ネモが孤独を感じない程度に戦うモブ   作:覚め

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ハッコウシティ君「僕、ナンジャモのせいでこんなのに…」
ナギサジム君「その程度、“被害”にすらならねえよ」


第9話

次、ハッコウシティ。ジムテストとかめんどいから一日だけここに居ようかな。翌日ジムに行こう。ここのハッコウシティには何があるかな。美味い飯とか…は良いかな。前の前くらいで味わったし。電気タイプのジムリーダーだからか、電気系統でなんかあるんでしょ。ゲームとか。

 

「やっほ!」

 

「ネモ」

 

「何してるの?バトルの用意?」

 

「ハイダイさんのせいで金を使うのに躊躇が…ね」

 

「へー、私、ハイダイさんのジムテストは財布届けるだけだったよ?」

 

「僕もそれが良かったんだが?」

 

くっそ、34万円するジムテスト料金なんか聞いたことねえよ。これマジで問題にならなかったな。本当。今思い出しても…いや、いいか。ネモが言うにはここのジムテストは楽だと言うことなので、なら明日でもいっかなーって…

 

「え〜!?勿体無い!じゃあ私とバトルしよ!」

 

「嫌。今日は休むって決めたから。歩いて来てるし」

 

「え〜!?勿体無い!じゃあ私とぉ!?」ガブッ

 

「僕が買ったりんごでも食べてなさい。じゃあねー」

 

「かほっ…無理やり押し込むのはダメでしょ!これはもうお詫びとしてバトルじゃないかな!」

 

そう言えばネモってこんなやつだったね。あんま時間経ってないけど忘れてたよ。つい前のジムでバトルしたよね。ガブリアスとパーモットで。疲れたーとか言ってもう一回しよとか言われる前に逃げたからな。待て、ならなんでこいつ今ここに…あぁ、空飛んできたんだ。

 

「疲れたぁ」

 

「ナンジャモだ!」

 

「わー、本物だ!」

 

「…ナンジャモ…?えーと、なんかの配信者だっけ…あー全然思い出せん」

 

「いつも見てるよー!」

 

「やっぱ人気だねー、ナンジャモさん」

 

「僕は知らないけど」

 

「それはサファルトが世間知らずなだけ」

 

「そーゆー人でしょーね、僕は」

 

「あはは!バトル?」

 

「しないって。最近、ホテルの水色のやつ見てゴルダックだと勘違いしたんだから」

 

「えっ」

 

「話しかけたりしてから、ボールから出した覚えがないこと思い出してな」

 

「…お、お湯がいい?珈琲とか?お茶?」

 

「休みがいい」

 

「うん…わかった」

 

「分かってくれた!?」

 

「バトルね」

 

お前詐欺とか同調とかの素質あるよ。バレても実力行使で何とかできるし。まあ、お前がそんなことやったらパルデアのジムリーダーほぼ全員を動員させるだろうけどな。多分それでも止まんないからなこいつ。ボックスにどれだけのポケモンがいるのやら。考えたくないよ。

 

「公務員が配信業で稼いで良いのかね」

 

「良いんじゃない?」

 

「公務員なのに?」

 

「公務員だから?」

 

というわけで翌日。ネモは『配信で見るからー!』とか言ってどこかへ行った。え、ジムバトルは配信制なの?あれか、投げ銭の差で強くなるのか?ナンジャモ有利じゃない?チクショウ、幼児のお遊びに使われてそうな名前しやがって、制度は大人じゃん。

 

「あなたの目玉をエレキネット!何者なんじゃ?ナンジャモです!ジムリーダーだよ!おはこんハロチャオ!」

 

「…僕のゴルダックはどちらかといえば氷タイプ!年齢詐称上等だよ!58歳、サファルト!」

 

「年齢詐称についてはナンジャモからは何も言えないかな〜」

 

というわけでやって来ました、ハッコウジム。ちなみに僕のガブリアスは今狙いの的を持っている。ハッハー!配信されてるのを知って情緒がぐっちゃぐちゃだぜぇ!いえーい!ネモ見てる〜!?…この人毎回カメラの前でこんなのやってんの??うわぁ…マジか…ちょい引くわ…

 

「いやぁ、ジムテストは余裕でしたねサファルト氏〜」

 

「牛丼食べながら答えてましたからね」

 

「ん〜、意味がわかんない!というわけで早速バトルだ〜!」

 

初手ガブリアスということで、ナンジャモの初手はカイデン。なんだろう、妙に腹立つ顔してんな。飛行タイプだろうけど、残念だったな!ウチのガブリアスは狙いの的装備してんだよ!というわけでガブリアスの地震は当たる。

 

「ガブリアス、地震!」

 

「カイデン、ついばむ!」

 

「え、何で当たんないの」

 

「狙いの的は持たせなきゃ意味ないよ」

 

「…ドラゴンクロー!」

 

一矢報いる形でついばまれたけど、そんなにダメージにはなってないはず。まあつまりは余裕のよっちゃんってこと。

 

「ハラバリー、行ってこーい!」

 

「ガブリアス、地震」

 

「ハラバリー、水鉄砲!」

 

そんなにダメージにはなってないから無駄じゃないかな。サファルトは訝しんだ。

 

「サファルト氏〜!まさか動画映えを気にしないタイプか〜!?」

 

動画映えとは何だ。サファルトは2度も訝しんだ。ていうか、サファルト氏の氏って何だ?カントーでしか聞かないぞ、その呼び方。

 

「動画映えね…火炎放射!」

 

「ハラバリー!?ちょ、容赦なくない!?」

 

ナンジャモが次に繰り出したのはルクシオ。シンオウ地方では強いと聞いたことがある。チャンピオンに挑むことのあるやつはほぼ全員がこのルクシオを育てていたと…

 

「ガブリアス、ドラゴンクロー」

 

「ルクシオ!噛み砕く!」

 

「ウチのガブリアスは鮫肌なんすよね」

 

「み゛ゃ゛ー゛!?」

 

おそらく最後の一体。ムウマージを出して来た。電気タイプになるとして、特性浮遊。弱点を消された。狙いの的も特性には効果ないってネモが言ってたし。ネモがバトル関係の話でデマ撒き散らすわけねえだろ!!

 

「ガブリアス、ドラゴンクロー!」

 

「ムウマージ!祟り目!」

 

「鮫肌発動しねーのかよ」

 

「あっぶなー!まあ、ここで大逆転するのが私ってね!ムウマ、怪しい光!」

 

「戻れガブリアス。行ってこいエレキブル!」

 

「ムウマージ、チャージ!」

 

「エレキブル、充電」

 

「はっはーん?君も電気タイプ使うんだ。でも勝つよ!ムウマージ、チャージビーム!」

 

「エレキブル、雷パンチ」

 

いやーあっさりでしたね。エレキブルがチャージビームで大怪我したのは想定外だったけど、まあエレキブルだし。拳のエレキブルにはとてもお似合いだと俺は思うよ。ほんとに。

 

「んー、疲れた」

 

「やっほ!」

 

「ネモか」

 

「ジムバトル、盛り上がったね!」

 

「何?そんなの見れるの?」

 

「ナンジャモ史上最高の同時視聴者数だと思うよ!さすがサファルト!」




ぼく、いまいちハッコイシティの建物の配置がわからない。
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