フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED   作:鉄血

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第二十三話

「イザーク、無事でしたか!良かった!」

 

クルーゼ隊の母艦ヴェサリウスの艦内でニコル達は互いの無事を喜びあっていた。

 

「ああ。常に後ろにも気を使っていてよかった。士官学校の時、あの女から言われたことを活かせるとは思いもしなかったが」

 

「トリトマさん・・・でしたよね」

 

士官学校時代───モビルスーツの操縦実習で自分達五人をまとめて相手をし、勝利を勝ち取った常識ハズレのコーディネイター。

そんな彼女が試合に負けた自分達を見てアドバイスをしてくれた時の言葉が『後ろにも目をつければいいんですよー』という訳が分からないアドバイスだった。

 

「背中にも目をつけろ・・・だったか?あの無茶苦茶なアドバイスを聞いた時は冗談だろって思ったが・・・」

 

「有言実行して躱してましたからね、彼女は・・・」

 

実際に言って成功させていたのだから、たちが悪い。しかもそんな彼女に対抗するようにイザークも練習していたのだが、そんな実戦はいまの今までというやつだった。

 

「だがまあ、活用出来てこうして帰ってきた。だが、まさかその流れ弾がシャトルに当たるとは流石に予想外だったが」

 

「ストライクのパイロット、今どんな心境なんでしょうか?」

 

「どう言うことだ?ニコル」

 

そう聞き返すイザークにニコルは答えた。

 

「いえ、クルーゼ隊長とアスランから盗み聞きする形になってしまったんですが・・・どうやらストライクのパイロットはアスランの友人が乗っているらしくて・・・」

 

その言葉にイザークとディアッカは驚愕で目を見開いた。

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

雲一つない青空と肌を照りつける太陽の下、あたり一面砂と岩しかない大地にフロンタル達はいた。

 

「どうだキャプテン。救援信号は発信出来そうか?」

 

「救援信号は出しましたが問題は食料はともかく時間と水ですね。流石に足りるかどうか・・・」

 

「そうか・・・それは深刻な問題だな」

 

まさか輸送艦のエンジントラブルで砂漠のど真ん中で遭難するとは思わなくもないが、如何せんタイミングが悪い。

下手したらオーブとの会談を引き伸ばしてもらう可能性もある。

つか、内心はそれどころじゃねえけど。

トリトマには念の為、周囲を確認してもらっている。どうやら不時着する前、近くになにかあったらしい。

 

「な、なあアンタ達。なんでそんな冷静なんだ?一応、ここは戦争区域なんだぞ?」

 

と、輸送艦のパイロットが怯えるように周囲を見渡しながらそう言ってくる。

その質問にキャプテンが答えた。

 

「いやまあ、そうですけれどね。慌てたって何も出来ませんし、それで失敗したらいけないじゃないですか。まあ、戦場に長いこといたので慣れてしまっているだけかもしれませんが」

 

ホントに図太いよなぁ、この人。

そう思ったところでトリトマが手を振って帰ってきた。

 

「隊長〜ッ!やっぱりありましたー!」

 

そう叫ぶ彼女にキャプテンはフロンタルに言う。

 

「何かあったようですね」

 

「そのようだな」

 

二人でそんな会話をしつつ、フロンタルはトリトマに言った。

 

「何があった?トリトマ」

 

その返事にトリトマは大声でフロンタルに答えた。

 

「前に隊長が戦ったストライクとか言う機体ですー!」

 

「・・・・・」

 

「・・・・・」

 

そんな返答に二人は無言になる。

そして───

 

 

 

 

なぁんでストライクが不時着してんのかなぁ!?




フル・フロンタル

前のジョージ・アルスター生存ルートを作ったら間接的に原作以上の地獄を作り出してしまった戦犯。
軌道修正を試みようとするが果たしてどうなることやら。
ちなみに現在は砂漠で遭難中

キラ・ヤマト

フロンタルが良い方向へ変えようとしたことが全て裏目に出て一番被害を被った原作主人公。
精神面が現状マッハ
多分ユニコーンガンダムやバンシィに乗ったらNTーDの処理装置になっちゃう


キャプテン

本名 不明

フロンタル隊のナスカ級の艦長。訳ありで今は話せない
現在はフロンタルと一緒に遭難中


トリトマ・レオントッツォ

不時着したストライクの第一発見者
イザーク達の強化を無意識に作っちゃった子
なお、フロンタルのクワトロ服に関してはまたこの人はこんなセンスがない服を着て・・・と思っている
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