ネモが孤独を感じない程度に戦うモブ   作:覚め

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ゲーム本編で何故ネモが付かず離れずだったのか。
ペパーというやるべきことあったから。


第2話

「いやだー!お付き合いも、バトルも、何もかんも嫌だー!」

 

「じゃあライバル!ライバルになろ!」

 

「振ってんのになんなのこの子!恋人ってバトルする関係に聞こえる!?」

 

「またアレだよ」

 

「今度は実家に行ったらしいよ?」

 

「なんて手早い関係の変化…!」

 

何度も何度も!もーいや!なんなのこの子!変なの!なんかね!いや!バトルなんていつもするものじゃないのよ!あ、また変な噂流れてる!この子…まさかとは思うが…外堀から埋めている!?なんて恐ろしい子…でも、それと同時に、悲しい子…今までずっと、人間関係というものに無縁だったのね…

 

「良い子良い子〜」ナデナデ

 

「…いや、そういうのいいから」

 

「ダメだったか」

 

「バトルしようよ!」

 

「なんでこの子お嬢様のくせにこうも押しが強いんだ」

 

「バトルしたら教えてあげる!」

 

「…ゴルダック」ポンッ

 

「バトル!?」

 

「三十六計逃げるに如かず!」ダッ

 

「ええ!?」

 

どうにか逃げ切れたな。ククク…疲れたぞ。さーて、学生らしく授業でも受けますか。なんの授業受けようかな。バトル学…はネモがいそうだからやめとくか。交流を広めるためにも…ポケモンについて聞くか。生物学だよな?よっしゃ、さっさと行こうか。

 

「おーす」

 

「バトル!」

 

「ねえなんでいるの」

 

「空を飛ぶ使ってきた…疲れたけど、バトルするためだもんね!授業?じゃあ一緒に受けよう!」

 

授業を受けてる姿は普通の人だった。ただただバトルが好きな人なんだね。でもね。依存先は増やした方がいいと思わない?ねえ、先生。

 

「ど、どうでしょ〜…?」

 

逃げたな、あの先生。役立たずめ。ねえネモさん、離れよ?なんかすごいくっついてない?並の子なら意識しちゃう距離だよ?ねえ?

 

「流石はカップルだ…」

 

「授業中でさえも…」

 

たはー、えー、んー、困っちゃうよねー!やだよねー!ね、ネモも嫌でしょ?カップルって間違われるの!だから離れよ!?

 

「バトル!?」

 

あぁもうこれダメだね寝よ

 

「寝ないでくださーい」

 

「なんと」

 

なんだか嫌な思いをしつつ、授業が終わった後にネモがこんなことを言ってきた。言ってきたというより、ネクタイ掴んで喋ってただけだな。きっつ…

 

「じゃあさ!ジムチャレンジしてよ!バッジ集めてリーグに行ってさ!私とバトルしよ!」

 

「待ち合わせみたいに言わないでくれる?俺シングルは苦手なんだよね」

 

「え!?やるって!?嬉しいなぁ!」

 

「いややらないって」

 

「やるんだ!じゃあリーグに伝えてくるね!」

 

「…若いな」フッ

 

「ロトム、ネモの電話番号わかる?」

 

電話して止めさせた。ジムチャレンジは嫌だ。前の地方で嫌な目見たし。クッ、蘇る…とあるジムの元チャンピオンにボコボコにされたことを…なんて悪夢なんだ。あの人ファンは多かったけど男からは嫌われてたからなぁ。

 

「…そう思うよなぁゴルダック」

 

「ヴェロ?」

 

「ゴルダックは良いよな。ノーてんきで。」

 

「ヴェ」

 

「何を了解したんだか。まあ言葉がわかるはずもないけどさ」

 

ネモもどうにか嫌いをわかってほしい。嫌よ嫌よは嫌なんよ。我が強いというか、欲望が強いというか。猪突猛進?一所懸命?まあわかんねーから良いや。

 

「ピクニックは楽しいな〜」

 

「バトルの次くらいにね」

 

「ふぇあ!?」

 

「あはは!ふぇあ!?だって!」

 

「な、なんだ…バトルを挑まれるのだとばかり」

 

「ポケモンのケアもバトルでは大事だからね。でも、最近あんまご飯食べなくなったんだよね」

 

「そりゃ大変だ」

 

「あ、ポケモンがね?」

 

「そか」

 

ポケモンがご飯を食べないか。理由なんてのは気にしたくないが、多分それご飯あげすぎてるんじゃない?過食はダメだと思うよ。僕は。動けなくなったり、体重バランス崩したりするからね。

 

「…それさ」

 

「ん?」

 

「女の子の前で言う?」

 

「ネモは食べ過ぎじゃないんだよね?」

 

「私もポケモンと一緒にご飯食べてるの!」

 

「ありゃ、ごめん」

 

「うぅ…」

 

「サンドイッチだぞゴルダック〜」

 

「ヴェロ?」

 

「愛おしい奴め」

 

「ね、サファルト」

 

「ん?」

 

なんだか真剣な面持ちだな…何かあったのだろうか。やはり人間関係か?僕にメンタルケアなんて出来ないぞ。いや、本当に。マジで。

 

「私と一緒のチャンピオンランクになってよ」

 

「…わかった。やってやる」

 

「本当!?私のライバルだ!」

 

「代わりに、他の奴に目移りしないでね」

 

「うん!じゃ、今度こそリーグに連絡入れてくる!」

 

「あいよ〜」

 

あんな感じに言えば多分だけど他のトレーナーとは戦わんだろ。多分。俺がそうだと思ってるだけかもしれないけども。まあ、我慢させない内にチャンピオンランクって言うのになるかぁ。ジムチャレンジって言ってたけど何個あるんだ?確か八個くらいがセオリーだったような…

 

「八回バトルするのかぁ…やったらぁ!」

 

「ヴェロ!」

 

「いや、ガブリアスがシングルだと先頭だからお前の出番はないぞ?」

 

「ヴェ!?」

 

「氷対策は必要だな。ゴツゴツヘルメットでガブリアスを強化するだろ、その上でどうにか…んー、なぁ…」

 

氷タイプのジムもあるからなぁ。格闘技を覚える手持ちは…んー、ゴルダックって覚えんのかな…手持ちにある瓦割りでリフレクターとか破れたら良いんだけど…

 

「お、覚えんのか!」

 

「ゴルダックに格闘!?すごいね!」

 

「いつの間に戻ってんのお前」

 

「ついさっきだよ?」




鮫肌ゴツゴツヘルメットのガブリアスって強かったよな…?
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