ホリ語り   作:蒼覇初雁

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いよいよ初の戦闘シーン!
うまくできてるか怪しいけどがんばるぞい

ちなみに前回ソロとシェイマスが繰り出した技については
ソロ:ソードスパイク(元ネタだとサモアンスパイク)
左腕で相手の喉元を掴みながら右腕を大きく振りかぶり、相手の喉元目掛けてテーピングでガチガチに固めた右手親指を突き刺し相手を倒す荒技

シェイマス:ブローグキック
相手に向かって走りこみ、一度蹴り脚とは逆の脚を振り上げ、その直後に素早くその脚を引く動作と同時に蹴り足で地面を蹴り、ジャンプして相手の顔面にキックを叩き込む技
ブローグとはアイルランド人が履いている靴のこと

てことな技解説コーナーでした
今後もちょくちょくやるかも


第4話 ファーストラウンド

謎のスコミムスの調査すべく万葉所へ向かったクレイモアたち…後ついでにシェイマス

研究所の所長であるワードに連れられ例のスコミムスと対面する

クレイモアの観察によって個体は剣部族(トライバル・ソーズ)の改造個体であると断定

処置を悩むところに突如剣部族(トライバル・ソーズ)が襲撃

クレイモアたちは襲撃してきた3人の幹部を撃退すべく戦いを始める…

 

_____________________________

 

「久しいな、剣部族(トライバル・ソーズ)

 

「これはクレイモアではないか。まだ円卓の騎士をやってたとは、思ってもみなかったぞ」

 

「貴様の思い込みなだけだろう」

 

久々の再会に互いに睨み合うクレイモアとヘイズたち

かなり深い因縁があるのだろう

 

「おいお前ら、ここへ何しにきやがった?」

 

シェイマスが鋭くにらめて襲撃の理由を問いかける

その返答に答えたのは大柄の男、ソロである

 

「たいした用ではない、お前らが所持するスコミムスを返してもらいたいだけだ」

 

淡々と答えるソロ

どうやら狙いは例のスコミムスのようである

 

「なぜ今になってそのスコミムスを回収しようとするンだ?お前らの改造リバイバーが逃げたとでもいうのか?」

 

研究員を保護しながらスコミムスを回収する目的を問うのはブルーノ卿のラグル

確かにラグルのいうとおり、彼らが回収する理由が見当たらない

改造リバイバーなら改造に失敗すれば捨てるなり処分されることはよくある話

意思などもないので逃げるというのも考えられないはずである

しかしヘイズたちは用済みであるとも言えるはずのスコミムスを回収するという

よほど秘密でもあるというのだろうか

 

「それを貴様らに教える必要はない。仮に我らに勝とうとも教えぬ。ここでやられるのだからな!」

 

ヘイズが声を上げるとバックで控えていたタマとロアが抜刀しながら襲いかかる

そのまま斬りかかろうとすると、クレイモアはタマの一撃を鞘で受け止めながらカウンターの頭突き(グラスゴー・キス)を食らわせ、シェイマスはロアの攻撃を避けると素早く正面から腋の下に頭を潜り込ませて自分の片腕を相手の肩を通して首根っこに回し込んで抱え、もう片方の腕でロアの背中を抱えるとその体勢からロアを上方へ持ち上げ、自身の膝に叩きつける【アイリッシュ・カース・バックブリーカー】を決めた

カウンターを受けたタマとロアはおもわず後退する

 

「後退すると…」

 

「命取りになるぜ!」

 

しかしそんな動きを見逃すはずもなく、クレイモアたちが追撃を仕掛ける

 

「俺もいることを忘れたか!」

 

今まで動かなかったソロがクレイモアとシェイマスに攻撃を仕掛けようとする

 

「そっちも我らだけと思ったか」

 

だがクレイモアも油断はしていない

その発言の背後からさっきまで研究員の介抱をしていたラグルが渾身のドロップキックをソロに食らわす

とはいえソロも油断はしていない

こうなることを予測してソロは左腕で蹴りを受け止める

それでも威力は凄まじいもので、受け止めたものの3mほど押されてしまった

 

「ぬおっ…!ちと油断しすぎたか…」

 

