ネモが孤独を感じない程度に戦うモブ   作:覚め

23 / 28
ドオー「あっしの出番でっせ」


第23話

タロ戦である。というよりも、カキツバタ撃破を聞いた途端にタロさんが飛んできたのだ。チャンピオンの時とは言え、このポケモン達を使うのも少しぶりなので、ちゃんと倒せるか疑問である。ちなみにフェアリーが弱点のポケモンはガブリアスだけ。

 

「じゃあまずはこれから…私のジムチャレンジはポケモンクイズです!クイズを五問出しますので、全問正解したら合格です!」

 

「めんど」

 

クイズの内容をさらっと触っていくぞ。ピカチュウの電気はどこに溜まるのか。頬だな。コンパンがレーダーとして使っている体の部位。目だな。しんさくフォルムのヤバチャ。裏にマークがついてるやつだな。ピンクのメテノはどこか。右端にいた。タロが昼寝している時にグランブルのどこで昼寝をしているのか。…これが一番厄介だった。思わず知らねーよと叫んでしまいそうだったが抑えた。

 

「…腹?」

 

「正解です!私が枕にしているのはグランブルのお腹でした!」

 

「人間の頭って8キロくらいあるらしいな。グランブルの腹筋起きたら痙攣してない?」

 

「以上でクイズを終わります!5問中5問正解なので…四天王チャレンジはクリア!私とのバトルとなります!」

 

というわけで、挑戦。長かった。クイズが。きつかった。クイズが。答えてる途中も止まらぬタロさんの可愛い体験、考えの邪魔になった。途中、合ってるか?なんてことも思うくらいには邪魔になった。メテノなんか一番きつかった。喋ってるタロさんの話、回るメテノ。どっちに注目すれば良いんだ、本当に。

 

「さて…バトルです」

 

「ようやくか」

 

まず手始めに出てきたのはエルフーンとグランブル。こっちはタロ対策、初手でドオーは出さない。ゲンガーの毒技とフシギバナの毒技で倒す。どっちか倒れたらドオー。よし行くぞ!!

 

「フシギバナ、グランブルに毒突き。ゲンガー、グランブルにヘドロ爆弾」

 

「エルフーン!追い風!グランブル、フシギバナに冷凍パンチ!」

 

「まだまだ!ゲンガー、グランブルに毒突き!フシギバナ、エルフーンにヘドロ爆弾!」

 

「エルフーン、光の壁!グランブル、ゲンガーに炎のパンチ!」

 

倒した。エルフーンは一撃で沈み、グランブルは毒突きの毒で倒れた。フシギバナ自体も少し危ないが、ドオーがいるのでまだ安心だ。次に出てきたのはアシレーヌとガラルヤドン。まずくね?

 

「アシレーヌ!フシギバナに冷凍ビーム!ガラルヤドンもフシギバナに冷凍ビーム!

 

「フシギバナ!ヘドロ爆弾!ゲンガー、ヘドロウェーブ!」

 

フシギバナが早速倒された。が、その分ヘドロウェーブでアシレーヌは削れた。しかしガラルヤドン…特攻させるみたいで辛いが、ガブリアスを出そうか。

 

「ガブリアス、ガラルヤドンに大地の力!ゲンガーはアシレーヌにヘドロ爆弾!」

 

「ヤドン、ガブリアスに冷凍ビーム!アシレーヌ、ガブリアスにムーンフォース!」

 

ガラルヤドンはガブリアスと引き換えに倒した。さっさと次に行かねば。次に出てきたのはマホイップ、ドオーを出せば簡単に倒せる。

 

「ゲンガー、マホイップに催眠。ドオー、アシレーヌにダストシュート」

 

「アシレーヌ!ゲンガーに冷凍ビーム!マホイップ、って寝ちゃいましたか…起きてください!」

 

「ゲンガー、マホイップに夢食い。ドオー、アシレーヌに毒突き」

 

こうしてマホイップとアシレーヌは倒された。ゲンガーの体力自体は回復したし、エレキブルとゴルダックは完全に出なくて済みそうだな。

 

「最後だ」

 

「追い込まれちゃってますね…」

 

「ドリュウズテラスタルして言うセリフかねそれ」

 

本当に追い込まれた時っていうのは、今の僕なら…そう、ドオーが倒された上でエレキブルとゴルダックを出すしかなくなった時とか。そういうことだよ。ドリュウズとか、可愛いか?

 

「ドリュウズ!ゲンガーにアイアンヘッド!」

 

「ゲンガー、ヘドロ爆弾。ドオーもヘドロ爆弾」

 

こうして多対一に持ち込んでから勝つ。これが僕の一番好きな勝ち方だ。というよりも、この状況自体が好きなわけだが。

 

「…完敗です。サファルトさんのあの記録は本当だったんですね」

 

「あの記録?」

 

「無敗だったじゃないですか。この学園だと」

 

「…自分より弱いやつとしか戦ってないだけだよ」

 

「サファルトさんはそう言いますけど、四天王以外の三年生…更に言えば、二年生も、ほとんどを倒してたじゃないですか。謙虚すぎて三年生に嫌われますよ?」

 

「タロさんこそ、言い寄る男にヤーコンさんの名前出して追い払って…嫌な女ですよ」

 

「酷くないですか?」

 

無視。さっさと次目指すか。さて、これでどうするもない。流石にゆったりしようか。タロと会話するのも良いけど、カキツバタやらなんやらに何言われるかわからんしな。ほら、タロさんに言い寄る奴とか。さらに具体的な言い方をすれば、ヤーコンさんとか。

 

「イッシュにいた頃はもうちょい暇してたのになぁ」

 

「そうなんですか?」

 

「なんで着いてきてんの?」

 

「?私もリーグ部の仕事ないし」

 

「タロさんは本当に嫌な女ね。」

 

「なんで!?」

 

「まあ、イッシュにいた頃はさ。あそこあったじゃん。カミツレさんとこのジム」

 

「あー、ありましたね。トロッコみたいな。」

 

「それとか、フウロさんとこのジムとか、遊び場がいっぱいあった。ネモとのハネムーンにはキタカミじゃなくてイッシュを選ぶべきだったかな?」

 

「彼女さんですか?」

 

「僕と同じぐらい強い彼女」

 

「つよっ」




タロ「って言われまして」
カキツバタ「つよっ」
ネリネ「エラー」
アカマツ「強くない?」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。