フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED 作:鉄血
「───む?」
フロンタルはトリトマと避難する途中、ふと自身に対して向けられた殺気に仮面の下で眉を顰めさせる。
「・・・・隊長」
トリトマもその殺気に気付いたようで辺りを警戒するが、周りには避難してきた官僚やホテルの従業員ばかりでそれらしい人物は見当たらない。
とはいえ、
だからこそ、フロンタルは自身が動く事にした。
「・・・トリトマ。少し危険な事に巻き込む事になるが、構わないかね?」
「・・・?私は構わねーですが、何をするつもりなんです?」
そう小首を傾げる彼女にフロンタルは行動で示した。
「
「へ?」
呆気に取られるトリトマのそんな反応と同時───フロンタルはトリトマを
グンッ!と一瞬、トリトマは自分の身に何が起こったのか分からず、彼女の視界の時間がゆっくりとなる。そして凄まじい空気の層の壁が彼女を襲った。
「ひゃっ───」
口からそんな悲鳴が上がる。
そんな彼女に対し、フロンタルは人一人を抱えたまま、建物の中を人が出せる科学的な理論による最高時速───約65kmという速度を維持したまま、ホテルに集まる人混みの中を針の糸を縫うように疾走する。
「なっ───!?」
これでも全盛期のアビサルハンターとしての時に比べれば大分速度は落ちたほうであり、この速度を出せるのも、自身の身体を
とはいえ、何もかもがノーリスクという訳ではない。
人一人担いでその速度を出すのはフロンタルの身体に凄まじい負担がかかっている。
「─────」
身体の筋肉が千切れるような感覚がフロンタルを襲う。
だがそれを無視し、フロンタルはホテルの外へと出て路地裏へと逃げ込んだ。
「どこだ!?何処に行った!?」
「探せ!そう遠くない筈だ!」
そんな声が微かに聞こえてくる。どうやらこの襲撃の目的は
まーったく、これはカガリの姫さんは関わりない案件だな。あのお姫様はこう言った曲がった事は絶対にしない。
五大氏族に関しても一つの家を除けば、オーブという国に不利益を働かないと確信出来る。
となれば・・・可能性は一つ。
「・・・セイラン家の差し金か」
セイラン家。
元々、あの家はオーブの五大氏族ではない。先の大戦の際、ウズミと自決したトキノ家の後釜についたのがセイラン家だ。
ウズミ家の当主───カガリの婚約についても、彼女を取り込んでしまえば他五大氏族を抑え込む事が出来る。
そしてセイラン家は裏でユーラシア連邦もとい、過激派ブルーコスモスと裏で繋がりも持っている。
つまり、この襲撃騒動───もとい、オーブにブルーコスモスの連中を引き込んだのはセイラン家と言って間違いないだろう。
五大氏族ならオーブの防衛をすり抜けさせるほどの力もある。でなければ、あの
さーて、どう料理してくれようかねえ?セイラン
とはいえ今は証拠もない。となれば集めなければならないが、エム達だけで戦場の防衛は中々大変だろう。
そうとなればトリトマを一度、ガランシェールへと送らなければならないのだが・・・・
「──────・・・・」
プシューと、いう擬音が今にも出そうになってオーバーヒートしているトリトマにフロンタルは溜め息をついた。
どうやら暫く彼女は使い物にならないようだ。
皆さんはバンシィをどう思いますか?
優等生?まとも?苦労人?不憫枠?
ユニコーン「バナージを守護らねば」
フェネクス「鳥 に な り た い な ☆」
バンシィ「真面目に兵器やってたら、お前等のせいで風評被害貰ったんだけど?」