「やっぱ戦闘集団なだけあって結構タフだな。結構強めに蹴ったンだけど」

 

「やはり円卓の騎士…一筋縄ではいかぬ…ソロ、タマ、ロア!剣の竜(ソードリバイバー)で反撃だ…!」

 

「「「おう…!」」」

 

「「「「「…!」」」」」

 

ヘイズの号令で3人は恐竜メダルを手に取る

それぞれメダルを投げると眩い光を放ちながら3体の恐竜(リバイバー)が現れた

タマのメダルから現れたのは青い体に赤と黄色の派手な模様と6本も特徴的なツノを生やした中型角竜であるスティーラー

ロアのメダルからはスティーラーと同じくらいの大きさの中型角竜赤い体が現れるが鼻の上に分厚く湾曲したツノを持つのはエイニー

そしてソロのメダルからは刺々しい見た目とは裏腹にとてもカラフルな鎧を纏うくれないの鎧竜サイカニア

 

普通ならなんてことないリバイバーではあるが、円卓勢は一つ気になったワードが頭をよぎった

 

剣の竜(ソードリバイバー)

 

これまで多くの特殊なリバイバーを見てきたクレイモアたちだが、ここで新たなリバイバーが出てきたことに多少驚きがあったのだ

だがその程度で怯むほどではない

むしろ逆だった

今朝共有された情報と一致したのだ

なぜならソロたちのリバイバーを見ると、例のスコミムスと同じ特徴が見えたのだ

 

「(こりゃ黒だろドリュー?)」

 

「なるほど、我ら相手にリバイバーで勝負を挑んでくるか。さて…シェイマス、ラグル殿よ、我らも迎え撃とうじゃないか」

 

相手がリバイバーを繰り出してきたとなればやることは一つだ

そう言わんばかりにクレイモアは左右にいるシェイマスとラグルに声をかける

 

「オッケー!」

 

「おうよ、バンガーな勝負開始だぜ!」

 

心強い2人の味方は二つ返事ですぐに了承するとメダルを取り出し、ソロたちと同様にメダルを投げると眩い光を放ちながらリバイバーが3体現れた

ラグルのメダルからは黄色い体毛を生やしたずんぐりむっくりとした大型のナマケモノ。額に残る傷から色々感じられるであろう特殊なメガテリーのブークリエ

シェイマスのメダルからは圧倒的な巨体と太く長い首、背中にはヒマラヤ山脈のような大きな山々が見え、胸元には剣模様が確認される特殊なアルルスのマロース

そしてクレイモアのメダルからはマロースと引けを取らないほどの紺色の巨体に騎士のような武装を頭にはやし、左脚に剣模様を構えるは特殊なポセイドンのアロンダイト

 

これら3体のリバイバーは円卓の騎士のみが所有できる戦闘特化型の特殊な個体【円卓リバイバー】だ

円卓の騎士はこのリバイバーを駆使して悪あるものたちと対峙しているのだ

 

そして6体のリバイバーが出揃った

先に動いたのは剣部族(トライバル・ソーズ)

 

「まずは俺から行こうか。サイカニアコンボ」

 

ソロの指示でサイカニアが動き出す

円卓勢に向かって派手な鎧が突進を仕掛ける

しかしクレイモアたちは冷静であった

 

「我に任せよ。ポセミロンガで噴き飛ばせ」

 

サイカニアの攻撃が決まろうとした瞬間、アロンダイトが巨体を素早く回転させて鞭のような尾をサイカニアにぶつけた

これにはたまらずサイカニアも吹っ飛ばされ、地面を大きく転がる

それを見たタマとロアも反撃するべく指示を出す

 

「スティーラーボム!」

 

「エイニートルネード!」

 

双子の指示によってスティーラーとエイニーは空中でひとつとなり、アロンダイトたちに合体攻撃を仕掛ける

そんな行動を見て次に動いたのはシェイマスのマロースだ

 

「へっ!跳ね返してやれマロース!」

 

シェイマスの指示でマロースが体当たりを仕掛ける

マロースと正面からぶつかったスティーラーとエイニーはサイカニア同様に吹っ飛ばされるが、攻撃はまだ終わってはいない

 

「追撃だブークリエ、ブンブンフック2連発だ!」

 

