ネモが孤独を感じない程度に戦うモブ   作:覚め

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チリ「…待って、ダブルバトル導入案?アオキ死ぬで?」
ネモ「えー!?」


第4話

「次はエスパーか…ゲンガー、お前のシャドーボールにかかってるからな」

 

「ヴェグ?」

 

「お前も能天気かよ」

 

手持ちにはガブリアスとゴルダックとゲンガーとフシギバナとエレキブル…あと一体はパルデアで捕まえようとしてたな。チラチラと周りを見渡したら、ウパーがいた。泥色のウパーだ…捕まえよっ。おらっ!…へー、この地方だとウパーは毒と地面なんだ。水タイプじゃないんだ…

 

「…ジム全部回れば戦力にはなるだろうなぁ」

 

そして、次のジムテスト。なんと身体を動かすらしい。なんだこのジャージの人。喜怒哀楽を表すダンスらしいなんだこのジャージの人。あまり激しくは動かないらジャージの人の主張が激しいどうにかしろ。視界の端でずっと踊るな!動き続けるな!やめろ!

 

「…っ」

 

「何を笑ってる。やれ」

 

「ウス」

 

ジムテストは難なくクリア。とにかく変な動きしてる人は一瞬しか目に映さずにクリアできたし、ジムの難易度を考えても今回はまあ直ぐに終われるかな。しかしエスパーか…うっ、エスパーのみの時代が頭を掠める…!だがまあゲンガーが頑張ってくれるでしょ。

 

「お願いしまーす」

 

「美意識に欠ける子ね」

 

「欠けてこそ尚美しいものがある」

 

「哲学?嫌いじゃないけど。リキキリン!」

 

「ゲンガー」

 

「リキキリン、噛み砕く!」

 

「ゲンガー、シャドーボール」

 

「効果なし、よ」

 

これだからノーマルタイプは。サイコキネシスで攻めるべきではあるが、催眠術に夢喰い…どれにしろ効果は今ひとつだし。まずいねぇ…等倍で攻めるべきか?どーすっかな。初手からこんな悩むことあるかよ。かーっ、めんどくせぇ。

 

「…ゲンガー、催眠術」

 

「リキキリン、思念の…っ」

 

「ゲンガー、夢喰い」

 

多少嫌なことではあるが、夢喰いで体力を少し回復できれば。なんて面倒なことになったんだ。エスパーとノーマルの複合は狡いだろうが。

 

「…んぁ?」

 

「サーナイト!マジカルシャイン!」

 

「ゲンガー、シャドーボール!」

 

「これでおあいこね」

 

「共倒れかよぉ…」

 

さて次に出すべきは…そうさね、やっぱりフシギバナで行くべきだな。日本晴れとソーラービームで一掃するしかあるまいて。

 

「フシギバナ、日本晴れ!」

 

「クエスパトラ!サイコキネシス!」

 

「フシギバナ、ソーラービーム!」

 

「クエスパト…っ」

 

ソーラービームで倒せた。次は寝ているポケモンだろうから、変えてガブリアスで攻めるべきだな。ガブリアスにも噛み砕くがあるし、ガブリアスが最善だろうなぁ

 

「ガブリアス!」

 

「フラージェス!テラスタル!」

 

「お前もテラスタルしてくんのかよ」

 

「マジカルシャイン!」

 

「噛み砕く」

 

「なんでテラスタルのマジカルシャイン耐えられるのよ…」

 

「うちのガブリアスは気合いのはちまきだ」

 

「しかも一撃って…リキキリンも寝てるし…負けよ」

 

やったー!勝ったー!…前より早く終わったのは成長か、ジムの難易度か。やったー!ってことで、俺はさよならして帰って寝よう。寮に戻って寝るか、サンドイッチを作ってポケモンに食わせるか。あ、でも、ゲンガーが瀕死だからポケセンか。

 

「…」

 

「やっほ!」

 

「ネモか」

 

「ジムは順調そうだね!じゃあ私とバトルしよ!」

 

「いや、サンドイッチでポケモンを労るからダメ」

 

「ポケモンを大事に扱っているんだね!」

 

「…まあね〜。で、ネモはどうしてここに?」

 

「サファルトが来てるの知ったからここに来ただけだよ!」

 

「お前本当怖いな」

 

「なんで?」

 

「なんでも。ほれゲンガー、サンドイッチ」

 

「ヴェグ!」

 

「ネモと戦うのは次のジムの後でいい?」

 

「え!?なんで!?」

 

「疲れた。流石にねー」

 

「ふーん。じゃあそれまでジムトレーナー以外と戦っちゃダメだからね!」

 

「あいよー」

 

ネモめ、なんてことを言っていったんだ、ほら見ろ!周りにいたおそらく学園の人と思わしき奴らからあーだこーだ言われてるぞ。ネモは人の目くらい気にして欲しいよ。ほんと…

 

「独占欲ってこと…!?」

 

「やはり乙女か…」

 

「恋とは厄介だな」

 

「ネモ」

 

「ん?」

 

「次から約束事をする時は小声でな。頼むぞ」

 

「うん!じゃあねー」

 

「次のデートスポットへと行くか」

 

「やはり二人だけの約束か…」

 

あー、泣きそう。なんでこうなってんだよ。人としておかしいだろ、噂をばら撒く時は真意を確かめてからだな…ん?噂に真実かどうかは関係ない?知らん、それで俺が迷惑を被るんだ。やめろ。

 

「おい」

 

「はい?」

 

「学内恋愛か?」

 

「…は?」

 

このジャージの人、学園の人なのか?変な人だな…いや、どうでもいいか、そんなこと。

 

「ネモはなぁ…生徒からすれば『小言の多いバトルジャンキー』として鬱陶しく思われてるからな。大事にするんだぞ」

 

「…は?」

 

「隠さなくてもいいぞ。まあ、もう噂になってるから隠すだけ無駄だな!」

 

今、この人を叩いたらどんな顔をするんだろうか。というか同じ制服だから学内恋愛かどうかは分かるか。いや、ジャージの人はほんとになんなんだ。よく分からんのだが、学園の人なのか?このジム関係の人なのか?聞いてみるか…

 

「学園の人ですか?」

 

「ああ。バトル学の先生をやっている。キハダというぞ」

 

「…へぇー」

 

バトル学か…ネモを避けたから一度も受けてないや。まあいいかな。関係ないし。

 

「どこかの授業で参加してくれると嬉しいぞ」

 

「わかりましたー」




チリ(事後)「トップ、噂の子ってなんでテラスタルしないんですか?」
オモダカ「さぁ…なぜでしょうか…」
グルーシャ「そもそもテラスタルのこと知りませんよ、あの子」
チリ「あかーーーん!!!」
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