フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED 作:鉄血
プロフィール フル・フロンタル
議長になってからどっかの過労死王並に働かないといけなくなった可哀想な転生者。
それに対してトリトマ達は心配しているが、コイツの周りは敵が多すぎて心身が休まらないそう。
「久しぶりだな。フロンタル」
フロンタルがいる執務室に一人の男が入ってきた。
「あの戦争から一年ぶりだな。デュランダルから聞いたぞ。今、俳優をやっているそうだな?」
「アクション指導の名目で行ってみたら俳優をやってみないかと監督に誘われて、な」
そう言うクルーゼの顔には普段身につけていた仮面ではなく、サングラスをつけているあたり、わりと俳優業を気に入っているのだろう。
正直に言うぞ?
クルーゼがアクション俳優やっている姿クッソ見てぇぇ!
あのクルーゼだぞ?あのクルーゼがアクション俳優だぜ?みたいに決まってるだろ!!
「お前がザフトの徴兵制度を一から見直して職業ニーズを保証するシステムを組み直したおかげでこうして私も別の事に目を向ける事が出来るようになった」
「ムウ・ラ・フラガとの決着は良かったのかね?」
「良くはない。あの時の決着はいずれつけさせてもらうさ」
クルーゼは元々ムウとの決着をつけようとしていたのだが、クルーゼの反応からしてムウとの決着はどうやら有耶無耶になって終わってしまったらしい。
まあ、戻ろうと思えば戻れるからね。まあ、クルーゼの場合、復帰する際は色々とやらなきゃならんことはあるけど。
「そう言うお前は随分とやつれているな」
「トリトマ達には言うなよ?私が休まなかったら彼女達から拳が飛んでくる」
後は自分達も休まないと言って抗議されたら洒落にならん。
「自覚があるのならば休めばいいものを」
「仕事が終わらん以上、休めるものも休めん。前にザラ派の残党と繋がっていた議員を一人処分したばかりだぞ?人手もなければ信用出来る奴もいない」
「アイリーン・カナーバは信用しないのか?」
するとフロンタルが仮面越しではあるが、遠い目をしながら言った。
「そういえばクルーゼにはまだ言っていなかったな」
「何がだ?」
「ラクス・クライン誘拐事件」
「・・・・ちょっと待て」
フロンタルの口から出たその言葉にクルーゼは静止をかける。
「ラクス・クラインが誘拐された?どうやって?」
「私とトリトマ達がオーブ向かっている最中、アイリーンに彼女を任せていたのだが、私やトリトマ達がいない隙を狙われた」
「護衛は?いたのか?」
「護衛も用意してあったとも」
全員返り討ちにされたらしいけど。
それと同時にキラ君がいた場所も襲撃されたしな。絶対にオーブかクライン派の息がかかってやがる。
ただ、カガリは関わってないぽいんだよな。特にキラ君に関しては三年はこっちにいてもらって問題なければオーブに帰す取り決めしてあったし。
一番の可能性はマルキオ導師なんだよな。確かアイツはジャンク屋にもツテがあるから彼等を使って二人を救出とかやりそうなんよ。
フリーダム強奪の件も間接的に奴が関わってたし。
だが現状、証拠が掴かめない以上問い詰めることもできん。
「それはかなり不味い状況じゃないか?旧ザラ派に知られたら弱みを晒す事になるぞ」
「最初はそうだった。何をしていたんだとな。だが、奴等は口先だけで足の引っ張り合いしかしない連中ばかりだ。だからこそボロも簡単に出る。だから此方もお前達が裏で旧ザラ派の残党軍と繋がっていることを証拠と共にダシにしてやった」
人、ソレを脅しと言う。
現状が嫌だからってやっと軌道に乗りつつあるこの状況をブッ壊してナチュラル憎しで戦争やりたーいっていう連中を泳がしてやってんだぞ?こう言っちゃアレだが俺からしてみれば真っ先に処理してやっても良いんだからな?大本を見つけるまで泳がしているだけで大分優しい方だからな?
前前前世から裏切り者は仲間や友人であろうとも処理する。
まあ、スカジの時はそれが出来なかったせいで死ぬ要因になった訳だが・・・
「・・・それで?今後はどう動くつもりだ?お前一人で全部を回すつもりなのか?」
「全部は流石に無理だ。私にも限度というものはある。ある程度はアイリーンらには流しているが、兵器の予算に関しては・・・まあ、何とかなるだろう」
それは何とかならん奴が言うセリフじゃんか!
強がっても良いじゃん!泣き言なんぞ言う暇はもう無いんだよ!
「何度も言われているかもしれんが・・・苦労しているな」
「ああ」
今ならシャアの気持ちが少し分かったような気がする。
今、責任とかほっぽりだして逃げてえ!!
今逃げたらプラントとどころか全てが瓦解するぞ。つか、シャアなら最初から逃げてる
ですよねぇ!
フロンタルの強さについて
フロンタルさんの戦闘スタイルはモビルスーツに乗る際は高速離脱を繰り返した戦闘を行なっているが、本来の戦闘スタイルではない。
本来のオリ主の戦闘スタイルは節制して、精密に、持てる暴力の限りを一度に叩き込む一撃必殺。
つまりは鉄血のガンダム・フレーム機と相性がいい戦い方が本来のスタイルだそう。
まあ、テラや漁村で錨を武器にしていたらそうもなるが。