マルマイン、教えて差し上げなさい。お前の"速さ"を。
「それでは。頑張ってください」
「うーす」
「不思議です」
「うわビビった」
「貴方は何故四天王に挑戦を?」
なんでって…えぇ…知らんわな…。でも、結局。やりたいことはネモの時と同じで、スグリと対等の立場で戦いたいのかな。それ以上の理由はないし、なんでスグリがあんなになったかは知らんけど、とにかく。僕は僕で、スグリと対等に戦って、この学園で僕を知ってた人を驚かせたいのもある。欲だらけだな
「…スグリを倒すため」
「彼を倒すため…」
「何やってあんなのになったかは知らんけどさ。僕にはネモがいるし、本当に戦う意味はないんだよね。でも…んー、まあ理由はこれくらいでいいかな。ネリネさんはなんかある?今のチャンピオンに。」
「ネリネにとっては友、ゼイユの令弟。今の彼は以前とは違う…ネリネも案じています。そして、願わくばネリネが彼を救いたい。したがって、負けることは許されません。」
「わぁ…ゼイユが聞いたら喜びそうだな」
「?意味がわかりませんが…戦闘を開始します」
「あれ、チャレンジは?」
「今の質問だけです」
「あ、そう」
「エアームド、ダグトリオ、スタンバイ。時間通り終えましょう」
と、まあこんな感じに始まった。が、僕とて負けたくないんだよ!!…とは言え、鋼タイプ。マルマインとカビゴンで対処可能だ。カビゴンには今回ヒートスタンプを覚えさせている。寝言ヒートスタンプで潰し切る。
「マルマイン、大爆発。カビゴン、エアームドにヒートスタンプ」
「エアームド、ステルスロック。ダグトリオ、地震。」
エアームドは倒れたが、ダグトリオが倒れなかった。よって地震によりカビゴンが危なーい!と、まあ。それはそれとして耐えたわけだが。さて次にカビゴンは眠る。次のマルマインを出してネリネの出してきたエンペルトに注目する。
「エンペルト、カビゴンに草結び。ダグトリオ、マルマインにアイアンヘッド」
「マルマイン、大爆発。カビゴン、眠れ」
「回復…予想外でした」
これにてカビゴンは回復。マルマインの大爆発でエンペルトはほぼ倒れた。ダグトリオも倒れた。もしやダグトリオは気合いの襷持ちだったか?まあ倒せたからヨシ。とにかく、次だ次。…スグリにはこのマルマイン軍団で行っても白けるだけだよなぁ。
「ランクルス、ハッサム」
「カビゴン、寝言。マルマイン、カビゴンの手助け」
「ランクルス、トリックルーム。ハッサム、カビゴンにバレットパンチ」
カビゴンの寝言!カビゴンは蓄えた!…完全に無駄だったな、今の。しかもトリックルームのおかげでマルマインがこの中での最遅。割と不味くないか、これ。でもカビゴンが相当早くなるはずで…
「カビゴン、ハッサムにヒートスタンプ!マルマイン、大爆発!」
「ハッサム、カビゴンにバレットパンチ。ランクルス、カビゴンにサイコキネシス」
ハッサムを倒した。つまり、最後のポケモンが出てくる。ランクルスはほぼ直撃したはずなのになんで大爆発受けてまだ残ってるんだよ…訳わかんねえよお前…
「……時間がおしています。そろそろ、決着とまいりましょう」
「カビゴン、テラスタルぞ」
互いにテラスタルをする。大変楽に終わると思えるが、トリックルームがまず厄介。メタグロスより早いマルマインはメタグロスに先手を取れない。さらにランクルスがカビゴンを沈めるかもしれない。カビゴンはさっきの攻撃をモロに食らったから、蓄えていても体力は減っているはずだ。後のマルマインは二体…
「カビゴン、メタグロスにヒートスタンプ。マルマイン、大爆発」
「メタグロス、カビゴンに思念の頭突き。ランクルス、守る」
カビゴンが倒れた。つまり残りのポケモンはなんとびっくりマルマインのみ。こいつは単体でも戦えはするがな…強いわけじゃないんだ、負けたかなこれ?後はメタグロスが倒れてくれてるのを願うばかりだが。
「メタグロス、いけますね」
「…マルマイン、充電」
「メタグロス、冷凍パンチ」
まずい、倒れていなかった。さらにまだトリックルームはある。いつまであんのこれ、邪魔なんだけど。本当にやらかしたな…
「マルマイン、更に充電」
「メタグロス、瓦割り」
トリックルームが消えた。つまりマルマイン最速!マルマインは今充電もしている、よって勝ちだな。
「マルマイン、エレキボール!」
こうして、ネリネ先輩を倒した。割と接戦だったな。鋼だからなのか?それともカビゴンが眠らなかったのが大きいかな。眠らせとくんだった。やっぱり攻めるのは危険だね。ネモからは学ばなかったけど。
「…貴方の勝ちです。」
「んー…カキツバタ先輩より苦戦したんだけど、なんで四天王3位なの?」
「予想外の質問…相性が悪いからかと」
「あーそっか」
「…スグリを救いたい気持ち。サファルトにたくします。…時間です。ネリネは去ります。さようなら」
「うす」
…そう言って去っていったネリネとすれ違いで駆けてくるのが一人。カキツバタである。先輩は何を思ったのか、めっちゃ全力で走ってゼェハァしながら話しかけてきた。
「ゼェハァ…四天王3人目…アカマツは気をつけろよ。アイツ、なんかアツいから。個人的に嫉妬もしてるし」
「なんで僕に?」
「タロ」
「ぁ〜、タロさんか。え〜…知らんよそんなの…」
「ま、とにかく。サファルト、お前さん、こっち来てから自分の部屋行ってねえだろ」
「…え、そんなのあるの?」
「だろうな…少し服の汚れが目立つからな」
「なるほど…部屋行ってくるわ」
「その後食堂来てな〜!」
次回、主人公の部屋と食堂行き来の回。アカマツはちらっとしか出れない。