ネモが孤独を感じない程度に戦うモブ   作:覚め

7 / 28
ポケモンバトルなんてね
ストーリーではね
レベルで殴るのが常識なんですよ


第7話

「ネモ?」

 

「バトル!」

 

「ジムの後だもんねー、回復待っててね」

 

ボールを凹みに入れて数秒、あなた真剣な目をしてたから。ネモのバトルへの渇望はいまいちやばいと言うしかない程には強く、もし僕が変な言葉知ってたらそれ使ってただろうなぁってくらいには強い。摩天楼とか、青天井とか…それと近い意味の言葉。

 

「よっし、かかってこい」

 

「いけ!パーモット!」

 

「行ってこいゴルダック!」

 

そういえば。僕とゴルダックはかなり前からの付き合いだ。僕が園児やってた頃から一緒にいたし、家でも遊んでいたし。なんなら、人よりゴルダックの方が多いのかもしれない。

 

「ゴルダック、サイコキネシス」

 

「パーモット、電光石火!」

 

「ゴルダック、瓦割り」

 

「パーモット!耐えてでんこうそうげき!」

 

ゴルダックに対して弱点を突けるのは、技構成が変わってなければ電気技のアレだけ。なら、その威力を半減させるソクノの実を持たせれば良い。耐えるのはパーモットではない、我がゴルダックだ。

 

「残念、ソクノの実持ち。ゴルダック、サイコキネシス!」

 

「わぁ!?…負けちゃった」

 

「いやー危なかった。間一髪だったね」

 

「うーん、私も弱点保険を持たせるべきだったかな?」

 

「たしかに、弱点保険を持たれていたらでんこうそうげきで一発だったね」

 

「うーん、惜しかった!じゃあ次はテラスタルありね!」

 

「僕は使い方知らねーぞそれ」

 

「えっ?」

 

「何でネモが知らないの?」

 

「だって、私が使わないだけで使えるのだとばかり…」

 

「なーんでそうなっちゃうのさ…」

 

と言うわけで、ステラ使えるようにしてもらう。というかステラってそんな便利なのか?と聞いたら、カイリューのノーマルテラスが今こだわり鉢巻を持って暴れているらしい。カイリューはドラゴンなんだから当たり前だろ、と思ったのだが、技は神速だという。やべーな、カイリュー。

 

「で、こうなったのか」

 

「これがそのボールね。これのここ押すと、選んだポケモンのテラスタルが見れるよ!」

 

「ふーん…ゴルダックは…水か」

 

「まあタイプが一つになるから弱点がバレやすいのはあるけど」

 

「元が水だけのゴルダックにはデメリットはないな」

 

「そうだね」

 

「にしてもテラスタルかぁ…なるほど。使う気はそんなにないかなぁ?」

 

「そうなんだ。残念」

 

「今までのジムも使ってなんかないし、まあ勝てるだろうし。」

 

「余裕だね」

 

「勝ってきてますから」

 

というわけで次はどのジムいこっかなぁ。ノーマルの次だし。さっさと行って、さっさと四天王に行くべきだな。そんでもって家で寝るしかない。じゃあどうにかしてここのネモをどうにかするか。

 

「…ネモ、離して」

 

「私とテラスタル使ってバトルするって!?」

 

「どんな耳してんだお前」

 

「えぇ!?どうしても戦いたい!?しょうがないなー!」

 

「またかよ」

 

「どんな関係してんだよ」

 

「関係性だけなら学園一じゃないかな」

 

「校長が認めたらしいぞ」

 

「ネモ、本当に離して!」

 

「やー!」

 

「さっさと!離して!ここは!学園なの!!」

 

「えー!?とにかく戦いたい!?公の場でそんなこと言われたら断りづらいなー!」

 

「なんつー耳してるのさ。わけわかんないよ」

 

「そう?じゃあポケモンバトルしよ!」

 

なんてことだ。ネモをどうにかできない。どうするべきか。ポケモンバトルはしないぞ。もうしたからな。じゃあ本当にネモどうするの?え??本当にわかんない。どうやって離せばいいの?寝起きで逃げる?さっきバトルしたのに寝起きは通じないぞ。え、どうすんの?

 

「ネモ」

 

「何?」

 

「部屋行こう」

 

「え!?」

 

「やはりカップルか」

 

「部屋でずっと語り明かしたい!?良いよ!」

 

「うぇ!?」

 

というわけで僕の部屋。いったい何でこうなったんだ。バトルして、いい勝負とは言えるけども、って感じなバトルしただけなのに。どうしたらこうなったんだよ。もうわけわかんないよ…何もしてないよ(自明の理)。ネモとバトルしたらこうなるって、どうして誰も教えてくれなかったの!!

 

「誘われて来るの初めてだね」

 

「無理矢理入って来たもんね」

 

「いやー、改めて意識するとドキドキするなぁ」

 

「そんなこと言わないでよ…こっちもドキドキしてきた」

 

「ドキドキ」

 

「ドッキンドッキン」

 

「なんでサファルトだけそんな音なの?」

 

「…お、静まった」

 

「ねえ静まんないで!?私だけじゃん!意識してるの!」

 

「ではこちら、シンオウ地方のチャンピオン戦」

 

「ねー!いーしーきー!」

 

「ポケモンバトルの観戦しようよ、ねえ」

 

「そうだけどさぁ!そうなんだけどさぁ!!」

 

「ん?…あ、これチャンピオンがまだ子供だった時のやつだ」

 

「シロナさん可愛いー!」

 

「ガブリアスやっぱ強いね」

 

ガブリアスそのものもそうだけど、やっぱシロナさん自身が強い。その前の奴らだって十分に強いし。ミカルゲが当時は弱点なしだったからそこでも振るいにかけてるし。やばいね、シンオウって。伝説もそうだけど、世界で一番強い地方って言われても納得できるもん。怖。

 

「いやー!すごかったねー!シロナさんはやっぱ強いや!」

 

「だね」

 

「よし、英気を養ったところでポケモンバトルだ!」

 

「やめとこ!僕はまだ見てたいし」

 

「でも実践しないと意味ないよ!?」

 

「シロナさんの成長の仕方からも学べるから意味あるよ」

 

「ふーん!」




アオキ「彼最後までテラスタルしませんでしたね」
チリ「噂だと、最後の一匹にならんと使わんらしいで」
オモダカ「(最後の一匹にならないと使えないと思ってるんじゃ…?)」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。