フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED   作:鉄血

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第二十九話

「・・・トリトマ、君が言っているのはハイロゥ・エンジェルではなくアークエンジェルではないのか?」

 

もしこれがガチのエンジェル・ハイロゥだったら洒落にならん。彼女の言い間違いだといいなーと思いつつも、フロンタルは無線の会話先である彼女に問い質すと、すぐに返答が返ってきた。

 

『あ、それです!そんな名前の艦です!』

 

思い出しました!と言わんばかりに彼女はフロンタルにそう言ってくる。

どうやら本当にただの言い間違いらしい。

彼女の言い間違いで良かったわ・・・つか、トリトマがエンジェル・ハイロゥを知ってるわけないか。イレギュラーとはいえ、彼女は一応コーディネイター。

Vガンのクソヤバ兵器であるエンジェル・ハイロゥを知っていたらお前誰だよ?と問い詰める所である。

つか、一応ホウレンソウはしっかり基礎を教えた筈なんだけどなぁ・・・報告は出来てもその内容が間違えてたら意味ないだろ・・・まあいい。この件は後だ後。それよりもやらなければいけないことがある。

 

「トリトマ。先程、救援部隊と思しきザフト部隊とアークエンジェルが交戦していると言ったな。規模はどの程度だ?」

 

これ重要。下手にこちらが大部隊だとアークエンジェルが早い内に落とされかねない。

フロンタルの通信にトリトマは言う。

 

『えーっと、ジンが三機にバクゥは七機。後は・・・レセップス級ですかね?それが一艦と言ったところです』

 

多いな!?ほぼ一個部隊が救援に来てんのかよ!!しかもレセップス級ってことはバルトフェルドの旗艦じゃん!なんで救援部隊として旗艦が出てんの!?

もし彼女の情報が正しいのならかなりマズイ。ストライク無しのアークエンジェルじゃあすぐに落とされるぞ。

 

「アークエンジェルの方はどうだ?」

 

『そのアークエンジェルが応戦中でやがります。後は・・・現地ゲリラの方が一緒に応戦してますね』

 

ん?ゲリラ?確かこの時のレジスタンス部隊にカガリ様いるよな・・・や、ヤッベェ・・・ここでワンチャンカガリ様死なせたら第二プランの計画が破綻するぞ!?

 

 

「トリトマ、今から我々はアークエンジェルの救援に入るぞ」

 

『はい!?』

 

そんなフロンタルの言葉にトリトマが素っ頓狂な声を上げる中、キャプテンが会話に割り込んだ。

 

『どうしたんですか急に。隊長らしくないですよ?』

 

そう言うキャプテンにフロンタルは事情を説明する。

 

「キャプテン。この旅の目的は覚えているかね?」

 

『フロンタル隊長が密航しつつ、オーブへ向かうのが目的では?』

 

そういうキャプテンにフロンタルはああと答える。

 

「だが、目的はもう一つある」

 

『それは一体?』

 

そう言うキャプテンにフロンタルは答えた。

 

「それはアフリカのレジスタンスに参加したと思われるカガリ・ユラ・アスハの保護、及び確保だ」

 

『『はい?』』

 

何いってんの?と思われてそうだが無視だ無視。

 

「この船に乗る前に、アンドリュー・バルトフェルドから聞いた話だ。レジスタンスにウズミ・ナラ・アスハの娘、カガリ・ユラ・アスハらしき人物がいると」

 

『それは、赤の他人では?流石にオーブ代表の娘がレジスタンスに入るとは思いませんが』

 

ご尤も。でもそれがありえるんよな。カガリなら。

 

「それがあり得ない可能性ではない。如何せん男勝りな性格で自信過剰なところが彼女にはある」

 

実際に前のオーブとの会談の時、話に割り込んできたし。

 

『あー、確か先輩から聞きました。アスハ代表の娘は恐れを知らない人だと。隊長にも噛みついたって話ですけれど本当なんです?』

 

「今はその話はいいだろう。それよりもだ。もし、アンドリュー・バルトフェルドの言い分通りだとすれば戦闘中のレジスタンスにカガリ嬢が紛れ込んでいる可能性が高い。もし、この戦闘で彼女が戦死してしまえばオーブに対する我々の沽券にも関わる」

 

『だからこその救出作戦ですか。分かりました。くれぐれも自軍にあまり被害がないようお願いしますよ?』

 

「分かっている」

 

ザラ派の奴らがいなかったら流石に止まるだろ。

 

『ですが機体の方はどうするんです?私達の機体はありませんよ?』

 

「それについては問題ない」

 

ここにあるじゃないか。ボロボロとはいえ、最高のモビルスーツが。

 

「ストライクを使う。その方が目立つ」

 

『もしやあの子を乗せるつもりで?』

 

身も心もボロボロになったキラ君を乗せる?

そんなことはしない。

 

「そんなことはせんよ。彼は今、戦える状態ではない」

 

『それでは私でやがりますか?しょうがねーで』

 

「いや、トリトマに関しては操縦席やOSがザフトとは違う連合のモビルスーツに乗っても最初は動かせないだろう』

 

つか、マニュアル読まないと壊すだろ。

 

『・・・・・』

 

『ああ・・・』

 

黙り込んでしまったトリトマとそれに同情するような声を出すキャプテン。

 

「私が出る。それが一番の最適解だ」

 

私の完コピ能力舐めるなよ?

地上戦でとんでもない動きを見せたガンダムバエルの動き───ストライクで再現してやろう。





ストライク「止めて」

実はフロンタル、かなりの数のモビルスーツを壊してたりする
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