ガンダムSEEDFREEDOM~混沌の黒銀海神が駆ける 作:カオスサイン
Sideショーヤ
「フム…僕の予想よりも遥かに早かったですね」
「いやそもそも何時戻るとかは言ってないんすけど…」
「それにしてもあの様な素晴らしい艦をお持ちとは…一体何処の誰が開発を?」
「それは又今度という事で…」
「それもそうですな」
ミレニアムとコンパスの面々と合流しこれからの事を話し合う。
途中ミレニアムのMS開発部門長であるハイラインさんに詰め寄られたが。
俺の予想していた通りキラ達が接触した元ミネルバクルーであるメイリンが持前のハッキングスキルでアウラ達の居所を探り当てたらしいので乗り込んでラクス総裁を救出する算段みたいだ。
「やはりミレニアム及びエルクシオールを囮にして作った隙を狙ってMSを忍び込ませるのが妥当か…ン?って待って下さい、奴等の居場所の情報は他の部隊には共有してあるんですよね?」
「「あ!?…」」
作戦を思案しているとふと疑問が浮かびそれを問うとどうやら出来ていないようだ。
「ええ…折角の情報共有してなきゃ味方を無駄死にさせてしまうだけじゃないですか!
俺達が急いで宇宙に上がって味方部隊の救援に駆け付けます!
エルクシオール緊急発進準備!皆、行くぞ!」
「「はい!」」
エルクシオールを緊急発進させてすぐにワープし先走りしてしまっている味方部隊の救援に駆け付ける。
「ハロ!味方部隊の位置は?」
『スデニレクイエムノシャテイハンイ二ハイッテイル!コノママデハカンタイノホウカイハマヌガレナイ!』
「アキラ!換装は済ませているな?すぐに出撃してレクイエムを食い止めるんだ!
一度だけならレクイエムは防げる!無駄な犠牲を出させるな!」
「は、はい!直ちに向かいます!」
「エルクシオール、艦隊戦準備!」
俺はアキラに出撃命令を出してすぐに臨戦態勢に入った。
Sideアキラ
「アキラ・、トリプクスガンダムR出撃ます!」
ショーヤ隊長の怜を受けて情報共有が出来ておらずに先にレクイエムの迎撃に出てしまっていたザフトの部隊の救援に駆け付ける。
だが既に発射されていたレクイエムが艦隊に迫っているのを目にして俺は叫ぶ。
「不味い!リフレクターシルエット展開!間に合えええええー!」
ドシュウウウン…
バックパックに搭載されたリフレクターにより艦隊に直撃しそうになったレクイエムの一撃を吸収し防いだ。
「『た、助かったのか!?…』」
「!そ、その声は…もしかしてミレーズ大佐ですか!?俺です!アキラ・アズィーであります!」
「『なんと!?…生きておったのか!』」
レクイエムから守った戦艦の内の一隻に乗艦していたのは士官時代の恩師であったアサヒ・ミレーズ大佐だった。
「色々と積もる話もありますが今はそれ所じゃない…ファウンデーションの連中は月面基地には居ません!
アルテミス要塞に潜んでいるそうです!」
「『アルテミス要塞にか!…そうだとするとおいそれと此方から手出しする事は困難であるか…』」
「ですから貴艦らにはゲリラ軍の対処に当たって頂きたいのです」
「『把握した、全部隊この宙域から離脱し地球を狙うテロリスト共を叩く!』」
ミレーズ大佐は俺の話を即座に理解してくれこの宙域から離脱していった。
「一旦帰還して換装してくるか」
ミレーズ大佐らを見送った直後、俺は一旦エルクシオールへと引き返すのだった。
Sideショーヤ
アキラが帰還してきたのを確認した直後にミレニアムが昇ろうとして来ているのが見えた。
その最中に回線が開かれる。
十中八句、奴等からだろう。
「『ミレニアム!何故此方に仕掛けようとしている!?』」
「『その理由は君達の方がよーく理解しているんじゃないのかな?』」
「『!?き、キラ・ヤマト!…よもやあの状況で生き延びていたというのか!?…』」
「『残念だったね僕等をブルーコスモスを生贄にして潰そうと画策していたのだろうけれどこうやって生きているよ。
そして僕等は貴方達の行った自作自演の証拠を握っているよ!』」
「『!お、おのれ!…今すぐに…』」
「『おおっとおー!ちょいと待ちたまえよ!』」
機を見計らって回線に割り込む。
「『!?き、貴様は傭兵の!…』」
「『お母様、オルフェ…』」
「『…』」
「『!?レーファにトラシア!?何故其処に居る?!』」
通信越しに彼女達の姿を目にしたオルフェ達は驚きを隠せない。
「『う、裏切りおったのか!?偉大なる母であるこの童を!』」
「『私達の思いを裏切ったのはそっち…』」
アウラが叫びを上げるがトラシアちゃんが冷めた表情で見下ろす。
俺はそこで盛大に笑う。
「『偉大なるねえ…ちゃんちゃら可笑しくておもわず笑っちゃうぜ…』」
「『何を!?…』」
「『子を平気な顔で捨て去れる様な屑が何をほざいてやがる!』」
アウラの言葉を遮り俺はそう告げながら懐から日記帳を取り出して見せた。
「『あ、あの日記帳は!?…』」
「『漸く思い出したようだな…そうだよ俺の傍に居た二人の少女はテメエが産み出し失敗作だと、出来損無いであると切り捨て放置していた第0世代アコードだよ!』」
「『は、母上?私達はその様な話を聞いた事など!?…』」
俺の言葉を聞いてオルフェが狼狽える。
真逆慕う母親がそんな人道から外れた事を仕出かしていたなどと信じられないのだろう。
「『ええい!…五月蠅い劣等種共めが!レクイエム目標をミレニアム及びあの戦艦に!裏切者と賊共を討ち果たすのじゃ!』」
「『し、しかし!…』」
逆切レをし開きなおったアウラはオーブへと向けていたレクイエムの照準を此方へと向け直し撃ってきた。
しかし…
「そう来るだろうとは予想していたぜ!エルクシオール、エンジェルフェザーシールド展開!!」
『リョウカイ!シールドテンカイ!』
「『回避ィー!』」
俺はエルクシオールの防御機能をフル活用して直撃したレクイエムの一撃を防ぎ、一方のミレニアムにはノイマンの圧倒的なまでの操艦テクニックにより危なげなく回避されていた。
ってか地上で戦艦をドリフト操艦するってどういう事だよ!?まああのノイマンだから当たり前か!(感覚麻痺
「『ば、馬鹿な!?…』」
「ああ、ついでに言っておくけど俺達はもうアンタ等の居場所の特定はとっくに済んでいるぜ」
「『何じゃと!?…』」
「『精々吠面かいてるが良いさ!総裁は必ず助け出した上でお前達の下らない野望を打ち砕いてやる!』」
俺がそう告げるとアウラ達は驚きシンが煽る。
さあ、今こそ反撃の狼煙を上げる時だ!