スグリを探して三千里。ともっこは全員倒して、オーガポンも仮面手に入れて満足して終わり!なはずなのに、スグリが見当たらない。なので探し回っていたところ、恐れ穴にいた。なんだか怒気でも孕んでんのか、ってくらい変な立ち方だな。拗ねんな、寝ろ。
「ここにいたのかぁ。ちょうど良かった、鬼さまも帰ったら?」
「ぽに?」
「…ん?」
「ぽにおー!」
「え、何!?」
「あはは、サファルトって好かれてるね!」
鬼さまが俺のところに駆け寄って離れない。どうなってんの?え、ねえ、どうなってんの?なんかスグリが俺のことむっちゃ憎たらしそうにに見てる!
「ずっと」
「?」
「ずっと知らなかった」
「ちょっと、スグ?」
「俺だって、鬼さまのこと…!」
「頼むて、これ以上拗らせないでくれ」
「サファルト!俺と勝負して!」
「…え?」
というわけで始まったぞスグリ戦。まず相手はダーテング。まずい、手持ちに二体もマルマインでいらっしゃる。これは非常にまずい。
「マルマイン!」
「ダーテング、追い風!」
「マルマイン、放電」
「ダーテング!悪の波動!」
「マルマイン、大爆発」
「えっ」
これでダーテングは消えた。気合いの鉢巻やらタスキやらを考慮して減らしてから大爆発。これはまじで楽に済むんだ。さて次のポケモンはメガヤンマ。
「オラ行けガブリアス!」
「メガヤンマ、エアスラッシュ!」
「ガブリアス、かえんほうしゃ」
「っ、メガヤンマ!げんしの力!」
「ガブリアス、ドラゴンクロー」
「全力でぶつかってきてくれて嬉しい…!カミッチュ!」
「ゴルダック、冷凍ビーム!」
躱される。まあそりゃそうよ、で。みずあめボムとか言う技が飛んできて、更にそれが、効果抜群で。ゴルダックが一撃で倒された。どーなってんだ、あのポケモン。大体カジッチュってなんだよ。
「…ま、結局な。ゲンガー」
「カジッチュ!エナジーボール!」
「ゲンガー!催眠術!」
「寝ちまった…」
「ゲンガー、夢食い」
〜こうして俺のゴルダックを倒したカジッチュは潰えたのだった〜。まあとにかく倒したんだ。決めてはシャドーボール。次に出てきたのはダイノーズ。ガブリアスで完封出来るポケモンだ。
「ガブリアス、地震」
「ダイノーズ、ボディプレス!」
「特性かよ!ガブリアス!ドラゴンクロー!」
なんかスグリ弱いな、と思うのはあれだろうか。ネモのせいだろうか?まあ別に良いか、そういうのは。次はニョロボン。フジギバナで良いか。
「フシギバナ!」
「ニョロボン!腹太鼓!」
「フシギバナ、日本晴れ」
「ニョロボン、冷凍パンチ!」
「フシギバナ!ソーラービーム!」
わ、フシギバナが凍ってしまった!なんてこった、とは思えどちゃんとニョロボンは倒れている。次に出てきたのはグライオン。グライオンかぁ…ゴルダック亡き今きついな。マルマイン、お前いけるな?…いや、行ってもらわなきゃ困るんだけどな。
「マルマイン!」
「グライオン、地震!」
「マルマイン!大爆発」
「えっ」
まだグライオンが生きてる。でも残ったのは僅かなはず。それを踏まえて。日本晴れな今、フシギバナのソーラービームを使いたいが、結局凍っているからな…ゲンガーか。
「ゲンガー!」
「グライオン、シザークロス!」
「ゲンガー、シャドーボール」
「まだまだ!グライオン!ダブルウィング!」
「ゲンガー!サイコキネシス!」
「ぁ…」
全員倒した。スグリは地面に膝ついてる。…なんかあれ見てると僕が悪いみたいなことになるからやめてほしいな。いや、本当に。罪悪感だけ煽るのはやめてよ。痛いよ、心と心が。
「…わかってた。負けるって」
「何やってんだか。」
「…ごめん」
「良いよ。じゃああとは鬼さまを返して終わりだな!」
「え?」
「ん?」
「え、サファルトが捕まえるんじゃないの?」
「…え、俺手持ち一杯だよ?」
「何も戦わせるだけがぽけもんじゃないじゃん?」
「…あ、そうか」
というわけで始まったぞ鬼さま戦。強いんだろうな、ということでネモに回復してもらっての戦いだ。さて始めるか。で、なんで自然にテラスタルしてんだこいつ。仮面デッカ。
「ガブリアスもテラスタルすっか」
「いけー!サファルトー!ドラゴンテラスタルー!」
「ガブリアス、地震!」
「ぽに!?」
なんかでかい棍棒でぶっ叩かれた。なかなかの威力!ガブリアスがふらついたぞ…
「ガブリアス、ドラゴンクロー!」
「ぽにー…ぽに!」カッ
なんか仮面の色変わりよった!赤から青色に!…もしやこいつ、仮面の数だけ戦える?もしかしてこいつ、後2回変身残してる?
「フシギバナ!」
「ぽにー!」
「叩きつけたぁ!」
「ネモ、あんた実況出来るの?」
「フシギバナ!ソーラービーム、チャージ!」
「ぽに!」
今度はグラスフィールドされちまった。つまりどういうことかって?…有利じゃね?今まで鬼さまのタイプを仮面の色で見てたけど、多分これ水タイプだよな?
「フシギバナ!発射!」
「ぽに!?」
「次は何タイプだてめー」
「ぽに!」カッ
グレー!?岩か?それとも悪?一体あの色はなんだ!?…え、マジで何あれ?とりあえず悪と岩の弱点である格闘持ちのゴルダックで。
「ゴルダック、瓦割り!」
「ぽに!」
「今度はけたぐりだ!」
「さっきからネモうるさい」
「!?」
「ゴルダック、瓦割り!」
「ぽにぃ…!」カッ
今度はなんですか、草タイプっすか。冷凍ビームでイチコロよ、草タイプなんかな!!
「ぽにー!」
「ゴルダック!?」
でかい棍棒で一撃だっただと!?鬼さまバケモンかよ!しかし草タイプだとガブリアスもテラスタルで倒されたら後がないから出せないな。草…マルマインで削ってみるか…?
「マルマイン!放電!」
「ぽに!?」ビリッ
「麻痺ったな!?マルマイン!大爆発!」
どうよ!…まだ倒れてないのかよ!畜生!どうなってんだ!まあでも削れたのは確かだし、多分麻痺ってるし。ガブリアスで倒せるな。
「ガブリアス!火炎放射!」
「ぽにー…」
「…勝ったのか。ボールボール…ダメだな、ゴージャスボールしかないわ。」
これにて捕獲完了。さ、全部終わったこととしておこう!はーいやはや疲れたなー。本当に疲れた。ゼイユが言うにはこいつ鬼さまじゃなくてオーガポンって名前らしいな。紛らわしい。
「さ、帰ってねよ」
「待ってサファルト!オーガポンと私のポケモン、一体で良いからバトルしよ!」
「はぁ!?私だってやりたいわ!」
「…それは良いけどさ。スグリは?」
「スグ?それならそこに…あれ?」
スグリはみんながわちゃわちゃオーガポン戦やってる間に帰った。みんなが楽しんでるのに自分だけ余裕がなくて、それがまたさらに余裕をなくして…に耐えれなかったから帰った。所謂拗ねた。