いつの間にか角竜コンビの下に移動していたブークリエが落下する2体に向けてフックをぶつける

これを受けると2体は大きく後ずさる

そこから激しい打ち合いが始まった

 

「さすがは円卓の騎士…噂通りだな。さてどうしたものか…」

 

一進一退の激しい激闘を見ながらヘイズは呟く

正直なところ、円卓と戦うのは剣部族(トライバル・ソーズ)にとっては予定していないことである

目的は例のスコミムスを回収すること、ただそれだけであるのだ

故にこの勝負は全く意味がないのだ

リバイバーを使うのは研究員たちを片付けるための一策でしかないのだ

ヘイズには正直この戦いの未来がきっぱり見えていた

 

『この勝負はこちらが負けると』

 

ソロたちを弱いとは一切思っていないが、相手が相手なだけにどうしても勝ち目が薄くなってしまうのだ

ならば目的を済ませるべくこの隙に研究所内に入ってスコミムスを回収したいが、気づけば戦闘には参加していないもののケイ卿のコンビが円卓個体テジーのカムランを出して入り口をしっかりガードしていたのだ

 

「随分と大したことないな〜こいつら」

 

「だな、バンガーじゃないぜ」

 

戦いの最中、あまりの歯ごたえの少なさに少々愚痴るラグルとシェイマス

それを聞いたタマとロアは激怒する

 

「貴様よくも言ったな!」

 

「ならばこちらも本気で相手してやろう!」

 

そう言った瞬間、突如スティーラーとエイニーの雰囲気が変わる

どこか刺々しさが感じられ、殺気も漂ってきた

 

「メガテリーにスティーラービート!」

 

そのままスティーラーがブークリエに攻撃を仕掛ける

 

「避けろブークリエ!」

 

指示を受けて素早く避けようとするブークリエ

だがそれが実現することはなかった

否、避けようとして避けれなかったのだ

避けれなかったブークリエは大きなダメージを受けて膝をついた

 

「ハハッ…なんだよそりゃ…」

 

ブークリエが攻撃を受けたことで苦い顔をしたラグルがタマのスティーラーを見ると、スティーラーのツノに変化が生じていた

その変化とは、ツノが刃物のようになっているということだった

この変化の影響で避けれたはずの攻撃は当たってしまったのだ

 

「チッ、こりゃ厄介だな。マロース、メテオアタックで一掃しろ!」

 

異変を感知したシェイマスがチーム技で一掃を図ろうとする

しかしそれをロアのエイニーが防いだ

 

「エイニートルネードだ!」

 

エイニートルネードが発動したが、ここで変化が起こる

 

「!ダメだ避けるんだ!」

 

突如大声で回避行動を指示するクレイモア

その瞬間エイニートルネードの回転と同時に多数の斬撃が放たれた

 

「うおっ!」

 

「!?」

 

突如放たれた斬撃がクレイモアたちに襲いかかる

斬撃によって地面や木々がどんどん斬れていく

 

「アロンダイト、背中借りるぞ!」

 

「ドリュー!」

 

そう叫ぶとクレイモアはアロンダイトの背中を走り出す

走り出しながら自身の象徴でもある剣を鞘から引き抜く

そしてアロンダイトの頭部まで到達すると、アロンダイトにすまんと謝罪しながら踏み切って高々と飛び上がる

 

「!あの人やっぱすげーな〜』

 

小僧(ラグル)もなんとなくあいつのやろうとしていることを察したか」

 

斬撃を防ぎつつクレイモアの行動の結末を徐々に察していくシェイマスとラグル

飛び上がったクレイモアは自分の剣を片手で強く握ると大きく振りかぶる

そして勢いよく剣を振るうとその瞬間凄まじい威力の斬撃がクレイモアの剣から放たれる

その斬撃はロアのエイニーが放つ斬撃よりも強かったのだ

 

「「「「!!!??」」」」

 

あまりの威力に怯む剣部族(トライバル・ソーズ)の4人

そして避ける間も無くエイニーを斬り裂いた

切り裂かれたエイニーは完全にクリティカル級のダメージを受けてしまい、そのまま力尽きてメダルに戻ってしまった

 

「エイニー!」

 

