フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED   作:鉄血

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最近、夏バテで体調が悪い鉄血です
早く夏バテを直さねば・・・


第四十五話

フロンタルがシーゲルからほぼ死刑宣告受け胃が死にそうになっている一方で、彼女───トリトマは駐屯地にある格納庫にいた。

 

「初めての砂漠戦、どうでしたか?」

 

一人の整備士がコンテナの上に座っていた彼女に言う。

 

「別に。多少足元を気をつければモビルスーツでも楽に動けますよ」

 

素っ気なく答え、彼女はパックジュースに口をつける。

先のストライクとの戦闘、撃墜しないよう手加減していたとはいえ、内容は酷いものだった。

隊長からは彼が元一般人だと聞いていて、数ヶ月ちょっとであそこまで成長するのは中々センスがある。

だが射撃戦はてんで駄目。

まず狙いが正確過ぎる。

あれでは簡単に避けてくれと言っているようなものだ。

白兵戦はまあ中々。

アスランよりは下、イザークより上といったところだ。

トリトマのそんな評価を聞いたらフロンタルはそんなことを言うのはお前だけだろうが!と叫ぶだろう。

 

「新しい機体が欲しい・・・」

 

おい。フロンタルからケンプファーをもらっただろうが。

 

「・・・うい?」

 

すぐに新しい機体を欲しがる彼女はふと顔を上げる。

 

「・・・輸送艦?」

 

彼女の視線の先にあるもの。それは三機の輸送艦だった。

そういえばキャプテンが何か言っていたような気がする。

クルーゼ隊が地上にどうとか・・・・

アスラン、イザーク、ニコル、後・・・誰だったか。

 

「デ・・・デ・・・何でしたっけ・・・」

 

金髪褐色肌の奴。顔は出てきてはいるのだが、名前が思い出せない。確か口癖がグレイトとかだった筈。

 

「・・・よし。グレイトさんでいきましょう」

 

おい。流石にそれはディアッカ・エルスマンが可哀想だろ

だいたいテキトーな彼女であった。

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

「ここが砂漠ですか。話には聞いていましたが夜は寒いですね」

 

「昼間はめちゃくちゃ暑いって話だぜ?地球は本当に過酷な場所だよなぁ。こんな寒暖差が激しい場所に住むやつもどうかしてるぜ」

 

「そんな呑気なことを言っている暇はないだろう。俺達の目的を忘れていないだろうな?」

 

駐屯地に降りたイザーク達はそれぞれ駄弁を述べながらバルトフェルドのもとへ足を進めていると、そんな彼等に声をかける者がいた。

 

「やっぱりイザーク達じゃねーですか。久しぶりですね」

 

「──────」

 

その声を聞いてイザーク達はその足を止めた。

教習学校では嫌と言うほど聞いた声。その声の主は特にイザークにとって犬猿の仲と言ってもいい。もっとも、向こうは相手にしていないが。

彼等が声が聞こえた方へ振り返るとそこにいたのは───

 

「ニコルさんに後、グレイトさんも。卒業以来でやがりますね。元気にしてました?」

 

「お久しぶりですトリトマさん。僕は元気ですよ」

 

「俺はグレイトじゃねえよ!ディアッカだ!ディアッカ・エルスマン!これで何回目だ!?」

 

「あ、それです!ディアッカ・エルフマンさん!」

 

「だからエルフマンでもねえよ!」

 

謎のコントをする二人に対し、イザークは彼女を憎々しげに見ながら言う。

 

「で?何故貴様が此処にいるんだ?フロンタル隊は休暇の筈だろう」

 

そう言うイザークに対し、トリトマは口を開く。

 

「隊長がオーブに行くついでに寄っただけですよ。ストライクとアークエンジェルでしたっけ?一度捕獲出来たんですが、レジスタンスの奇襲に紛れて逃げられましたし」

 

「この駐屯地にフロンタル隊長が?」

 

「ふん。あのフロンタル隊が失敗するとはな。あのストライクには俺も何度も苦渋を舐めさせられている」

 

「別にストライクは大したことはねーですよ。パイロットの操縦技術には感心はしますが射撃は素人に毛が生えた程度でしたし、同性能ならあれくらいなら二、三回は楽に撃墜できます」

 

他人とはズレがある彼女のその言葉はイザークに火に油を注いだ。

 

「つまり貴様は俺達を馬鹿にしに来たのか?貴様にとってあの程度で苦戦している俺達を」

 

「・・・・はい?」

 

「イザーク!」

 

素っ頓狂な声を上げる彼女に対し、ニコルはイザークを制止させるような声を出す。

 

「コイツがどっかズレてるのはいつもだろう!?イザークもコイツの言葉を真に受けるな!ったく、これだからお前とイザークを会わせたくなかったんだ!」

 

「トリトマさん!すみませんがまた今度!これ以上イザークが暴走しかねませんので!」

 

「えっ?あ、はい」

 

「離せ!ニコル!ディアッカ!俺はコイツに───!」

 

「少し頭を冷やしてください!彼女にそんなつもりはないでしょうから!」

 

そう言って去っていく彼等を彼女は見つめることしか出来なかった。

そして彼女は小さく呟いた。

 

「やっぱり、私は隊長達と同じで普通じゃねーんですね」

 

彼女のその言葉は誰の耳にも入ることはなかった。




作者「機体紹介をしていくぜー!今回紹介するのはー!」

フロンタル「いや、これはシュツルム・ガルスでは?」

トリトマ「なんですかこの機体?メインスラスターがねーですよ?」

フロンタル「こういう設計と言いたいが、元々シュツルム・ガルスにはスラスターがついていた」

作者「あ、スラスターついてたんだ」

フロンタル「ああ。スラスターがなくなったのはその・・・パイロットの要望でな」

作者、トリトマ「「えっ?」」


フロンタル「こんな話が裏であった」



パイロット「装甲とスラスターを取れ」

整備士「いや、装甲はともかくスラスターはいかんでしょ」

パイロット「機長から許可は取った。取れ」

整備士「・・・ハイ、ワカリマシタ・・・」

パイロット「さぁて、どうするか」

機長「私は反対したんだぁー!!」←パイロットに押し切られた機長


作者「アホじゃねえの?」


トリトマ「自殺行為では?」


フロンタル「でも生き残ってんだよなぁ・・・」
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