フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED   作:鉄血

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第五十四話

「では、今回の件についてオーブは連合とモビルスーツを開発していたことは認める。が、それは我々プラントと対立するのが目的ではなく、あくまでも中立を保つ為の武力として開発にいたったと他の最高評議会に私は説明しておこう」

 

「そう言ってくれて構わない」

 

そう返答するウズミにフロンタルは手を差し出しながら口を開く。

 

「ではこれで私は帰らせてもらう。対談の結果は残念だったが、貴方とはこれからも良い信頼関係を持ちたいと私は考えているよ」

 

「それに関しては同意だ」

 

フロンタルとウズミは別れの握手をした後、部屋から出ようとするフロンタルに言葉を投げる。

 

「帰りはマスドライバーを使うといい。互いに忙しい身だ。帰路は早い方が君も良いだろう?」

 

「ではありがたく使わせてもらおう。では、またいずれ」

 

そう言ってフロンタルは部屋から出ていく。

そして一人部屋に残ったウズミは小さく呟いた。

 

「ニュータイプ・・・人類の進化の先の存在か・・・」

 

なにを思ってウズミはそう呟いたのか・・・それを知る者は誰も知ることはなかった。

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

結局駄目だったかぁ・・・

 

使用人から用意された部屋に案内された後、フロンタルは内心でそう呟いた。

 

まあ、分かっていたことなんよ。オーブが入らないってことは。分かってはいたけどさぁ・・・

オーブを引き込めなかったとなると、今後のセイランのやらかしを止めるすべがない。

 

理事会選もどうせパトリックに負けるしなぁ・・・いっその事ギリギリまで放置して俺がシナンジュで一騎当千するか?

いや、それやると連合にも目をつけられる。

それともキラ君のフリーダム強奪の際に俺が追撃に出てわざと逃がす?そんでフリーダム強奪は家は関わってませんよアピールしてシーゲルとラクスを切り捨てて一人トンズラ?

それはそれで俺の良心ガガガガガガ────

 

先の事が地獄過ぎて頭が可笑しくなりそうになっているフロンタルを他所にガチャリと部屋の扉が開かれた。

 

「誰だ?」

 

「あ、隊長。しつれーします」

 

そう言いながら何時もの仕事モードになるフロンタルの目線の先にいたのは大量のお菓子が入った紙袋やお土産を手にしていたトリトマとキャプテンであった。

 

めっちゃ観光楽しんどるやん・・・。

 

いや、会議している間はオーブの街中を観光して来ていいよーっていったけどさ?

そこまでお土産を買うか?

そう思いながらもフロンタルはトリトマに言う。

 

「随分とお土産を買ったようだな。オーブの観光は楽しかったかね?」

 

「はい!服もお菓子もいっぱい買いました!後、紅茶もいっぱいありますよ!」

 

そっかぁ・・・楽しかったなら連れてきた甲斐があったわ。

子供のようにはしゃぐトリトマにほんわかしていると、トリトマは何か思い出したかのようにフロンタルに言った。

 

「後なんですが・・・カジノ?とかいう場所でキャプテンさんと一緒に出禁になったんですけれど・・・」

 

「なんて?」

 

スッと目を逸らすキャプテン。

 

 

 

 

・・・・キャァァァプテン?

 

トリトマに教育が悪いところに連れていくのは大人としてどうなのかなぁぁぁ?

 

 

少しOHANASIをしようか?





【挿絵表示】


水着姿のトリトマちゃん


DESTINY編で護衛対象のミーア・キャンベルやトリトマの容姿に一目を置いたスタッフに無理矢理着せられた。
フロンタルも最初は現場にいたのだが、別の仕事が入ったので見れなかったという。
それを知った彼女は少しガッカリしていた。

なお、ストーカー二名(ミーアとトリトマの妹)にとっては眼福だったのは彼女の知るよしもない。

なお、彼女のストーカーはFREEDOM編で更に一人増える模様
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