ネモが孤独を感じない程度に戦うモブ   作:覚め

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ネモ「バトル我慢できない!」
主人公「…やってやろうじゃねえの!」


第5話

というわけで道端で出会ったが百年目、ここでいざ勝負…ゴルダック!相手はパーモット。ネモさんはいつもそれっすね。まあ相棒だから変わることなんてないか。そうだなー、ゴルダックで攻めるならエスパーだよなぁ。

 

「ゴルダック、サイコキネシス」

 

「パーモット!電光石火!」

 

「ゴルダック、瓦割り」

 

「パーモット!インファイト!」

 

なかなか耐えるな…なんでだ?まあそれは良しとして。ゴルダックはまだまだ行ける。電気タイプの技を全然覚えさせてないのが助かったぜ。さっさと勝って次のジム行って。そんで、寝よう。寝てからジム行こう。それがいい。一番いい。

 

「ゴルダック、未来予知」

 

「パーモット!でんこうそうげき!」

 

「ゴ…負けてしまった」

 

「私とパーモットもレベルが上がってるってことだよね!」

 

「そうなんじゃない?はい、バトルしたからおしまい。次の町行かせて」

 

「私も一緒に行くね!」

 

「へ!?」

 

「それじゃ、行こー!」

 

というわけで来ました、ブリッジタウン。何が出るかな…え!?ダブルバトル!?まじで!?やったぁ!と、喜んでるところをネモにジト目で見られたことがある。ジト目で見られても…なにも出ねえぞ。あとでバトルなんかしないぞ。やってやっただろ。

 

「…ダブルバトルならサファルトは誰でもいいんだ?」

 

「え、何その言い方」

 

「わかんないならそれでいいよ」

 

「何?な、何?」

 

相手はゴーストタイプ。ゲンガーとガブリアスを出して片付ける。割と一瞬だったなぁ…って思ったのも束の間、ずっと見られながらの戦いだからやりづらいったらありゃしなかった。これどーすんの。不機嫌になってると思われるのですが…え、ほんとにどうするんですか?

 

「ネモ…?」

 

「何?」

 

「いや、ご飯でも食べる?」

 

「いい」

 

「じゃあ」

 

「いい」

 

「っ…じゃあネモさん」

 

「何?」

 

「サンドイッチの材料でも買いに」

 

「うーん…いいよ」

 

「うす」

 

とりあえず機嫌とってからだな。色々と。ジムリーダーにもらった割引券で三割引きに…ジムリーダーから『放ったらかしにするんじゃないよ』とも言われたのでどうにか急いで機嫌をとらねば。材料を選んでる限りは普通だったんだけどなぁ。なんだか俺が見てること確認すると顔を俺とは反対方向に向けてしまった。

 

「…何?」

 

「サンドイッチ作る?」

 

「いいよ」

 

「じゃあこっ」

 

「ふーーーーーん?」

 

え、何?ネモは怒るとこんな感じなの?怖い。なんの圧?すごい圧感じるし、え、俺なんかしたの?…ダブルバトルで喜んだのが原因?ダブルバトルで喜んで何が悪いってんだよぉ…

 

「サンドイッチ作りますか」

 

「一緒にね」

 

「うん…」

 

「じゃあまずは…マスタード」

 

「バター」

 

「次は…ハムかな」

 

「ハンバーグ」

 

と、かなり詰め詰めなパンが出来た。やったー!…ネモの機嫌は治ったぽい…?なんで不機嫌だったのかは聞かない方が良いな。まあなんだ、これで次の街に行けるんだから良いか。次はノーマルジムかぁ。うーん…まあ別にあとでも良いかな。多分。

 

「ネモ、そんなに引っ張られると動けないんだが?」

 

「一回学園の寮に行こ!」

 

「うぇ!?」

 

「一緒にバトルについて話し合おうよ!」

 

「やだよ変な勘違いされるもん!」

 

「私は気にしない!」

 

「俺は気にするの!」

 

「やーだー!」

 

「なんでぇ!」

 

というわけでただいま学園。まわりから(主にネモのせいで)視線を感じる。最近ネモがあまり騒がなくなったことを皆が噂しているらしい。一人の男子生徒に腰抜きにされてるとも言われている!!主にネモのせいで!!とまあこんなこと言っても…なぁ。いまさらなんもできないし。

 

「…ネモ、なんでここに来たの?」

 

「最近はあんま二人で話せないからさー?私の部屋に来たの!」

 

「あぁ…そう…」

 

二人で部屋にいると、それまた変な噂がばら撒かれるのは気にしないんだな、この子…お家が大きいんだっけ。こんなのなんだね。へー、ふーん。親御さんの正しき教育方針を望みたいのですが、このまま行ったら彼氏かと思われないでしょうか。わからん…この子本当になんなの…?

 

「ネモ、とりあえず寝よう」

 

「私とバトル談義!」

 

「…さっきまでナッペ山にいたからかな…体が熱くて」

 

「え!?」

 

「フラフラしてくるから、寝たくて」

 

「あ、ごめん!ちょっと、おかゆとか買ってくるね!?」

 

「うい…」

 

少しの演技も入れてはいるけど、身体が怠かったのは本当。布団の上で寝てたらネモが扉を勢いよく開けて出ていった。ネモに申し訳ないと思いつつ、ネモの布団を汗で濡らさないようにタオルも敷く。風邪かな。若干思うが、まあ、風邪なら風邪でいいか。

 

「ただいま!薬買って来たよ!」

 

「助かる…」

 

「よかったぁ…心配したぁ」

 

根は良い子なんだろうなぁ…俺はなんか手も握られて眠くってこりゃ本格的に風邪だなこりゃ。ネモがいることに何やら安心感を覚える。ハピナスとか呼べば回復してくれるだろうか?ジョーイさんが連れてるから役には立つんだろうなぁ。あ、でもそれはタブンネとかも一緒だな?

 

「ラッキーにも手伝ってもらおうかな!」

 

「ラッキーいるのかよ」

 

「じゃあラッキーのボール取ってくる!」

 

「…熱いし寒いなぁ」




アオキ「ナッペ山のジム、難易度としては同時期に挑めるようなレベルの方が良いのでは?」
グルーシャ「そんなに弱いと僕と戦う前に冷えるよ」
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