フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED   作:鉄血

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戦闘時のキラちゃんとフロンタル

フロンタル「キラ、君に合わせる」

キラちゃん「はい!」

キラの攻撃にフロンタルが合わせて殲滅する


戦闘時のトリトマとフロンタル

フロンタル「トリトマ、私に合わせろ」

トリトマ「了解です!」

凄まじい連携で敵機やエースを纏めて殲滅する

フロンタル「やるなトリトマ。うかうかしていると私も抜かれかねん」

トリトマ「隊長も腕は劣ってねーですね」

フロンタル「流石にまだ負けるわけにはいかんよ」


キラちゃん「・・・・・・」 種割れハイライトオフ



第七十七話

「はぁ・・・」

 

「トリトマちゃんどうしたの?そんな溜息をついて」

 

食堂で大きな溜息をつくトリトマの横にエルはお盆を置いて椅子に腰を降ろす。

 

「あ、エルさん。なんでもねーですよ。大した事じゃねーですから」

 

「嘘。トリトマちゃんは嘘つくのが下手過ぎだからすぐに分かるよ。どうせ隊長さんの事でしょ?」

 

「うっ・・・」

 

図星を突かれ何も言い返せない彼女にエルはニヤニヤと笑みを浮かべたままトリトマに言った。

 

「ほんとうに隊長さんの事好きだよねー?昔隊長さんと何かあったのかにゃー?」

 

「な、なにもねーですよ!」

 

からかうような語尾をつけながらそんなことを言う彼女にトリトマはそう言い返す。

 

「ふーん?けど、トリトマちゃんは良く隊長を目で追っているのは皆にバレバレだからね?」

 

「なっ・・・!?」

 

顔を赤くし、口を魚のようにパクパクさせるトリトマにエルは面白いものが見れたと言わんばかりにケラケラと笑った。

そんなエルにトリトマは言い返した。

 

「じゃあエルさんはどう思うんでやがりますか!?隊長の事!」

 

「え?あたし?」

 

その言葉にキョトンとした顔を作るエルだったが、恥ずかしさで涙目になっているトリトマを見ていると、自分だけ言わないのもマズイかと思いその口を開いた。

 

「私はねー・・・好きって言うよりかは恩人って言ったほうがいいのかなー」

 

「恩人・・・?隊長がですか?」

 

予想外といった顔を作るトリトマを見てエルは苦笑いしながら話を続ける。

 

「うん、そうだよ。隊長さんが来なかったら私達は今頃死んでたかもしれないし。そう思うと今の環境って恵まれてるなーって」

 

彼女の出身について知る者はこの船に極小数。

それはフロンタルとキャプテン、そしてフロンタル隊で他の隊に移動しなかった古参組の面々だけであり、トリトマのようにここ一年で入ったようなメンバーは知らないのである。

 

「まあ、詳しい事は聞かないでね。思い出したくない事も沢山あるからさ」

 

そう言ってエルはその話から逃げるように言葉を切った。

そして出入り口の方に目を向けると、見慣れた仮面をつけた高身長の男性が入ってくるのが見えた。

 

「あ、あれ隊長さんじゃ────ッ!?」

 

声をかけようとした寸前、エルは自分の身体が石のように凍りつくような体感を味わった。

何故なら隊長の後ろに立つ人形のように表情が全くない少女。

それはかつてエルと同じ兵士養成機関にいた───

そんなエルを知ってか知らずか・・・フロンタルは自身の後ろにいる少女を前に出して言った。

 

「さて挨拶をしなさい。エム」

 

「了承」

 

そう言うフロンタルに少女は短くそう答え、一歩前に出る。

そして───

 

「挨拶。M041──エムです」

 

そのような挨拶をする彼女に食堂の空気が死んだ。

一人、フロンタルだけは仮面の下で引き攣ったような顔をしている。

 

内心ではやっぱり駄目じゃん。何処が大丈夫、なんだよあの医者ァ!と思いながら彼女に言う。

 

「他に何か言う事はあるかね?」

 

「疑問。他に、とは?」

 

会話が続かねえ。

この子は少々特殊な立ち場にいた子供だ。

デザインド・ベイビーなどで遺伝子操作のミスにより、親に引き取りを拒否された子ども達を一流の兵士にする機関がこの世界にはいくつか存在する。例えばSEED DESTINY ASTRAYで出てくる《サーカス》。カイト・マディガンっていうモビルスーツの収集家がこの組織出身だった。そしてその組織を潰し周っていた時に出会ったのがこの子とエルだ。

特にこの子については情報という情報が不明。如何せん保護した時からこのような状態だった。

こんな言い方はしたくはないが機械のような人間と言うより人間の皮を被った機械みたいな彼女を私が直轄で管理している教育学校に連れて行ってもどうしようもなく・・・という形だったのであの医者に任せていたのだが・・・・

 

(変わってねえ。なんにも変わってねえ。前よりは受け答えするようになっているけど相変わらずコミュニケーション能力が終わってる)

 

同じ喋り方でも某機械生命体が出てくるポットの方がまだ愛嬌があったぞ!

 

この子は始めてあった時から自分から話す事がまずない。

話しかけるということをしないのだ。

しかも気になった事があったとしてもジーッと見つめてくるだけの置き物と化するからたちが悪い。

気まずい雰囲気の中、フロンタルは食堂の端にいたエルとトリトマに言った。

 

「エル、トリトマ。この子の教育は君に任せる」

 

「えッ!?私が!?」

 

そう叫ぶトリトマにフロンタルは言う。

 

「この艦には現在、彼女と同年代は君しかいない。エルと一緒に面倒をみてやれ」

 

「む、無理です!無理無理無理無理!」

 

無理と言って首をブンブンと振るトリトマにフロンタルが一言。

 

「受けてくれたら私の机に置いてある茶菓子を食べてもいいぞ」

 

「・・・うっ!?」

 

お前が欲しそうに見ている事は知ってるからな。私は食べんけど。

 

「さて、受けてくれるかな?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・はい」

 

長い沈黙の後、はいと答えるトリトマ。

お菓子に釣られたな。チョロい。

 

「エルもそれでいいかね?」

 

「えっ!?あ、はい!」

 

うーん大丈夫じゃないなコレ。

確かエルとエムは同郷だし。

内輪揉めしないといいが。

 

「そう言う訳だ。皆も節度を守るように」

 

そう言うのと同時、操舵士の男がフロンタルに言った。

 

「隊長!キャスターチェア滑走大会やっていいっすか!!」

 

そう言うアホに一言。

 

「外でやれ」

 

「宇宙じゃないっすか!!」

 

危ないんだぞ?滑走大会。昔デュランダルとクルーゼとやって大怪我したし。

実際にやったアホがここにいた。




平和な会話してますが、これでも周りはヤバい状態です

次回、盟主王がでます


フロンタルがクワトロ状態、もしくは土方のあんちゃんの状態で頭を撫でられるトリトマちゃん

嬉しいけどなんか複雑


【挿絵表示】




エムちゃん

この子には元々のモチーフがある。
それは某機械生命体が出てくるポッドがモチーフ。
なので後半になればなるほど人間らしくなっていく。
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