フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED 作:鉄血
こんなガンダムSEEDは嫌だ編。
フロンタル「各員散開。遠慮はするな。本気でかからなければ落とさると思え」
トリトマ「了解です!」
連合のストライクダガー
トリトマやフロンタル、キラ達の動きを見て。
『なあ、お前ニュータイプだろ?な、そうだよな?今、相手が撃つ前に避けたもんな。なあ、そうなんだろ?そうだって言え!!』
-EXAM SYSTEM STANDBY-
フロンタル「・・・・すぅ・・・帰っていい?」
トリトマ「駄目でやがりますよ!?なんとかしてくだせー!?」
フロンタルがカバってEXAMシステムが流出してしまった世界線
「L4のコロニー群へ?」
オーブから脱出したマリューは達は同じ境遇にあるレドニル・キサカの提案を聞いて思わず声に出す。
「ああ。クサナギもアークエンジェルも当面物資に不安はないが、無限ではない。特に水はすぐに問題になる。L4のコロニー群は開戦の頃から破損し、次々と放棄されて今では無人だが水源としては使えよう」
「・・・・なんだか思い出しちゃうわね」
それはまだマリューがアークエンジェルの艦長として日が浅く、艦内の水不足の為にユニウスセブンへと向かった時のことだった。
「大丈夫さ。ユニウスセブンの時とは違うからな」
少し不安そうにするマリューを安心させるようにムウは言う。
そんな雰囲気の中、アスランは口を開いた。
「L4にはまだ稼働しているコロニーもいくつかある」
「「ん?」」
「「えっ?」」
カガリを含めた四人が首を傾げる中、アスランはL4コロニー群についての情報を提示していく。
「だいぶ前だが、不審な一団がここを根城にしているという情報があって、ザフトは調査したことがあるんだ。住人は既に居ないが、設備の生きているコロニーもまだ数基あるはずだ」
「じゃあ決まりですね」
「ああ!」
そんなアスランの言葉を聞いてキラとカガリは決まりだと答える。が、それに疑問を持つものがいた。
「しかし、本当にいいのか?君は」
「ん?」
「無論君だけじゃない。もう一人の彼もだが」
「少佐・・・」
それはムウとマリューの二人だった。
「オーブでの戦闘は俺だって見てるし、状況が状況だしな。着ている軍服に拘る気はないが・・・・」
「・・・・・」
言いたいことは分かる。最初は敵同士だった相手と今は手を組んでいるのだ。疑問や警戒するのも分からなくはない。
そしてなにより───
「だが俺達はこの先、状況次第ではザフトと戦闘になることだってあるんだぜ。オーブの時とは違う」
ザフトを・・・祖国であるプラントを裏切る事になるのだ。
「そこまでの覚悟はあるのか?君はパトリック・ザラの息子なんだろ?」
「・・・・ッ」
アスランはムウのその言葉にすぐに返事を返せなかった。
そしてそんなアスランの代わりにカガリが言い返す。
「誰の子だって関係ないじゃないか!アスランは・・・」
「軍人が自軍を抜けるってのは君が思ってるよりずっと大変なことなんだよ。ましてやそのトップに居るのが自分の父親じゃあな。自軍の大儀を信じてなきゃ戦争なんて出来ないんだ。それがひっくり返るんだぞ?そう簡単に行くか?彼はキラと違って、ザフトの正規の軍人だろ?」
「あ・・・・」
ムウの言いたい事が分かったのだろう。それを理解したカガリはそれ以上、何も言い返す事が出来なかった。
「悪いんだけどな。一緒に戦うんなら当てにしたい。いいのか?どうなんだ?」
数少ない貴重な戦力。彼に背中を任せて良いのかをムウは本人であるアスランに聞く。
そんなムウにアスランは言った。
「オーブで・・・いや、プラントでも地球でも見て聞いて、思ったことは沢山あります。それが間違ってるのか正しいのか・・・何が解ったのか解っていないのか、それすら今の俺にはよく分かりません。ただ、自分が願っている世界はあなた方と同じだと今はそう感じています」
そんなアスランの返答に暫しの静寂が部屋に渡る。
そしてピリピリとしていたムウは顔を綻ばせると、真剣な雰囲気からいつものムードメーカーらしい 雰囲気に戻った。
「ふ、しっかりしてるねぇ君は。キラとは大違いだ」
そう言うムウにキラも頷く。
「アスランは昔からね」
ムウはアスランに目を向けたまま、この場にいる皆にいう。
「俺達が、オーブから託されたものは大きいぜ?」
「ええ」
「こんなたった2隻で、はっきり言って、ほとんど不可能に近い」
無茶難題だと不可能に近いとムウは言う。
「そうね」
「でも・・・いいんだな?」
「信じましょう。小さくても強い灯は消えないんでしょ?」
キラは皆の選択を信じると言いきった。
そして一致団結をした皆は笑う。
「ふふ」
「ああ」
そんな雰囲気中、アスランはふと思い出した。
自分達と同じように理想を追い求めている彼女の事を。
「・・・プラントにも同じように考えている人は居る」
「ん?」
「それって・・・ラクス?」
「ああ」
キラの問いにアスランは頷いた。
「それって・・・あのピンクのお姫様のことか?」
ムウも一度だけあった事はある。
その後の赤い彗星の襲撃の方がインパクトは大きかったが。
「ええ。アスランの婚約者なんです」
「えっ!?」
婚約者と聞いてカガリはアスランを見る。
「彼女は今追われている。反逆者として。俺の父に・・・。平和を願う彼女なら仲間になってくれるかもしれない」
その頃のフロンタル
フロンタル「まだ出てこないのかね?」
エル「うん。なんか・・・隊長の機体のコクピットの中から声は聞こえてくるけど・・・」
フロンタル「やはり彼女にはまだ早かったか・・・」
トリトマ「あと少しでサザビーに勝てるあと少しでサザビーに勝てるあと少しでサザビーに勝てる」
どうしてもサザビーに勝てないトリトマちゃんであった。
髪を結ぶトリトマちゃん
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