フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED   作:鉄血

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第五十八話

現在、フロンタルはハインライン社のモビルスーツ開発局を訪れていた。

 

「サイコフレームはドラグーンシステムなどの空間認識能力が必要になる兵器を補助をする役割を担っている。そしてインテンション・オートマチックはいわばドラグーンシステムで使われる思考操作をモビルスーツに使ったモノだと認識すればいい」

 

「いや、そんなこと言われましても私達では手に余る代物です!そもそも貴方が用意したサイコフレームですら我々が未解明な部分がいくつもあるんですよ!?」

 

そう言う技術スタッフにハインラインが険悪な表情で溜め息をついた。

 

「インテンション・オートマチック・システムはパイロットの思考を機体に直接反映される代物です。やっていることはドレッドノートに採用されたドラグーンシステムのモビルスーツ版と考えればサイコフレー厶より比較的に作業はやりやすいですよ。シナンジュに採用したサイコフレームに関してはどういう仕組みで”光る“のかも私も分かっていませんからね」

 

フロンタル以外にとってはブラックボックスでしかないサイコフレームはあまりにも未知な技術だ。

シンギュラリティ・ワン───技術的特異点と言っても過言ではない。

それどころかフロンタルは人ならざる技術で設計を行い、開発したものがこのサイコフレームだという噂もあるくらいである。

まあ、サイコフレームを作った本人ですら詳しいことはよく分かっていないのだが。

 

「サイコフレームに関してはあまり深く関わらない方がいい。技術を悪用する人間がコレを使えば世界を滅ぼしかねない代物ではある」

 

割と本気で時間を遡ること出来るからなサイコフレーム。

ホントになんで時間を遡ること出来るんだろうな?

 

「そんな代物を自分のモビルスーツに使うのは貴方も頭がどうかしているのでは?」

 

ごもっとも。

 

「そう言えばフロンタル隊長。最近休息は取りましたか?私が知る限り、ずっと開発に従事しているようですが」

 

「問題ない。休息はちゃんととっているとも。何故急にそんなことを聞く?」

 

そう言うフロンタルに対し、ハインラインは作業の手を止めることなく言った。

 

「いえ、最近貴方がエナジードリンクばかり飲んでいると彼等から聞いたのですが。応援に来ていただいている此方としては彼女に申し訳ない」

 

「彼女?」

 

そう聞き返すと、ハインラインは言う。

 

「貴方の部下であるレオントッツォでしたか?彼女が時折、我が社の受付に貴方を無理させないよう連絡を送ってくると話があったので」

 

現在、ラクスの護衛という名の監視の任務を与えている彼女から定期的に連絡があるのだというハインラインにフロンタルは思った。

 

彼女は私の母親か?

 

そうツッコミたくなるが、過労でぶっ倒れたという前科があるのだ。彼女といい、キャプテンといい、フロンタル隊といい・・・少々私を信用しなさ過ぎじゃない?

まあ、彼女からそんな連絡があったのなら仕方ない。少し休憩を多く取らせてもらうか。

 

「ハインライン。今から二時間程私は仮眠を取らせてもらう。二日間ほど睡眠が取れていないのでな」

 

そう言うフロンタルにハインラインは少し頭を押さえながら言う。

 

「結局、休んでいないみたいですね。どうぞお休みください。もっとも───“彼女からの説教が先のようですが“」

 

「ん?それはどういう───」

 

ことかね?と聞こうとした瞬間、後ろから殺気を感じた。

 

「隊長?前にキャプテンさんや私も言いましたよね?睡眠はちゃんととるようにと。なんです?貴方は人の話を聞いていねーんです?」

 

そこに死神がいた。

というかなんで此処に?クライン嬢の護衛は?

 

「ラクスさんの護衛は今、フロンタル隊の皆さんが代わりにしてくれています。手が離せないキャプテンさんが隊長の事を見てくるようにと言われたので来てみたら貴方って人は・・・ッ!」

 

肩をプルプルと震わせながら怒り心頭の彼女は拳を振り上げる。

 

あ、コレ二時間じゃすまされないヤツだ。

 

「待ちたまえ。話せばわか───」

 

「問題無用です。八時間ほど眠っていてください」

 

身構えていなかったからこそ来た可愛い死神がフロンタルの意識を刈り取った。




トリトマ 初期設定

トリトマの初期設定はシャア・アズナブルが求める理想の人物。

アムロばりに強くてカミーユのように自分を止められるような事を言えてララァのように母性がある。
最初はそのように設定していたが、それに加えてシャアに関係する人物が更に二人追加された。
だが、それだとあまりにもハイスペック過ぎたのでアホの子属性を追加した結果、ハイスペックな面が戦闘以外ほぼ死んで今の彼女が出来上がったのが経緯。
なお性格面でも影響が出ており、彼女を構成する五人中三人が男性で二人は女性なのだが、男性の割合が多いせいか女性用の服を着るのは抵抗があり、羞恥感もどちらかといえば男性よりである。

なお、人の好意などに関しては純粋に女性方面らしい。
もっとも中身の二人が癖の塊でしかないが。

勝手にお菓子を食べられ拗ねるトリトマ


【挿絵表示】



久しぶり描いた模写フロンタルさん

コレ一つ描くのに二十回近く描き直しました・・・


【挿絵表示】
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