわね」

 

ラクス・クライン(・・・・・・・・)がそこにいた。

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