ネモが孤独を感じない程度に戦うモブ   作:覚め

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スター団壊滅!〜貴様の敗因はチャンピオンを転校初日に潰さなかったこと〜
と言うわけでスター団はさっさと消えてます。


第18話

あれから夜通しバトルをして、ネモの家でもまたバトルして、なんかもう、バトルしかしてねえな?って感じで。全くもっていつ僕は僕の想いを告げれば良いのか。全くわからん。ので、ド直球に言うか遠回しに言うか迷っている。まあ、どっちにしても断られたら後悔しか残らないけどね!!

 

「どしたネモ」

 

「サファルトってさ、交換留学に興味ある?」

 

「ない」

 

「…ある?」

 

「ない」

 

「私の代わりに生徒会長やってくれない!?」

 

「え、何?どゆこと?」

 

「今度イッシュの学校と交換留学するんだけど、それに私も行きたいって言ったんだ。オモダカさんに」

 

「ほーん、で?」

 

「相手の学校はバトル重視らしいから楽しみだとか思ってたんだけど、生徒会長だからって却下されたんだよね。そこでサファルトに生徒会長やってもらって、その間に私はイッシュに」

 

「…行くならネモと一緒に行きてえなあ」

 

「!」

 

お、ネモの目が変わった。しかしイッシュかぁ。イッシュ…対して思い出がないな。うん。ジムリーダーが市長やってて、さらに良いとこの人だったくらいだな。まあそれは置いといて。ネモの話にうんうん頷いてたら生徒会長にされるのか。また一つ学習したな。話よく聞いとこ。

 

「じゃあオモダカさんに伝えてくるね!」

 

「いてらー」

 

…ネモに告白、どうやってやれば良いんだろ。全然頭になかったな。なんで悩んでたら三日後に僕の部屋へネモが。なんだ、バトルか?と思ったら交換留学についてだった。

 

「私も行くならサファルトと一緒が良いって言ったら、前の生徒会長が代わりにやってくれるって!」

 

「やったぜ」

 

「でさ、サファルト」

 

「なんでしょうか」

 

「この前はごめんね!私のお姉ちゃんのこと!」

 

「ん?」

 

そう言えば。ネモのお姉さんに『で、いつから付き合ってるの?馴れ初めは?やっぱり一目惚れ?それともバトルを通じて?』とか聞かれたことあったな。それか。確かにあれは恥ずかしかった。ネモも顔赤くするだけで何も言わないし、僕も下手なこと言えないから何も言えないし。

 

「でさ、サファルトって私のこと好き?」

 

「う…ん?」

 

「あの時はっきりと否定されなかったから気になって」

 

「…好きだよ。めちゃくちゃ好き」

 

「ほんと!?」

 

「うん」

 

「じゃあ付き合お!?」

 

「あ、はい」

 

「やったー!」

 

あれ、もしかして僕が思ってたほど緊張しなくて良かった?え、あ、え?告白ってこんな感じに進むんだ。すご。あ、へ〜。告白ってほんとにこんなのなんだ…意外だ…儀式的な神聖さとか、なんか重々しく感じたりするやつだと思ってた…わぁ…驚きぃ…

 

「じゃあ今度行く交換留学はもうほぼハネムーンだよね!」

 

「ネモ、待って」

 

「ん?」

 

「…色々と進みすぎてよくわかんない…」

 

「え?」

 

聞けば、ネモと行くイッシュの学校との交換留学はキタカミと言う場所で行われるらしい。なるほど学校には行かないのか…などと思っていたら、その後にも学校通しで留学はするかもしれないと言われた。そーなんやね…そーなんやな…

 

「じゃあ来週の月曜日にここ来てね!絶対だよ!」

 

とも言われたので、さっさと留学の用意をする。まあ、どこで寝泊まりするのか知らないけど、着替えと少しの飯あれば良いでしょ。多分、おそらく、いいえ、きっと。

 

「おーす、ネモ」

 

「サファルト!遅いよ!」

 

「ごめんて」

 

「じゃあ行くよ!キタカミへ!」

 

「あれ、引率の先生とかいないの?」

 

「私たちはチャンピオン同士だからいらないって」

 

ネモが先生の言うことを聞かなさそうと思ったのは僕の思い違いだろうか。否、事実学校の中でポケモン出してきたので夢中になってたりすると規則破ってくるのだ。じゃあいるよね?なんでいないの?

 

「…何?」

 

「いや、サファルトの私服ってそんなのなんだって」

 

「意外?」

 

「制服だと思ってたから」

 

「留学だし良いかなって」

 

と言うわけで来たぜキタカミ。祭りがあるらしいのだが、それはなんと明後日らしく、観光名物を巡ることで時間を潰すことになった。しっかし、鬼と三匹のポケモンかぁ…変な伝承だな。ポケモンってそんなことするような生態してんの?してないでしょ?確か。

 

「余所者にこの土地踏ませることはできないわね。私はゼイユ。私に勝てたら通っても良いわよ」

 

「ね、ねーちゃんいじわる、戦いたいだけ…」

 

「スグ、うるさい」

 

「…ネモ、どうする?」

 

「戦うー!!!!」

 

ふん、ネモの実力を知らんとは、可哀想なやつだ。勝って当然なんだな、ネモは。まあ僕はそのネモに勝ってしまったわけだが。ネモはそれでもバトル挑むんだからすごいよね。

 

「…ねーちゃん、おれ、あの人見たことあるよ」

 

「はぁ?スグが?…?わかんないわよ」

 

「ねえ、バトルするんでしょ!?やろうよ!!」

 

「うるさっ」

 

3分後

 

「嘘…」

 

「ねーちゃんが負けた…」

 

「さ!交換留学しよっか!」

 

「じゃ、スイリョクタウンはこっちだから」

 

「あ、ね、ねーちゃん!待って!」

 

「…なんか騒がしい姉弟だな」

 

「あの人たちと何するんだろうね!?」

 

そういえば。イッシュの出身である僕を一度見たことのある人はいるのだろうか。て言うか、このキタカミにイッシュの頃の知り合いなんかいるか?…いないだろ?まあ良いか。大した問題じゃないし。そこで!田舎のくせに少し小綺麗な建物の前でさっきの姉弟を見た。弟と僕が観光名所巡りのペアとなった。

 

「…よろしく」

 

「よろしく…」

 

「スグリって言ってたっけ。僕さ、君のお姉さんに勝ったネモに勝ってるんだよね。」

 

「え!?」

 

「何回か負けてるけど、今はまだ勝ち越してるし。」

 

「…わやじゃ…」




インフレについていけなくなるスグリ君はいる!!!
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