フロンタルに憑依した苦労人転生者のガンダムSEED   作:鉄血

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機体解説

ギラ・ズールのセンサー範囲

実はこの機体のセンサー範囲はシナンジュのようなワンオフ機や索敵機を除いた量産機の中で突出して高い。
一応、宇宙世紀基準では

新型のジェガンのセンサーが17キロ

リゼルが15キロ

ジェスタが14キロ

ジェスタa型、b型のセンサー強化タイプが17キロ

ギラ・ズールは一般機の簡易型(ギルボア)が乗っていたヤツなどは18キロもある。

因みにイーワックジェガンなどの索敵機は36キロ

シナンジュは22キロ



第八十七話 疾駆

敵艦────ドミニオンからフォビドゥン、レイダー、カラミティの三機が飛び出すのをフロンタルはシナンジュのモニターで確認する。

 

「どうやら向こうは私と話し合うつもりはないようだな」

 

どうせ俺を生け捕りにして都合の良い交渉材料として使うつもりなのだろう。

 

「とりあえず三機を無力化して黙らせる」

 

下手に落とすとアズラエルが何しでかすか分からん。とりあえずメインカメラとブースターを潰して動けないようにするか。

フロンタルは一通りの算段を決め、シナンジュのフレキシブル・スラスターを通常モードから高機動モードへと切り替える。

シナンジュの凄まじい加速がフロンタルを襲うが、それを平然と受け流しながしながらオープンチャンネルに耳を傾ける。

 

『あの向かってくる赤い奴!生け捕れったってさぁ!』

 

そんな通信を聞き流しながらフロンタルはとりあえずフォビドゥンに向けてビームライフルの引き金を引く。

引かれた引き金と同時、ビームライフルから山吹色の熱線がフォビドゥンに直進する。

 

「ハンッ」

 

だが、フォビドゥンはその射撃を背中の巨大なバックパックに装備された二枚の盾〈ゲシュマイディッヒ・パンツァー〉を前にする事によって放たれたビームが湾曲しながら虚空の彼方へと消えていった。

そして反撃とばかりにバックパックに内蔵されたビーム砲〈フレスベルグ〉を放ってくる。

そのビームはシナンジュの逃げ場を無くすように右側へとカーブを描くが、フロンタルは前に加速する事によってそのビームに直撃することはなかった。

 

『ビームが曲がる!?』

 

「ほう」

 

トリトマが遠方から自分の様子を見ていたのだろう。

驚きの声を上げているが、フロンタルは冷静だった。

 

流石ゲシュマイディッヒ・パンツァー。ビームを曲げるのは凄い技術だ。けどな?ビーム無効ってのはアカツキのヤタノカガミのようなメタメタにやらねえとすぐに対策練られんのよ?

フロンタルは更にフォビドゥンに二発、ビームライフルを撃つ。だが、その二発もその盾に防がれてしまう。

 

「なるほど」

 

歪曲角度は右側の盾、盾の端付近だと左右に分かれるように曲がる。そして左側中心付近だと曲がって奥に飛んでいく、と。

 

「もういい。”大体分かった“」

 

ゲシュマイディッヒ・パンツァーの対処については大体分かった。後、フォビドゥンのパイロット、シャニ・アンドラスはビーム兵器に対して”防御をする癖”があるということも。

ドミニオンからストライクダガーが数機、出撃しアークエンジェルの元へと向かうのを確認する。

そしてフロンタルはフォビドゥンに向けて“一発”、ビームライフルの引き金を引いた。

 

「無駄だっての」

 

そしてフォビドゥンは”防御の体勢”を取った。

放たれた熱線はフォビドゥンの左側の盾の端に直撃する寸前、その磁場でビームが曲がる。

そして曲がったビームは“先ほど出撃したばかり”の一機のストライクダガーへと────

 

『うわぁぁぁッ!?』

 

”直撃した”

 

 

『『『『『『・・・・!?』』』』』』

 

流れ弾で爆散した一機のストライクダガーにその”あり得ない”光景を目にしたパイロットは驚愕する。

そんな中、フロンタルは────

 

