また会える日まで。   作:林田美琴

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また君に会える日まで。1-2

 なんとかクラス委員も全員決まり,今日は軽く委員会を行ってから解散となった。

 委員会はいつもは図書館でやるらしいのだが今日は軽い顔合わせだったので小さい会議室で行った。今日の目的はみんなの顔と名前を一致させることだった。私は記憶力がないのでみんなには申し訳ないのだが,もうはじめの方に自己紹介をしてくれた人の顔と名前がごちゃ混ぜになってきている。麻莉は私とは真逆で記憶力がとてもいいのであとで麻莉と整理することにした。私の番が回ってきた。

「一年ニ組の那家吹葉音です。」

私が自己紹介すると何人かが反応した。目の前に座っている人が「那家吹病院と関係ある?」と聞いてきた。私は院長がお母さんのお兄ちゃん、副院長がお母さん、理事長がお母さんの祖父にあたることを言った。すると先生も含め、みんなが驚き、いいとこ育ちのお嬢様と言ってきた。みんながそう思うのは当然のことだろう。那家吹病院はこの辺で一番有名で大きい総合病院だ。また母方の方はみんなが医師で高学歴なのだから。しかもみんな立場が上でお嬢様と呼ばれても仕方がないのかもしれない。

 みんなの自己紹介が終わり今日の委員会は解散となった。

「麻莉,図書館行こ!」

「いいよ!ほんとに葉音って読書好きだよね?」

「うん!好きだよ。読書楽しいもん!」

そう。私,大の読書好きなの。この東校を選んだきっかけも図書館が大きいのと,学校が綺麗だから。私の中では図書館が大きいとか本の種類がたくさんあるとかが学校選びの重要な条件になっている。

「今日はこの二冊借りよっかなー。」

「えっ,二週間でそんなに読める?どっちも分厚いけど」

「大丈夫。今は課題もでてないし読む時間は十分にあるよ」

私,課題もテストもなかったら一週間で4冊は読める。まあ,家に帰っても読書しかやることがないしね。

「ねえ,学校の近くを散歩してみたい?」

「したい!何があるか気になるもんね。一息つけるところとかあって欲しいよね」

「あって欲しいね。てか,一軒ぐらいあるでしょ。学校の近くやしね。」

喋りながら歩いてたらお店を見つけた。

 「ねえ,あそこにあるお店,入ろ!うちお腹すいた。」

「入ろ!寄り道したかったんだよねー!」 

休憩するほど歩いてないが,私たちはお店の中に入り休憩することにした。

ここのお店は学校からでて左に行き信号を渡って少し歩いたところにある。学校から近いということで同じ制服をきた子たちが多い。みんな目的は同じらしい。

「このパンケーキ食べたい。」

「私も食べたい。半分こしよ」

「そういや委員会,一緒になれてよかったね!」

私,図書委員以外眼中になかったの。しかも私小学校の頃から図書委員をしている。麻莉とはたまに違う委員になっていた。

「うん!しかもなりたかった図書委員になれた〜。麻莉は図書委員でよかったの?」

「うん,今年は葉音と一緒がいいって思ってたから」

「ありがと!麻莉〜!一緒に委員会の仕事しようね」

「うん!!」

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