フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED   作:鉄血

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フロンタル プロフィール

フロンタルは強化人間の為、疲れにくいのだがそれでも過労でぶっ倒れる事はある。
仕事量があのハインラインですらドン引きするくらいでSEED
FREEDOMのラクスとキラがやっていたこと+ハインラインのやっていた事+軍事司令官とかいうアホみたいな量を一人で全部こなしている

なのでDESTINY編でフロンタルが生き残るとキラ達はめっちゃ楽出来るし、フロンタルが死亡するとトリトマ含め、ラクス、キラ全員が曇る+フロンタルが一人でやってきた事をこれからは自分達が代わりにやらなくちゃという使命感に駆られる+私が間違った事を言っていたかね?という悪夢をみる羽目になるので劇場版以上に追い込まれる二人が出来上がる地獄絵図になる


第六十七話

ユニウス市五区の劇場ホワイト・シンフォニーにて

ピンク色のハロが示した座標にアスランはハロを片手に持ち、その場所へと向かっていた。

 

《殺されたから殺して、殺したから殺されて、それでほんとに最後は平和になるのかよ!》

 

アークエンジェルで捕虜になった時、カガリに言われた言葉が脳裏に過ぎる。

 

「・・・・ッ」

 

だが、アスランはすぐに正気に戻り、ラクスを探すことに集中する。

 

『マイド!マイド!』

 

「!」

 

と次の瞬間、アスランの腕の中で抱えられたハロがピョンと跳ねようとその丸いボディが揺れる。

思わずハロを手放してしまったが、ピョンピョンと跳ねるハロが向かった先に彼女はいた。

 

『ラクスゥ~』

 

「・・・・あら~ピンクちゃん!やはり貴方が連れてきて下さいましたわね。ありがとうございます」

 

淡い水色の衣装を身に纏い、先ほどまで自分が持っていたハロを優しく撫でる彼女を見間違える筈がない。

アスランは銃を手にして彼女の名を呼んだ。

 

「ラクス!」

 

「はい?」

 

首を傾げる彼女にアスランは重々しく返答する。

 

「・・・・どういうことですか?これは」

 

「お聞きになったから、ここにいらしたのではないのですか?」

 

「では本当なのですか!?スパイを手引きしたというのは!何故そんなことを!?」

 

彼女がスパイを手引きしたと父、パトリック・ザラから聞いている。それが本当なら彼女を撃たねばならないアスランにとって、どうしても元婚約者である彼女の口から聞きたかった。

そんなアスランに対し、ラクスから返ってきたのは意外な返答だった。

 

「スパイの手引きなどしてはおりません」

 

「え?」

 

スパイの手引きをしていないと言う彼女にアスランは困惑の表情を浮かべる。そしてそんなアスランにラクスは彼の目を見て言った。

 

「キラにお渡ししただけですわ。新しい剣を」

 

「ッ!?」

 

彼女の口から出てきたその名前にアスランは衝撃を受けた。

 

「今のキラに必要で、キラが持つのが相応しいものだから」

 

「キラ・・・?何を言ってるんです!キラは・・・あいつは・・・」

 

そう。あの時、自分が殺した。

イージスの自爆に巻き込んで───

言い淀むアスランにラクスは目を放さず、アスランの目を見て言う。

 

「貴方が殺しましたか?」

 

「こ・・・ッ!」

 

彼女の口から出てくるその言葉にアスランは喉に言葉が詰まる。

そんな彼に対し、ラクスは真剣な表情からアスランに微笑みを向け言った。

 

「大丈夫です。キラは生きています」

 

「うぅ嘘だ!一体どういう企みなんです!ラクス・クライン!・・・そんなバカな話を・・・あいつは・・・あいつが生きてるはずがない!!」

 

キラは死んだと錯乱気味に叫ぶアスランに対し、ラクスはアスランを落ち着かせるように言葉をかける。

 

「マルキオ様が私の元へお連れになりました。キラも貴方と戦ったと、言っていましたわ」

 

「!?」

 

その言葉にアスランは声も出なかった。

 

「言葉は信じませんか?ではご自分で御覧になったものは?戦場で、久しぶりにお戻りになったプラントで、何も御覧になりませんでしたか?」

 

「・・・・ラクス」

 

彼女の言葉には強い説得力があった。キラが生きていると信じたくなる程に。

 

「アスランが信じて戦うものは何ですか?戴いた勲章ですか?お父様の命令ですか?」

 

自分が信じて戦うものは何かと問うラクスにアスランは答えられない。最初はこの戦争を終結させる為に戦ってきた。だが、カガリと出会い、キラと再会し、ニコルが死んだ。そして自分が戦う意味が分からなくなった。

 

「もしそうであるならば、キラは再び貴方の敵となるかもしれません」

 

「ッ!!」

 

「そして私も」

 

キラやラクスが敵となるという言葉にアスランは構えた銃をカタカタと震わせる。

 

「敵だというのなら私を討ちますか?ザフトのアスラン・ザラ!」

 

「俺は・・・・俺は・・・・ッ!」

 

アスランは自分がどうすれば良いのかと答えを見いだせないその時───

 

「それ以上、アスラン君を追い詰めるのはよしてもらおうか。ラクス・クライン」

 

「「!!」」

 

その声に二人は入口の方へと顔を向ける。

そしてそこには一人の男がいた。

ガチャガチャッ!と金属とプラスチック製の物が地面に落ちる。

それはバラバラに分解された銃の残骸がその男の周りに散らばっていた。

そしてフロンタルはラクスに向けて口を開いた。

 

「これ以上、事態を引っ掻き回すのを止めて頂きたい。キラ君やアスラン君、そして君やトリトマのような心優しい若い世代が戦争に巻き込まれる姿は見ていられないのでな」

 

その言葉を皮切りにラクスとフロンタルの対談が始まった。





【挿絵表示】


寝起きなトリトマちゃん

悪い夢は見ないでね
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