「やはりフォビドゥンをリフレクター・インコムとして扱うのは無理があるか」

 

今回は”たまたま”フォビドゥンが防御してくれて”たまたま”弾の当たる角度が良く、”たまたま”曲がる角度が良かったからダガーに当たってくれた。

 

コレやるくらいならさっさと無力化させた方がいいな。うん。非効率過ぎるわ。

 

そんな”偶然”のような”奇跡”になんの興味も持たず、フロンタルはビームライフルのモードを切り替える。

そして再びフォビドゥンに向けてビームライフルを放った。

 

『ッ!!』

 

不意討ち気味に放たれたその狙撃にフォビドゥンは咄嗟に防御の体勢を取る。

が、それをフロンタルは狙っていた。

 

『ッ!?』

 

ビームは曲がる。だが、その照射がいつまでたっても終わらない。

 

ギロチンバースト。

 

宇宙世紀では主にZ系列の機体が扱うビームライフルが出来る代物だが、それはシナンジュが持つビームライフルも出力を調整すれば同じような事が出来る。

フロンタルはビームを照射したまま、ビームを防ぐフォビドゥンへと一気に接近し、盾ごとフォビドゥンのメインカメラをシナンジュの盾裏に装備されたソードアックスで叩き斬った。

 

「まずは一機」

 

面倒臭い機体はこれで無力化。

後はレイダーとカラミティだけ。

 

『シャニのヤツ!何やってんだ!』

 

『油断してるからだろ!バーカ!』

 

そんな二人はフロンタルが駆るシナンジュにカラミティの腹部に装備された〈スキュラ〉とレイダーが持つ鉄球〈ミョルニル〉が放たれるが、フロンタルは放たれた〈スキュラ〉を難なく回避し、後に飛んできた〈ミョルニル〉をワイヤーの部分・・・ではなく、鉄球そのものをソードアックスで真っ二つに切断する。

 

『『・・・・!?』』

 

そんな一瞬の出来事に二人は驚きで一瞬、動きを止める。

だが、その一瞬をフロンタルは見逃さなかった。

 

「戦場で動きを止める奴があるか」

 

そう言ってレイダーの頭部をビームライフルの射撃で破壊する。

 

『クッソぉぉぉ!なんだよ、コイツ!!』

 

『油断してんじゃねえ!クロト!』

 

そう叫びながらオルガはカラミティの背部に装備された2門の長大なビーム砲〈シュラーク〉をシナンジュへと向けるが、その引き金を引く事が出来なかった。

 

『ッ!!』

 

シナンジュの射線の先────母艦である“ドミニオン“が航行していたからである。

 

 

おっ?流石強い方のオルガ。判断早いねー。

撃ったら母艦に当たるもんね?母艦、落としたくないもんねー?

いくらコイツらに仲間意識がないとはいえ味方────それも自分の母艦に向けて引き金を引くことは出来ない。

そんなカラミティを他所にフロンタルは“ドミニオン“と未だ戦闘中であるアークエンジェル達全員にチャンネルを入れた。

 

『初めましてというべきかな。ムルタ・アズラエル。私はプラントのザフト軍所属のフル・フロンタルだ』

 

さて盟主王。こっちも時間がねえんだ。ラクスの問答と一緒にまとめて決めてもらおうじゃないか。

こっちに肩入れするかどうかをな。




次回、キラ、アスラン、ムウ、ディアッカ、オーブ軍vsトリトマ、エム、袖付きの乱戦です

サウナ中のトリトマちゃん


【挿絵表示】




フロンタルさんから見てストフリはどうなの?

やっていることはデストロイとかサイコガンダムとか一緒の欠陥機。

デストロイやサイコガンダムが死ぬほど使いづらいけどお前は別にいいやの使い捨ての考え

ストフリは死ぬほど使いづらいけどキラ、貴方だったら大丈夫。この差でしかない時点で総合でいったらシナンジュよりも非人道的。

後、攻撃する際にワンアクション必要なのが多すぎて兵器としてどうなん?である。
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