ロアが叫ぶ

せっかくパートナーの本気を出したのに立ったの一撃で葬られてしまったのだ

 

「すっご…」

 

「なんて一撃…!」

 

クレイモアの圧倒的な一撃を入り口付近で見ていたケイとハルカは思わず言葉を発する

たった一振りで敵のエイニーを一撃で沈めてしまったのだから

それもリバイバーではなく生身の人間がやってのけたのだから尚更だ

その様子を見てシェイマスはさすがだぜと高笑いし、ラグルも驚きつつ尊敬の眼差しを向けた

 

「貴様ぁ!!!」

 

これに激怒したロアは抜刀するとまだ空中にいるクレイモアに襲いかかる

クレイモアもそれに気づくと、剣を振り上げる

そしてロアとの距離が縮まると落下速度を利用して剣を振り下ろす

空中で二つの剣が大きな金属音をたててぶつかった

 

「敵ながらいい太刀筋だが…緩い!」

 

「ぬあっ!がはぁっ…!」

 

しかし実力の差は歴然だったのかクレイモアが押し勝ち、ロアはそのまま地面に叩きつけられてしまう

地面に叩きつけられてしまったロアは衝撃のあまり吐血してしまった

これにキレたのは兄であるタマである

 

「よくも我が弟を!」

 

タマも剣を抜刀しながらクレイモアに襲いかかる

しかしクレイモアは見向きもしない

なぜなら…

 

「ブークリエの分をお返しするぜぇ!」

 

タマが走り出していたのを見計らってラグルも走り出していたのだ

そしてクレイモアとアイコンタクトを交わすとどこからかもってきた鉄パイプを振り、タマの腹にめがけて思いっきりぶつけた

 

「くっ…!」

 

だがタマもこのことは想定しており、すんでのところで剣でガードした

しかしそれでも勢いが凄まじいだけに防ぎきることはできず、そのまま吹き飛ばされてしまった

 

「筋はいいな。貴殿も剣を握ってみるか?」

 

「ありがたいけど俺は遠慮しとくぜ」

 

そんな談笑を交わす二人を睨むはソロだった

 

「…サイカニア、メダルに戻れ」

 

しかし戦意をなくしたのか相棒のサイカニアをメダルに戻した

 

「タマにロア、そして賢者よ、これ以上やれば双方タダでは済まされん。一時退却する」

 

「「「…了解」」」

 

状況を見てこのままでは任務を遂行できないと判断したソロは悔しさを抱きながら退却を命じる

ダメージを負っているタマとロアも立ち上がるとソロの元に近づく

ヘイズもまた同様だ

 

「逃げる気か?我らが取り逃がすとでも?」

 

「残念ながら帰らせてもらおう…ドリュー・クレイモア・ギャロウェイ、そして円卓の騎士達よ。お前達は我ら剣部族(トライバル・ソーズ)を敵に回したことを後悔するんだな。お前達ではレインズを止められぬ。奴はこの世界の頂点に立つのだ。それを邪魔しようものなら我らは黙ってはいない。そして貴様らはいずれ承認するだろう、我ら剣部族(トライバル・ソーズ)をな。ではまた会おう」

 

ヘイズが言葉を残すといつの間にか用意していた転送ポータルを起動させる

 

「まてテメェら!まだ話は終わってねぇぞ!」

 

シェイマスが叫ぶも時すでに遅し、奴らはクレイモア達から逃れてしまったのだ

転送ポータルは案の定壊れていたため行方を追うことができなかった

幸いなことに怪我人はそれほど多く出なかったのは救いだった

しかしこの結果にクレイモア達は苦い顔を浮かべる

 

「(承認しろ…か。あいつは何も変わっていないのだな…)」

 

ヘイズの最後の言葉を思い返しながらかつての宿敵が全く変わってないことを感じるクレイモアの後ろ姿はどこか寂しげだった…




戦闘シーンむっず()
というか3対3の構図だから難しいのか…?

破天荒スタイルとは言ったけどもうちょい頑張らんとね
苦し紛れにいうと剣部族(トライバル・ソーズ)も円卓勢もまだまだ余力を残してます
次の戦闘はいつになるかな?

てことで今度は過去編の更新で会いましょう

最後に一言

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